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取引先の出向受入について

著者 テリア さん

最終更新日:2020年06月20日 10:07

お世話になっております。
標記の件について、確認をお願い致します。

弊社ではある業務のクラウドサービスを法人向けに提供している企業になります。弊社社員は業務に詳しいがシステムに対する知見がほぼなく、特定の取引先1社にシステム開発を依頼している状況が10年以上続いています。

今後サービス上の相乗効果を持たせるために、この取引先を吸収合併したいと考えておりますが、互いの文化・制度も異なるため、まず手始めにこちらの取引先から社員の大半を出向で受け入れて弊社社員と出向社員を一体化した組織体系とし、業務が適切に運用されるかどうか様子を見ることを検討しています。(双方の代表はこの進め方で合意しています。)

出向元A社、出向先(弊社)B社とした場合、相互の就業規則人事評価制度、給与制度などあらゆる制度が異なるため、A社社員に不利益とならないよう配慮したとしてもB社の規則にA社社員を適用させる場合は、心理的にも相当な抵抗が生まれ、各種手続きも煩雑になると予測しております。そのため、段階的にB社に合わせるような進め方を考えております。

上記を踏まえ確認したいポイントは、

出向受入時に出向元社員のA社社員は、A社の規則を変更せずにB社の体制に組み込むような出向契約を交わすことは可能か?(当然B社社員はこれまで通りB社の規則を適用継続)

※まずは業務的に問題なく運用されるか、のみを主眼に置いて、制度そのものはそれぞれ双方のものを互いの社員に適用することを維持したまま進められると当面は軋轢等もなく進められると考えております。
合併を決断した際には当然弊社の制度を主体として組み込む予定です。

恐れ入りますがご確認のほどよろしくお願い致します。

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Re: 取引先の出向受入について

著者ぴぃちんさん

2020年06月20日 11:45

こんにちは。

> 出向受入時に出向元社員のA社社員は、A社の規則を変更せずにB社の体制に組み込むような出向契約を交わすことは可能か

在籍出向という条件での出向がそれに該当します。

就業規則等については、出向契約の取り決めないように従います。



> お世話になっております。
> 標記の件について、確認をお願い致します。
>
> 弊社ではある業務のクラウドサービスを法人向けに提供している企業になります。弊社社員は業務に詳しいがシステムに対する知見がほぼなく、特定の取引先1社にシステム開発を依頼している状況が10年以上続いています。
>
> 今後サービス上の相乗効果を持たせるために、この取引先を吸収合併したいと考えておりますが、互いの文化・制度も異なるため、まず手始めにこちらの取引先から社員の大半を出向で受け入れて弊社社員と出向社員を一体化した組織体系とし、業務が適切に運用されるかどうか様子を見ることを検討しています。(双方の代表はこの進め方で合意しています。)
>
> 出向元A社、出向先(弊社)B社とした場合、相互の就業規則人事評価制度、給与制度などあらゆる制度が異なるため、A社社員に不利益とならないよう配慮したとしてもB社の規則にA社社員を適用させる場合は、心理的にも相当な抵抗が生まれ、各種手続きも煩雑になると予測しております。そのため、段階的にB社に合わせるような進め方を考えております。
>
> 上記を踏まえ確認したいポイントは、
>
> 出向受入時に出向元社員のA社社員は、A社の規則を変更せずにB社の体制に組み込むような出向契約を交わすことは可能か?(当然B社社員はこれまで通りB社の規則を適用継続)
>
> ※まずは業務的に問題なく運用されるか、のみを主眼に置いて、制度そのものはそれぞれ双方のものを互いの社員に適用することを維持したまま進められると当面は軋轢等もなく進められると考えております。
> 合併を決断した際には当然弊社の制度を主体として組み込む予定です。
>
> 恐れ入りますがご確認のほどよろしくお願い致します。

Re: 取引先の出向受入について

すでにご理解かもしれませんが。

在籍出向に関して詳しく解説されたHpがあります。

このコンテンツは、東京都社会保険労務士会会員 井口 明喜(いぐち あきよし)先生のご協力により、皆様に大変有益な労務情報を提供するものです。 また、このコンテンツは、井口経営労務事務所および、(株)コミュニケーションサイエンスの双方のウェブサイトからリンクされています。

在籍出向に関するQ&A
http://www.cscj.co.jp/labor/no221.html

Re: 取引先の出向受入について

著者テリアさん

2020年06月22日 11:42

出向契約書にA社の規則を記載し、出向者に対し適用、運用するということで可能ということですね。(B社社員はこれまで通りB社の就業規則に則り運用)

