• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

インベスター・リレーションズ 理解編 その1 ほか

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■■■■ ■■■■ ■■■■ 中小企業経営塾 第31号 2001年11月30日
■ ■ ■
■■■ ■ ■ ■■
■ ■ ■ ■ 発行:株式会社イーシーセンター
■■■■ ■■■■ ■■■■ http://www.ecg.co.jp/
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
原稿執筆の励みになりますので、
ご意見・ご感想を、是非お聞かせ下さい > > > info@ecg.co.jp
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ 目次
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
▼社外重役 あと123日 税理士 榎本 恵一

▼「問いかけ」のスキル 中小企業診断士 駒井伸俊

▼自分の大切な人の寿命を知っていた方がいいですか 落語家 三遊亭金時

▼ライフプランのエッセンス「生きがい」 AFP 小林義和

▼インベスター・リレーションズ 理解編 その1 MBA 藤井 路子

▼編集後記 副編集長 小林 義和
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ 社外重役 あと123日 税理士 榎本恵一
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
今年も残すところあと一ヶ月になりました。終わりよければ全て良しでいき
ましょう。今号より、新しいコラム(IR理解編)が3回シリーズで始まります。
IRの考え方のご理解の一助になると思います。

さて、タイトルに【あと123日】と書きました。私の頭の中には、既に今年
の終わりというよりも、来年の4月1日の到来があります。この4月1日が全
ての日本人の変革日と位置付けています。『ペイオフ解禁(*1)』・『連結納税
制度(*2)』等、身の周りの問題から今後の企業の生き残りも視野に入れた企業
再編税制のスタートです。明日のわが身が分からない時代ですが、是非とも複
眼経営(利き目では、目の前の事を、もう一方の目では2~3年先を読む力の
育成)をなさってください。

但し、『ペイオフ』にしても度々再延期などの活字が新聞に躍っています。
又、『連結納税制度』に関しても、一旦導入を決めたにも関わらず、1年延期
の発表後、小泉首相の再検討の指示の末、当所予定通り来年4月から導入する
ことで事実上決定を見た有様です。景気の低迷・雇用情勢の更なる悪化で、色
々な問題は山積していることはありますが、是非とも、ブレないグランドデザ
イン(3~5年後の方向性)を政府に出してもらいたいと願っています。

今回のメルマガ情報は2つ。一つは、『売掛金債権担保保険の創設』そして
12月1日よりお近くの郵便局で住民票などが取得できるサービス開始(*3)の
情報です。

売掛金債権担保保険の創設』の具体的な話は、声の情報(*4)をお聞きくださ
い。一言でいえば、現在国会で審議が行なわれている目玉項目です。不動産等
の物的担保に依存しないで中小企業が資金調達するために中小企業が保有する
売掛債権担保にして金融機関から融資が受けられる(信用保証協会の保証付
き)制度です。成立したら画期的ですね。まさに時代は日々進化中です。


*1勝経営の経営指南・・・ファイナンス(FP)
http://www.ecg.co.jp/katsu/finance/000204.htm?mm31

*2メルマガバックナンバー 第13号 コラム 連結の範囲
http://www.ecg.co.jp/mail/back_vol13.htm?mm31

*3 NIKKEI NETの記事
http://www3.nikkei.co.jp/kensaku/kekka.cfm?id=2001110907024

*4 声の情報
声による情報 03-5909-9102(録音されてメッセージが聞けます)
 ホームページによる文字情報 http://www.ecg.co.jp/koe?mm31


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ 「問いかけ」のスキル 中小企業診断士 駒井伸俊
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
―「過去志向型の質問」と「未来志向型の質問」―
前回は、相手の中にある答えを「問いかけ」によって引き出すためのスキルと
して「閉じた質問」と「開いた質問」について、お話しました。今回は「過去
志向型の質問」と「未来志向型の質問」について考えてみましょう。

