委託契約会社への転籍について

こんにちは。
基本的には、事業縮小による人員整理で、
会社都合の退職（解雇）になると思います。

一般に解雇の場合には、理由の正当性が問題になりますが、
今回は、再就職先はあり、仕事内容も変わらず勤務場所も
変わらないので、解雇の正当性は心配がなく、補償面でも
あまり配慮が要らないということになります。
とは言え、あくまで転籍（再就職）は嫌だという人が
いると、解雇扱いとなります。
フトコロに余裕があれば、多少の補償も必要かも
しれません。
再就職先があり、転籍という見方も一面では正しいの
ですが、労働者から見れば解雇、就職になります。
（雇用契約は、新規となりますので）

ですから、労働条件の差異、従来の休暇の扱い、
退職金、勤務年月の考え方など、細かい処遇については
可能な限り明確にした方が良いでしょう。
雇用条件は、新しい会社の自由ならば、その点は
明確にしておくべきです。
条件が変わらないならば、不満な人は減り、
条件が異なれば不満な人が増え、不明ならば不安な人が
多くなります。

とは言え、会社の手続きとしては、解雇扱いと思います。
それ以上の、新会社への情報提供や協力は、労働者合意の上
会社相互の約束として決めることですよね。