参考になりました。ご回答ありがとうございました。


> こんにちは。
>
> > 出向受入時に出向元社員のA社社員は、A社の規則を変更せずにB社の体制に組み込むような出向契約を交わすことは可能か
>
> 在籍出向という条件での出向がそれに該当します。
>
> 就業規則等については、出向契約の取り決めないように従います。
>
>
>
> > お世話になっております。
> > 標記の件について、確認をお願い致します。
> >
> > 弊社ではある業務のクラウドサービスを法人向けに提供している企業になります。弊社社員は業務に詳しいがシステムに対する知見がほぼなく、特定の取引先1社にシステム開発を依頼している状況が10年以上続いています。
> >
> > 今後サービス上の相乗効果を持たせるために、この取引先を吸収合併したいと考えておりますが、互いの文化・制度も異なるため、まず手始めにこちらの取引先から社員の大半を出向で受け入れて弊社社員と出向社員を一体化した組織体系とし、業務が適切に運用されるかどうか様子を見ることを検討しています。(双方の代表はこの進め方で合意しています。)
> >
> > 出向元A社、出向先(弊社)B社とした場合、相互の就業規則人事評価制度、給与制度などあらゆる制度が異なるため、A社社員に不利益とならないよう配慮したとしてもB社の規則にA社社員を適用させる場合は、心理的にも相当な抵抗が生まれ、各種手続きも煩雑になると予測しております。そのため、段階的にB社に合わせるような進め方を考えております。
> >
> > 上記を踏まえ確認したいポイントは、
> >
> > 出向受入時に出向元社員のA社社員は、A社の規則を変更せずにB社の体制に組み込むような出向契約を交わすことは可能か?(当然B社社員はこれまで通りB社の規則を適用継続)
> >
> > ※まずは業務的に問題なく運用されるか、のみを主眼に置いて、制度そのものはそれぞれ双方のものを互いの社員に適用することを維持したまま進められると当面は軋轢等もなく進められると考えております。
> > 合併を決断した際には当然弊社の制度を主体として組み込む予定です。
> >
> > 恐れ入りますがご確認のほどよろしくお願い致します。

Re: 取引先の出向受入について

著者テリアさん

2020年06月22日 11:43

在籍出向についておまとめいただいた参考リンクのご紹介ありがとうございました。
改めて確認させていただきます。



> すでにご理解かもしれませんが。
>
> 在籍出向に関して詳しく解説されたHpがあります。
>
> このコンテンツは、東京都社会保険労務士会会員 井口 明喜(いぐち あきよし)先生のご協力により、皆様に大変有益な労務情報を提供するものです。 また、このコンテンツは、井口経営労務事務所および、(株)コミュニケーションサイエンスの双方のウェブサイトからリンクされています。
>
> 在籍出向に関するQ&A
> http://www.cscj.co.jp/labor/no221.html

Re: 取引先の出向受入について

著者boobyさん

2020年06月22日 12:38

在籍出向の場合、実務的には2つ問題があります。

1.出勤カレンダーが異なる場合、A社は休日でも営業しているB社を休むことができるのか。(逆もまたしかり)
2.手続き上、A社出向社員はB社に入社した形になることが多いです。そうするとA社における有給休暇数とB社のそれに差異が出る形になり、A社では有給休暇でもB社で欠勤となる可能性があります。

私は在籍出向の経験がありますが、1に関してはB社のカレンダーに従って業務を行い、A社休日の場合は休日出勤(ただし代休は取得できない)となること、2に関してはB社は欠勤だが、欠勤に伴うペナルティはないこと、以上2点が労使協定に盛り込んでありました。また、1の場合休日出勤の割り増し分はA社から出ていました。

私は製造業の社員なので、ラインが動いているのに一人だけ所属が違うから休日、という運用が許されなかったからですが、御社の場合、社員が営業日に一人だけ休んでいる、という状況に問題がないのかは考慮する必要があると思います。