まず「過去志向型の質問」です。これは、一言で言えば、過去形の言葉を「問
いかけ」の中に含むものです。例えば「・・・の件はどうなったのかな?」と
か「どうして、事前にアポをとらなかったんだ?」といった質問です。「過去
志向型の質問」をされた場合、相手はどのような答えをするか考えてみましょ
う。「過去志向型の質問」の「問いかけ」により、相手方の意識は過去の方向
に向き、自分の記憶をたどってその事実を確認します。その事実が「問いかけ」
を投げた質問者の意向にそうような事実であれば「報告が遅れましたが、・・
・となっています。」となるでしょう。しかし、その事実が質問者の意向にそ
わないような場合はどうでしょう。きっと、返ってくるであろう返事は、しな
かった、できなかったことへの《いいわけ》が中心になるでしょう。つまり
「過去の事実」と「質問者の意向」のギャップに対する《いいわけ》です。
「ここのところ忙しくて、まだ、・・・の件は、・・・。」といった感じです。
これでは、解決策を生みません。

一方「未来志向型の質問」の質問は「問いかけ」の中に未来形の言葉を含む質
問を言います。例えば「君は、将来、どうしたいのか?」とか「予算を達成す
るには、どうしたらいいのか?」といった質問です。「未来志向型の質問」の
質問を投げかけられた場合、相手の意識は将来の方向に向き、将来のあるべき
姿を明らかにします。そして、将来のあるべき姿と現状のギャップが認識され
ます。そこに、その人が《必要とする答え》があります。将来あるべき姿に向
けての《目標》といってもいいかもしれません。このように「問いかけ」の投
げ方1つで、《いいわけ》からスタートするか、《目標》からスタートするか、
相手方の行動は大きく異なります。もちろん、すべての「過去志向型の質問」
の意味がないというのではありません。ただ、以前に書いたように、コーチン
グは「その人は、有能であり、無限の可能性を持っている。そして、その人の
必要とする答えは、すべてその人自身の中にある。」という考え方にたってい
ます。その人の持つ無限の可能性を引き出すとしたら「未来志向型の質問」の
方がより効果的ではないでしょうか。

*駒井先生の紹介ページはこちら
http://www.ecg.co.jp/supporter/komai/?mm31


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ 自分の大切な人の寿命を知っていた方がいいですか 落語家 三遊亭金時
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
今回はちっとヘビーな話題であります。このメールマガジンを見て下さってい
る方の中にも、家族、友人、あるいは恋人に先立たれた方もいるでしょう。そ
の人の死ぬ日は、予め知っている方がいいですか。それとも知らない方がいい
ですか。

私は高校時代の恩師をガンで失いました。53歳という若さ。しかし家族は半
年前に余命一年と宣告されていたので、お嬢さんの結婚式も早めて花嫁姿も見
せたし、思い出作りの旅行も行った。ある程度心の準備も出来る。まあ、その
本人と接しているのは辛いと思うけど・・・

しかし、あたしのカミさんのお父さんは、結婚式の五日前に心筋梗塞で亡くな
りました。せめて十日早く挙げていれば・・・と、悔やまれてなりません。

ちなみに会社の寿命は30年という説があります。会社にもいつ何時病気(事
故)が発生するかわかりませんし、そういう会社の情報は、得意先や従業員
株主契約者などは早く知りたいでしょうね。しかし、その情報が誤りで、な
んでもない健全な会社を倒産においこんでしまうケースもありえるでしょう。
人の寿命と会社の寿命を同じに考えるのは非常に難しい問題ですが、今回のテー
マ、大切な人の寿命について、あなたはどっちがいいですか。

*金時さんのオフィシャルページはこちら
  http://www.club-ec.com/kintoki/?mm31

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ ライフプランのエッセンス「生きがい」 AFP 小林義和
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
時間は結構あるもので

将来、自由になる時間はいったいどれくらいあるのでしょうか?以下の条件の
もとに仮計算してみると、
(前提条件)
・80歳まで生きる。
・睡眠など生活に必要な時間を10時間とする。

「在職期間の自由時間」
自由時間の計算は1週間を思い浮かべて、仕事の日と休みの日を平均します。
(例)平日:1日0.5時間、土・日曜日:1日4時間
(0.5×5日+4×2日)÷7日=1.5
1日平均1.5時間
その時間を、定年まで積算します。
1日平均×365日×定年までの年数=在職期間の自由時間

「在職期間の自由時間」
60歳で退職してから80歳までは20年になりますから、1日の自由時間は、
24時間-10時間=14時間
14時間×365日×20年=102,200時間

「生きがいの対象の時間」
在職期間の自由時間+在職期間の自由時間=生きがいの対象時間になります。
この時間と、生涯の労働時間を比較すると、20歳から60歳までの40年間、
1日10時間の労働を年間250日行なったとすると、
 10時間×250日×40年=100,000時間となります。

人によっては逆転する方もいらっしゃるでしょう。しかし、前提条件であれば
人に与えられた時間は案外あるものです。日本人はこういう時間の使い方が下
手だといわれますが、これだけの時間、あなたならどう使いますか?



