病気療養中の社員の解雇（退職）について

> 現在当社には病気（乳癌）療養中の女性社員がおります。乳癌と診断され会社を休み始めてから４ヶ月が経ちました。本人は何れ病気が治ったら会社に復帰することを望んでいるみたいなのですが、正直現段階では１年以内に復帰出来るとはとても思えない状況です。会社に席をおいておくことで傷病手当金を請求出来ることと、あと１０年弱で訪れる年金需給の金額をどうも気にしているみたいなのですが、復帰の目処が経たない社員を在籍しておくことは会社にとってデメリットしかないため、出来れば辞めて（自主退職）頂きたく思っております。最悪解雇も検討中です。本人及びご主人は「会社のために今まで働いてきてやったのだから、このくらいして当然だ」ぐらいのことを平気で言っているのですが、会社としてはどうすることも出来ないのでしょうか？当社は本当はいけないのですが、まともな就業規則の作成はしておりません。また僕はこの会社で初めて総務の職に就き、現在は僕一人で事務全般を行っております。どうかご存知の方がいらっしゃいましたらご教授の程よろしくお願い致します。


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内部監査業務を遂行しております。
社労士とかの専門家ではありませんが、お考えの点は、＜労働基準法＞第20条（解雇の制限）に抵触するのではありませんか。
　業務上のケガや病気により療養をしていて、その開始後３年がたっても療養中で労災保険の傷病補償年金を受けているときは打切り補償を行ったと見なされて解雇することが出来るとされています。

但し、第18条（解雇）により、会社としての解雇権の行使は、
社員が次の各号の一に該当するときは解雇する。
(1)身体又は精神の障害により職務に耐えられないと認められるとき　（以下略～）、
とされてはいます。が、それらの条件確認は充分に行わなければなりません。

その条件と確認した場合ですが、　
第19条（解雇の予告）
　前条により解雇する場合には30日前までに予告するか、又は30日分の平均賃金を支給して解雇する。この場合において予告の日数は平均賃金を支払った日数分だけ短縮する。
となっています。
　
　解雇に関しては、その諸条件が適切に行われない場合は、労働基準法違反により、罰則もなされます。
やはり、弁護士あるいは社労士の方とご相談することが必要と思います。

こんにちわ。

まともなものではない就業規則には、休職に関する規定がどのように記載されていますか？

休職期間満了解雇など、規定されていれば、そのとおりに進めればよいのですが、規定はありますでしょうか？

解雇は、解雇理由を明示しなければならず、体力も要ります。

一度話がこじれると、予想以上にお金も時間も掛りますので、「円満」をポイントに進める事をおすすめします。

> 現在当社には病気（乳癌）療養中の女性社員がおります。乳癌と診断され会社を休み始めてから４ヶ月が経ちました。本人は何れ病気が治ったら会社に復帰することを望んでいるみたいなのですが、正直現段階では１年以内に復帰出来るとはとても思えない状況です。会社に席をおいておくことで傷病手当金を請求出来ることと、あと１０年弱で訪れる年金需給の金額をどうも気にしているみたいなのですが、復帰の目処が経たない社員を在籍しておくことは会社にとってデメリットしかないため、出来れば辞めて（自主退職）頂きたく思っております。最悪解雇も検討中です。本人及びご主人は「会社のために今まで働いてきてやったのだから、このくらいして当然だ」ぐらいのことを平気で言っているのですが、会社としてはどうすることも出来ないのでしょうか？当社は本当はいけないのですが、まともな就業規則の作成はしておりません。また僕はこの会社で初めて総務の職に就き、現在は僕一人で事務全般を行っております。どうかご存知の方がいらっしゃいましたらご教授の程よろしくお願い致します。

こんにちは。
久保先生のご回答についてなんですが、この方は乳がんなので、業務上の疾病についての労基法１９条の対象ではないと思いますが。私も、御社の休業、休職についての規程によって決められることだと思います。

> こんにちは。
> 久保先生のご回答についてなんですが、この方は乳がんなので、業務上の疾病についての労基法１９条の対象ではないと思いますが。私も、御社の休業、休職についての規程によって決められることだと思います。

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ごんちゃんさま
このたびに問診ですが、確かに病気療養中ではありますが、本人から退職をしたくはない申し入れがありますが、退職進言として業務上ではない「病気」又は「けが」による理由による解雇権を行使することができる場合があります。
ただそれを行使するにはそれ相当の理由がなければなりません。
まったく労務の提供が困難な場合、つまり、まったく働けない場合ですね。その理由による場合には解雇権の行使をすることは可能です。
業務上による疾病とか怪我ではその行為をすることはできません。ただ、復帰後30日を経過すればその行為をすることはできます。

