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職務・役割等級制度とは(2)~職務評価

仕事基準の人事賃金制度の代表が、職務・役割等級制度です。
前回のコラムで、この制度の導入ステップの第一歩である「職務分析」のお話をしました。
今回は、それに続く作業である、職務評価のお話をしてみます。

職務分析で、職務内容、職務要件、職務責任、職務権限を分析し、「職務記述書」にまとめました。
この段階で明らかになったのは
・会社にはどんな職務があるか
・その職務は、どんな内容で、どんな要件(知識、能力など)が必要か
――というところまでです。

まだ、職務の価値づけは行われていません。
そして、それができていないと、賃金決定ができません。
そこでやらなくてはならないのが、「職務評価」という作業です。

それでは、職務評価はどうやればいいのでしょうか?

職務評価の方法には、次のようなものがあります。

序列法

全部の職務を、重要度の順に並べる方法です。比較的、簡単な方法です。ただ、この方法で明らかになるのは、「職務の相対価値」です。序列の論理的な説明が難しいという欠点があります。

分類法

まず職務等級表をつくります。そして、職務等級の定義づけをします。
たとえば…
 2等級:定型業務。短期的な部署の利益に影響。マニュアル知識必要。
 3等級:判定業務。中期的な部署の利益に影響。業界知識必要。
などといった具合です。

そして、この等級表に照らして、各職務がどこに該当するかを判定していきます。

点数法

職務に共通する要素を選び出します。たとえば、「知識」、「経験」、「判断」などといったものです。
そして、各要素をレベル分けし、点数を設定します。
たとえば、「知識」の要素だと、次の通りです。
・レベル1(1点):マニュアル知識
・レベル2(2点):業務に関連する法律知識

そして、各職務を、これらの要素で評価し、点数づけをしていきます。
「○○職務は、知識レベルは2、経験レベルは1」という具合です。

要素比較法

点数法同様、評価要素を選びます。
次にいくつかの基準職務を選びます。基準職務の選び方はいろいろありますが、レベル的に中位にあると思われるものを、営業職、技術職などの職種ごとに選ぶのが一般的でしょう。ただ、最もレベルが高いと思われるもの、最もレベルが低いと思われるものを選ぶという手もあります。

この基準職務を、あらかじめ選んでおいた評価要素を使って評価します。
それ以外の職務は、基準職務に比べてどうであるかを評価するわけです。


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