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ インベスター・リレーションズ 理解編 その1   MBA 藤井 路子
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
今まで3回に渡り、IR(Investor Relations)が意味するところやIRが必要と
なってきた背景についてお話してきました。次号からは、具体例を取り上げて
いきたいと考えていますが、今号では、最近話題になっている社外取締役制度
からIRを探り、情報を発信する側の意識の持ち方についてお話していきたいと
思います。

既にご存知のことかと思いますが、社外取締役制度とは、株主の立場から経営
を監視する役を担った外部の人間が、その企業の経営に参画するという制度で
す。米国では、法律としての強制力はないにしろ株式市場への上場規則として
この制度を採用しています。日本では現在、2002年の商法の改正案として大会
社(資本金5億円以上か負債総額が2百億円以上)に一人以上置くことを義務付
けようと試案、審議していることで注目されています。

極端に考えるならば、自社のことを全く知らない人間が、ある日突然やってき
て、今まで試行錯誤しながら、様々な背景があって築き上げてきたことに、あ
れやこれやと口を出す。この制度を法律として義務付けることへの是非は多く
ありますが、経営者には一般に懐疑的に見られているようです。しかし、例え
ば、経営者がAとBを秤にかけたとき、意識無意識に拘らず自分、もしくは自社
に有利な方、良く見える方を選択する。また、生え抜きの役員陣で固められた
取締役会であれば、会長や社長に率直に意見を述べられる人はいない。そのよ
うな閉鎖的な中での選択や決定は、時として企業経営にゆがみを生じさせ、言
うなれば『裸の王様』のような状況に陥る危険性があることを否定できません。

IRに置き換えて考えてみましょう。企業がIRに目を向け、いざ情報を発信した
くとも、社内の人間だけで考えていたのでは何かが見えなくなっている可能性
があります。投資家との関係を築くために必要なIR活動でも、ポイントを間違
えるとせっかくの情報がまったく意味をなさない、逆に外部に誤解を生みかね
ない情報になるのです。重要なのは、例え今回取り上げた制度が法制化されな
くとも、皆さんの企業が制度の対象となる大企業ではなくとも、誰かが別の視
点で企業を見ているという意識を持つことです。

IRに限らず、情報をどのタイミングで誰にどうやって、どれだけ伝えるかとい
うことは、非常に重要なポイントです。しかし、全ての出発点は、情報の発信
側が情報開示をすることに対して、どのような意識を持っているかに尽きるの
です。

全てを社内で閉鎖的に決定することが、開示できる情報の範囲をどんどん狭め
ていると感じたことはないでしょうか。社内の決定事項を予め外部に知らせな
いという前提に知らせる情報を取捨するか、予め知らせるという前提の中から
知らせてはいけないものを取捨していくか。ちょっとした意識の持ち方で根本
的な情報開示の姿勢が変わってくるのです。

では、実際にIRでは情報をどのように発信しているのでしょうか。次号では、
IRが行う情報の発信手段について具体的に紹介していきたいと思います。



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ 編集後記 副編集長 小林義和
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
鈴木その子さんの遺産総額が発表されました。総額88億円、お嬢さんだけが
相続された為、相続税は55億円にもなるそうです。実に約63%も税金にもっ
ていかれる大変なことです。ルールですから相続税を払うのは仕方ないにして
も、よくわからない使い方をされるは考え物です。そういえば、そろそろ年末
調整の時期ですね。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
メールマガジンの申込・解除 http://www.ecg.co.jp/mail/
発行システム ■ まぐまぐ(ID 0000052980) http://www.mag2.com/
■ Pubzine(ID 014722) http://www.pubzine.com/
■ Macky! (ID 014722) http://macky.nifty.com/
■ メルマ! (ID m00044409) http://www.melma.com/
↑ 登録や解除はそれぞれの発行システムからお願いします
バックナンバー http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000052980
問い合わせメール info@ecg.co.jp
----------------------------------------------------------------------
このメールマガジンの無断転載・無断引用は禁じます
All Rights Reserved (c)2001 by EC CENTER Co.,Ltd.
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

絞り込み検索!

現在22,563コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP