知って得する経営塾 第444号『年金財政の
健康診断』
┏╋━ 知って得する経営塾 ━━━━━━━━ 第444号 2014年6月23日 ━
┏╋┛
╋┛ 発行:イーシーセンター
http://www.ecg.co.jp/
┃
info@ecg.co.jp
┃──────────────────────────────────
╋┓ 現場叩き上げ執筆陣による中小企業経営コラム
┗╋┓ 経営者、営業、
会計、税務、法律といった様々な視点で掲載中
┗╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★☆★ 既刊情報 ★☆★
ワーク・ライフ・バランスを越えて 働き方が変わる 会社が変わる!
不況の中でも元気に業績を伸ばしている企業があります。
業績が右肩上がりの企業とそうでない企業とでは、どこが違うのか。
このシンプルな疑問に答えを出しました。
本書では、今、元気あふれる企業をピックアップし、その事例の中から
元気の源を探ってみました。その結果わかったことは、それらの企業には
“ワーク・ライフ・ハピネス"という考え方が根底にあるのです。
“ワーク・ライフ・ハピネス"が中小企業の元気の“素"だったのです。
業績不振に悩む中小企業の経営者、管理者の目からウロコ本です。
『実践 ワーク・ライフ・ハピネス』
榎本恵一、阿部重利共著 藤原直哉監修
http://www.ecg.co.jp/topics/post_53.php?mm=444
■□■ 目次 ■□■
年金財政の
健康診断 特定
社会保険労務士 東海林正昭
編集後記 副編集長 塩田 剛也
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
≪榎本
会計事務所&イーシーセンターよりお知らせ≫
■■■■■『叡智』の学校、ウィズダムスクールが
リニューアル!■■■■■
先日、ウィズダムスクールのサイトが
リニューアルしました。
講座をカテゴリ別に分け、ご要望に応じたオススメ講座や、企業の成長サイクル
に合わせた講座選択が可能となっております。
また、講師の方々のDVDや書籍購入など物販サイトへのアクセスがよりスムー
ズになりました。
是非アクセス下さい!!
http://www.wisdom-school.net/
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弊社では、今の日本、これからの日本を支える経営者や起業家のための
“叡智の学校”=Wisdom School(ウィズダムスクール)を開校しています。
コンテンツも続々と更新中です。起業を目指すビジネスマンなどにもお勧め
しています。詳しくは下記URLよりご覧下さい。
【
http://www.wisdom-school.net/】
なお、現在の最新講座は以下の三つです。
▽部下にきちんと伝わる「話す」力
~(1)話し手が話を整理してまとめて話す~
沖本 るり子(おきもと るりこ)先生
【
http://www.wisdom-school.net/content/286/】
「ちゃんと聞いていなかったの?」とならないために
話し手が話を整理してまとめて話しましょう!
これまでは、聴き手が、話を聴き、整理してまとめていました。
だから、話を聴かれず、伝わっていなかったことが頻繁でした。
本来は、話をまとめて整理するのは話し手です。
▽知って得する現代医療~長所半分短所半分~
土橋 重隆(つちはし しげたか)先生
【
http://www.wisdom-school.net/content/239/】
病気は必然的に発生します。しかし現代医学は起きた現象を分析し、
それを絶対的な前提として診断、治療を行うものです。
つまり、現象の必然性には言及することはありません。
対症療法といわれる所以がそこにあります。
とはいっても救急医療の現場ではその対症療法が威力を発揮します。
ところがガンを含めた慢性に経過する疾患には
十分な結果を出しているとはいえません。
それは必然性を支えている根拠を取り除いていないからです。
根拠がなくなれば必然性はなくなり病気は消退していくのです。
病気に”意味と価値”を見出すことによりその根拠がなくなります。
病気に対する新しい考え方を学んでいただくのがこの講座の目的です。
▽聴脳力アップ!講座
岩松 正史(いわまつ まさふみ)先生
【
http://www.wisdom-school.net/content/220/】
聴脳力(ちょうのうりょく)があなたの人生から悩みを減らし、
喜びを増やします。
聴脳力は聴く力(傾聴力)と脳の正しい使い方の学習です。
ただしい心と脳の使い方を知り、日々の生活に取り入れれば、
今ある同じ現実が幸せに変わります。
そういわれてもすぐにはピンと来ないかもしれません。
自分一人の頭で考えてもなかなか答えが見つからないときこそ
聴脳力を鍛ましょう。仕事もプライベートも充実するはずです。
★☆★ 榎本
会計ネットラジオ放送局 最新ラインナップ ★☆★
▽対談!経営語録 企業への増税のインパクトと安倍政権の成長戦略について
経済
アナリストの藤原直哉先生と榎本の対談形式で
お送りします!
