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労務管理

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資金の私的流用?について

著者 ao_kuzira さん

最終更新日:2007年12月05日 23:01

みなさん こんにちわ
労使関係法令順守への道を模索中のao_kuziraです。
労働基準監督署と新たに +税務署 を加えるべく作戦検討中)

今回は労使問題を調査していく中で、同族経営者の会社資金私的流用?の疑いが気になりましたので相談させてください。

社長、工場長、会長(みなさん同族)の方の車、そのガソリン代、家の駐車場代、競艇場までのタクシー代等々が怪しいにおいがします。会話の中で「買ってもらった」「借りてもらった」というお話を聞きましたが、「自分で買ったんだ」とは聞いたことがありません。出モトは会社の財布から?。。。。。疑い1
税金対策と思いますがどこまで私的流用が許されるものなのでしょうか。
このような疑わしき会計監査役が調査するものだと思いますが、名前だけの監査役だとすると経営者のやりたい放題ということになると思います。

また、毎月3000円の互助会費が給与から天引きされています。会計報告や互助会規約がありません(管理は会社)。先日、忘年会を行いましたが経営者の方は互助会費をちゃんと納めているのか、僕らのお金なのに何にどう使ってんの?会社のお金と思ってません?。。。疑い2

<相談内容>
1)このような不明瞭な状況を取り締まるための規制・法律・株式会社法等はありますか?
2)会計詳細を1労働者が確認するもしくは、内容を知る方法は?
3)監査役は誰?調べる方法は(株式会社なので法務局等に行けば閲覧できますか)?
4)税務局はどのようなとき調査に入りますか?


参考データ
企業Spec
製造業、人数:約70名、株式会社(非公開)


最後に私の気持ちとしては、会社の金は経営に、個人の物は個人でとはっきりさせて貰いたい。会社のお金≒私の財布 のようなことは許せません!!

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Re: 資金の私的流用?について

著者たまりんさん

2007年12月06日 09:16

こんにちは、ao_kuziraさん。

 さて、ご相談の件ですが、私は専門家ではないので、完璧なお答えはできないのですが、先に違う観点から指摘しておきたいところがあります。

 具体的には、今回あげられたような私的流用(?)は、こと小規模で同属経営の会社であれば『よくある話』です。
 例に挙げられた車やガソリン代については、弊社のようにそこそこの規模(非公開、従業員約350名、しかし同属経営ではない)でさえ、悲しいかな『普通』に行われており、一種の“隠れ給与”になっています。

 結局は、経営者の“モラル”の問題であり、会社を“自分の所有物”とみなしているのか、また、“公私混同をするのか・しないのか”の問題なのです。
 一方で、恐らくその方々は、「悪いことをしている気がない」、言い換えれば「(今まで問題になったことがないので)当たり前のこと」なのですよ。

 その辺りが“キー”なので、私見ですが、そんな会社が気に食わないのであれば「お辞めになられた方がよい」と思いますし、仮にそれらが不正であると分かったとしても、ao_kuziraさんに「何らメリットはない」、はっきり言えば、結局は退職に追い込まれると思います。
 世間には星の数ほどの会社があるのです。『正したい』というお気持ちは十二分に理解できますが、どうせなら、苦しくても楽しく・やりがいのある会社で『気分良く』働いた方がよいのではないでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 さて、本題に戻りますが、ご質問の件は、以下の通り回答いたします。

Q1.このような不明瞭な状況を取り締まるための規制・法律・株式会社法等はありますか?
A.『予め取り締まる』という意味では、規制等はないと思われます。
 『結果』に基づいて、規制・法律・会社法等の“網”が掛けられるのが“現実”と申してよいでしょう。
 仮に、車やガソリン代を私的流用していれば、先に挙げたように「給与」として認定され、税務調査等で納税しないといけないのですが、極論それだけのことです。
 ちなみに、弊社の事例を先に挙げましたが、税務調査でそれらの指摘を受けたことはありません。

Q2.会計詳細を1労働者が確認するもしくは、内容を知る方法は?
A.非公開会社ということなので、一番簡単なのは、会社で『決算書を見ること』ですが、ao_kuziraさんは、経理の担当者ではなさそうなので難しいですね。
 他に信用調査会社でも決算書を取得することは可能ですが高額ですし、いずれにしても所詮『紙だけ』の世界ですので、解明は難しいでしょう。

Q3.監査役は誰?調べる方法は(株式会社なので法務局等に行けば閲覧できますか)?
A.ご想像の通り、法務局に行って、登記簿謄本を取得すれば調べられます。
 ただ、想像ですが、同属会社ということなので監査役は“社長等の奥さん”など形だけ、最悪の場合は、同族会社の恩恵にあずかっている一人かもしれませんよ。

Q4.税務局はどのようなとき調査に入りますか?
A.定期的な税務署の他ということであれば告発等、いわゆる「ちくり」等によって調査が入るときがあります。
 しかし、車代やガソリン代程度のことであれば、先述したとおり『納税』すればよい程度で、それほど悪質な事例(所得隠しや脱税行為)とは思えませんね。