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> > こんにちは。
> > 久保先生のご回答についてなんですが、この方は乳がんなので、業務上の疾病についての労基法１９条の対象ではないと思いますが。私も、御社の休業、休職についての規程によって決められることだと思います。
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> ごんちゃんさま
> このたびに問診ですが、確かに病気療養中ではありますが、本人から退職をしたくはない申し入れがありますが、退職進言として業務上ではない「病気」又は「けが」による理由による解雇権を行使することができる場合があります。
> ただそれを行使するにはそれ相当の理由がなければなりません。
> まったく労務の提供が困難な場合、つまり、まったく働けない場合ですね。その理由による場合には解雇権の行使をすることは可能です。
> 業務上による疾病とか怪我ではその行為をすることはできません。ただ、復帰後30日を経過すればその行為をすることはできます。

久保先生　さま
業務外の傷病疾病による勤務不可能が解雇事由になるのはわかりますが、労基法１９条の話や打切り補償は業務上の傷病のみに問題になるのではありませんか？ちなみに(解雇予告）は２０条ですよね？

久保先生、ごんちゃん様、HAL2様

色々とご教授頂き、本当にありがとうございます。

僕には少しお話しが難しいところもございますが、
法的（労働基準法）にはこのような際のはっきりとした決まりがないと
判断してよろしいのでしょうか？
また自主退職を強要するのも、解雇も基本的には難しいと。

僕が会社に入社した際、事務全般を行っていた役員がいたのですが、
昨年その者が役員（株主）自体を降りて会社を辞めてしまいました。

その頃に当社の就業規則を見たような記憶があるのですが、
昨日探してみましたが見当たりませんでした。
当社代表などにも確認したのですが、知らないとのことです。
（適当で申し訳ございません．．．）

当社は１０人以上の会社なので休業規則は必須ですよね。
近日中に改めて作成しようと思っているのですが、
当然このような場合、あとから作成した就業規則は無効ですよね。
また多分、労働基準局には提出しているはずなので、
紛失した旨を伝えてコピーをもらうことなど出来るのでしょうか。

貴重なご意見、本当にありがとうございました。
また何かの際にはどうかよろしくお願い致します。

失礼致します。

こんにちは。

> 法的（労働基準法）にはこのような際のはっきりとした決まりがないと
> 判断してよろしいのでしょうか？
> また自主退職を強要するのも、解雇も基本的には難しいと。

御社の状況では、解雇自体は出来ないことはないと思いますが、
解雇理由の正当性を示せる様に理由を付けなければなりません。

解雇の実施については、周到な準備が必要で、知識のない方が行うと
大きなトラブルとなります。

まずは、社会保険労務士などに相談してみる事をオススメします。

http://www.tokyo-cci.or.jp/soudan/keiei.html

商工会議所などで、無料相談を実施していますので、参考にしてください。

> その頃に当社の就業規則を見たような記憶があるのですが、
> 昨日探してみましたが見当たりませんでした。
> 当社代表などにも確認したのですが、知らないとのことです。
> （適当で申し訳ございません．．．）

状況からして、就業規則が見当たらないなどのあり得ない状況ですので、
まずはそれを解決してからになると思います。その辺も社労士に相談
してみたほうがいいと思います。

HAL2様

早々のご回答ありがとうございます。

そうですよね。
就業規則がないなんて論外ですよね。

ただ僕的には就業規則がなくても労働基準法などで
この様な際の決まり事みたいなものがキッチリあるもんだと思ったので、
ご相談させて頂いた次第です。
HAL2様、及び他の皆様方にもご面倒をお掛けし
本当に申し訳ございませんでした。

HAL2様のお言葉通り、その辺をキチッとしてから
再度検討したいと思います。

現在病気療養中の社員は、実は僕と仲が良かった者なので
僕自身も出来れば解雇は避けたいという考えでした。
ただ会社のことを考えるとどうしてもデメリットしか考えられなかったのと、
あまりに自分自身さえ良ければみたいな考えが見えたので、
当社代表と相談してこういった際の決まりみたいなものは
ないのかという話しになり、この場で相談させて頂きました。

今後はその社員となるべくお互いが納得出来るよう、
良く話し合い、検討していきたいと思います。

皆様、本当にありがとうございました。

総務初心者でくだらない相談等するかもしれませんが、
これからもどうぞよろしくお願い致します。

失礼致します。