> お世話になっております。
> 標記の件について、確認をお願い致します。
>
> 弊社ではある業務のクラウドサービスを法人向けに提供している企業になります。弊社社員は業務に詳しいがシステムに対する知見がほぼなく、特定の取引先1社にシステム開発を依頼している状況が10年以上続いています。
>
> 今後サービス上の相乗効果を持たせるために、この取引先を吸収合併したいと考えておりますが、互いの文化・制度も異なるため、まず手始めにこちらの取引先から社員の大半を出向で受け入れて弊社社員と出向社員を一体化した組織体系とし、業務が適切に運用されるかどうか様子を見ることを検討しています。(双方の代表はこの進め方で合意しています。)
>
> 出向元A社、出向先(弊社)B社とした場合、相互の就業規則人事評価制度、給与制度などあらゆる制度が異なるため、A社社員に不利益とならないよう配慮したとしてもB社の規則にA社社員を適用させる場合は、心理的にも相当な抵抗が生まれ、各種手続きも煩雑になると予測しております。そのため、段階的にB社に合わせるような進め方を考えております。
>
> 上記を踏まえ確認したいポイントは、
>
> 出向受入時に出向元社員のA社社員は、A社の規則を変更せずにB社の体制に組み込むような出向契約を交わすことは可能か?(当然B社社員はこれまで通りB社の規則を適用継続)
>
> ※まずは業務的に問題なく運用されるか、のみを主眼に置いて、制度そのものはそれぞれ双方のものを互いの社員に適用することを維持したまま進められると当面は軋轢等もなく進められると考えております。
> 合併を決断した際には当然弊社の制度を主体として組み込む予定です。
>
> 恐れ入りますがご確認のほどよろしくお願い致します。

Re: 取引先の出向受入について

著者テリアさん

2020年06月22日 17:22

ご回答ありがとうございます。

まさにこのような出向元・出向先間の制度相違に伴う、実務面での検討課題(特に休暇、給与、評価等)についてどう対処すべきか、という面でも悩んでいました。

実例を具体的にお出しいただき、非常に参考になりました。
ありがとうございました。


> 在籍出向の場合、実務的には2つ問題があります。
>
> 1.出勤カレンダーが異なる場合、A社は休日でも営業しているB社を休むことができるのか。(逆もまたしかり)
> 2.手続き上、A社出向社員はB社に入社した形になることが多いです。そうするとA社における有給休暇数とB社のそれに差異が出る形になり、A社では有給休暇でもB社で欠勤となる可能性があります。
>
> 私は在籍出向の経験がありますが、1に関してはB社のカレンダーに従って業務を行い、A社休日の場合は休日出勤(ただし代休は取得できない)となること、2に関してはB社は欠勤だが、欠勤に伴うペナルティはないこと、以上2点が労使協定に盛り込んでありました。また、1の場合休日出勤の割り増し分はA社から出ていました。
>
> 私は製造業の社員なので、ラインが動いているのに一人だけ所属が違うから休日、という運用が許されなかったからですが、御社の場合、社員が営業日に一人だけ休んでいる、という状況に問題がないのかは考慮する必要があると思います。
>
>
> > お世話になっております。
> > 標記の件について、確認をお願い致します。
> >
> > 弊社ではある業務のクラウドサービスを法人向けに提供している企業になります。弊社社員は業務に詳しいがシステムに対する知見がほぼなく、特定の取引先1社にシステム開発を依頼している状況が10年以上続いています。
> >
> > 今後サービス上の相乗効果を持たせるために、この取引先を吸収合併したいと考えておりますが、互いの文化・制度も異なるため、まず手始めにこちらの取引先から社員の大半を出向で受け入れて弊社社員と出向社員を一体化した組織体系とし、業務が適切に運用されるかどうか様子を見ることを検討しています。(双方の代表はこの進め方で合意しています。)
> >
> > 出向元A社、出向先(弊社)B社とした場合、相互の就業規則人事評価制度、給与制度などあらゆる制度が異なるため、A社社員に不利益とならないよう配慮したとしてもB社の規則にA社社員を適用させる場合は、心理的にも相当な抵抗が生まれ、各種手続きも煩雑になると予測しております。そのため、段階的にB社に合わせるような進め方を考えております。
> >
> > 上記を踏まえ確認したいポイントは、
> >
> > 出向受入時に出向元社員のA社社員は、A社の規則を変更せずにB社の体制に組み込むような出向契約を交わすことは可能か?(当然B社社員はこれまで通りB社の規則を適用継続)
> >
> > ※まずは業務的に問題なく運用されるか、のみを主眼に置いて、制度そのものはそれぞれ双方のものを互いの社員に適用することを維持したまま進められると当面は軋轢等もなく進められると考えております。
> > 合併を決断した際には当然弊社の制度を主体として組み込む予定です。
> >
> > 恐れ入りますがご確認のほどよろしくお願い致します。

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