以上、ご期待されているようなお答えではないのでしょうが、第三者の目でお答えさせていただきました。

Re: 資金の私的流用?について

著者外資社員さん

2007年12月06日 14:10

すでに たまりんさんの適切な回答があるので、
少しだけ補足を。

同族会社とのことですが、社外株主は居ないのでしょうか?
会社で公私混同をして、文句を言えるのは株主です。
社外株主がいないならば、株主合意でやっていること
ですから、株主配当が形を変えていると納得するしか
ありません。

社員、労働者など、経営権が無い人間が配当の配分を
云々できませんので、それを憤っても仕方が無いと
思うのが分別なのだと思います。
(法的には税務監査の問題で給与扱いで追徴課税程度)

それが許せないのなら、私も転職をお勧めします。
とは言え、大きな会社と言えど、怪しげな接待費を
会社に回す人もおります。
入社時に、まさか貴社の役員は公私混同をしませんよねと
聞けないので、心配は尽きないのだと思います。

どんな会社であれ、
経営権や監査権が無い人間が憤っても
デメリットの方が多いのは事実だと思います。

Re: 資金の私的流用?について

著者ao_kuziraさん

2007年12月06日 21:15

たまりんさん

ご回答ありがとうございました。
同族系の会社はこんなものなんですね。
そういえばTVで話題となった偽装事件とかは、みんな同族経営でした。。。

結論は、「本件で攻め込んでも労働者にメリットは無い。」ということなので、これで完了としておきます。
自分には良くわからない分野でしたので、勉強になりました。

Re: 資金の私的流用?について

著者ao_kuziraさん

2007年12月06日 21:46

外資社員さん

ご回答ありがとうございました。
株式会社ですが非公開ということで情報が全くつかめません。
多分、株主には銀行さんとかいると思うのですが、そのへんがわからん。(-_-;)

2部上場してもらうか、社員持株会とか作ったら、少しは話し合いの席がつくれるかも知れません。
ちょっと先の長い話ですね。

それから転職については考えてません。
某自動車会社内で設計をしていましたが、ほとんど家に帰れず、子供や家族のためにならないので、今年の4月に転職したばかりです。
去年と比べると楽なのですが、最近、仕事が物足りなくなってきたのと、経営のだらしなさに嫌気が差してきたので、現在は労使関係改善活動に燃えています。

Re: 資金の私的流用?について

著者外資社員さん

2007年12月07日 08:53

ao_kuziraさん
>、経営のだらしなさに嫌気が差してきたので、現在は労使>関係改善活動に燃えています。
これは素晴らしいことですね。

自分の職掌にないことに憤るより、
労使関係は手の届くことでもあり、社員の全体の利益にも
つながると思います。
良い緊張感がある労使関係は、経営側にも"見られている”
という意識を生むと思います。
そうした中で良い方向が生まれることをお祈りします。

ao_kuziraさんへ

著者たまりんさん

2007年12月07日 10:02

おはようございます、ao_kuziraさん。

 かなりネガティブなことを申しましたが、私も外資社員さんと同様にエールを送りたいですね。

 外資社員さんへのご返信を拝見する限り、株式公開等をお考えのようですね?
 実は、弊社も一時期それを目指し、結構いい線までいきましたが昨今の経済情勢等により、事実上無期延期状態になっているのです。
※当時、総務部(人事労務)から社内出向状態で公開準備室にいました。

 その過程で、本件のような事柄が炙り出され、いくらかは改善されましたが、経営陣の実際の心中は「なんでそんなことまで(証券や監査法人に)言われなあかんねん!」「今まではこれでよかったのに」が常に付きまとっていましたね。
 正直、それが障害となって審査が中断されたこともしばしばでした。

 証券会社と四方山話をしていたときに『業暦が浅い会社は、割と柔軟に経営者も理解し、正すべきところは正してもらえるけど、逆はなかなかムズカシいんですよね。』とおっしゃってました。
 つまり、当初私が申したように、創業者など昔からいる人になればなるほど、“世間一般は”や“普通は”を知らないので、問題意識が全くないのですよ。
 
 よって、『「本件で攻め込んでも労働者にメリットは無い。」ということなので、これで完了としておきます。』とお返事を頂きましたが、完了などせずに少しずつ改善していってください。決して諦める必要はないと思います。

以上

エールありがとうございます。

著者ao_kuziraさん

2007年12月07日 23:29

たまりんさん、外資社員さん

ご返信ありがとうございました。
前職の仕事柄、計算や調整、法令解釈等々は得意なので
いろいろネタを集めて経営者とお話したいと思っております。

最近、計算をしていてワクワクする自分にチョット来てるなー と思うのと、専務に法令や計算書を見せて「法令に抵触してるみたいですよ。」ととぼけて話してジワリと追い込むのが緊張感があってちょっとヤバイです。

近頃はゲーム感覚になって来ているような気がしてマズイなとすこし反省。熱くなって口げんかになったら負けなんで、冷静にさらっと交渉することにポイントを置いています。
まじめに考えすぎないことが良いかも知れません。
最近の悩みは労使問題のリストを作ったのですがそれをどうしようか迷っています。
監督署or経営者と直接話し合い どちらを先行するか難しい選択です。

労使関係改善は、最終目標のボーナス100万円だせる会社にするためのプロセスの一つですので、これからも色々な方面を調査、勉強していく所存です。

以上

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