【
http://www.ecg.co.jp/blog/pod-taidan_post_608.php?mm=444】
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
年金財政の
健康診断 特定
社会保険労務士 東海林正昭
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
メルマガの読者の皆様お元気ですか。
厚生労働省は平成26年6月3日、5年に一度行う
公的年金の健全性をチェツクする
「
国民年金及び
厚生年金に係る財政の現状及び見通し」
の
財政検証を提示しました。
いわゆる、年金財政の5年に一度の
健康診断です。
尚、平成16年の年金改正で将来にわたり
所得代替率50%の水準を確保する
ことを決めています。
所得代替率とは、平均的な収入で40年間会社勤めした現役男性と、
その間専業主婦の同年齢の妻というモデル世帯を設定し、
この世帯が65歳で受給開始した時の年金額が、
その時の現役男性の
賞与を含む平均手取り収入に相当する割合を言います。
今回、現役世代に平均的な収入を稼いだサラリーマンの夫と専業主婦の妻の
組み合わせをモデルケースとし、最も順調に経済成長する「ケースA」から
低成長にとどまる「ケースH」までの8通りのケースを試算しています。
合計特殊出生率・平均寿命・労働力率の前提・経済前提(物価上昇率、
賃金上昇率、運用利回り)・経済成長率・その他の制度の状況(有遺族率、
障害年金発生率、納付率等)など
社会・経済状況に関する主な前提により試算しています。
平成26年度、現役男性の手取り収入は毎月34.8万円で、
毎月の年金額は夫の
厚生年金9万円、夫婦の
基礎年金12.8万円で、
トータル21.8万円になり
所得代替率62.7%になります。
8通りのうち最も順調に経済成長するAから5番目にあたる
普通のケースの「ケースE」の場合では、
平成62年度の現役男性の手取り収入は毎月52.7万円になり、
毎月の年金額は、夫の
厚生年金12.9万円、夫婦の
基礎年金13.7万円で、
トータル年金26.6万円になり
所得代替率50.6%になります。
8通りのうち8番目の最悪ケースでの「ケースH」の場合では、
平成67年度の現役男性の手取り収入は毎月45.67万円になり、
毎月の年金額は、夫の
厚生年金7.3万円、夫婦の
基礎年金10.5万円で、
トータル年金17.8万円になり
所得代替率は50%を割り39%になります。
仮に機械的に給付水準調整を続けると、このケースでは積立金がなくなり、
その後は
保険料と税金だけを補う給付のみになります。
さらに、
オプション試算として3通り方式の試算をしています。
毎年の年金給付額は平成24年で53.8兆円支払っています。
平成37年で60.4兆円支払うようになります。
このように年金給付額は増加します。
年金の給付は、
保険料、積立金、税金をもとに支給されます。
3年後に
国民年金保険料16,900円で上限固定されます。
厚生年金保険料率は18.3%上限固定されます。
積立金は現在129兆円です。
平成27年10月に
消費税が10%に値上げする予定になっています。
そのため、将来は、給付抑制として65歳受給開始年齢の引き上げの実施など
様々な方式が実施されると思います。
これから様々な年金制度に関する議論が始まります。
今後の国の年金制度議論に関して注目していきましょう。
◆◇◆ 特定
社会保険労務士 東海林 正昭 プロフィール ◆◇◆
【
http://www.ecg.co.jp/about/syoji.php?mm=444】
社会保険労務士法人東海林・旭事務所は、
毎月「手作り事務所ニュース」を作成して
情報発信にも力を入れている事務所です。
詳細は上記URLから
社会保険労務士法人東海林・旭事務所のHPをご覧下さい。
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≪おすすめ書籍のご案内≫
当メルマガの執筆陣の著書です。是非ご一読下さい!
★New!!
『知って得する年金・税金・
雇用・
健康保険の基礎知識 2014年版』
榎本恵一、渡辺峰男、吉田幸司、林充之共著
http://www.ecg.co.jp/topics/2014.php?mm=444
★『実践 ワーク・ライフ・ハピネス』
榎本恵一、阿部重利共著 藤原直哉監修
http://www.ecg.co.jp/topics/post_53.php?mm=444
★『社長、ちょっと待って!!それは労使トラブルになりますよ!』
榎本恵一、谷原誠、吉田幸司、渡辺峰男共著
http://www.ecg.co.jp/topics/post_52.php?mm=444
★『経営コーチ入門 経営者をサポートする』
榎本恵一、伊地知克哉、林 充之共著
http://www.ecg.co.jp/topics/post_49.php?mm=444
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編集後記 副編集長 塩田 剛也
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
当メールマガジンをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。
ワールドカップが始まってしばらく経ちましたが、
皆様寝不足ではないですか?
決勝トーナメント進出が決定したチームも出てきましたが、
日本はかなり厳しい状況になっていますね。
コートジボワールにも勝って、ギリシャにも勝って、
グループリーグ突破が決まった状態でコロンビア戦!
なんて妄想をしていましたが、最悪に近い状況になってしまいました。
逆にコスタリカは下馬評を覆して2連勝。
強豪国を打ち負かしての大躍進です。
期待を裏切られて失望したり、思いがけない結果に喜んだり、
何が起こるかわからない楽しみばかりで興奮しっぱなしです。
さて、今週は年金のお話をお届けしましたが、
40年後の平成67年まで予測を立てています。
実際にどう推移していくかはもちろんわかりませんが、
今の状況から順調に推移していく見込みは低いと思ってしまいます。
サッカーの試合であれば、楽観的に観戦したほうが楽しいと思います。
勝っても負けても、自分の人生に大きく影響する人はそれほど多くない
でしょう。
ただ、年金はほぼ全ての人に影響のあることです。
楽観的に考えすぎて失敗してしまっては、取り返しのつかないことにも
なりかねます。
悲観的に見ている方が多いと思いますが、
将来に備えて自衛策を考えていかなければいけませんね。
次号、第445号は6月30日(月)に配信予定です。
どうぞお楽しみに!
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榎本恵一、阿部重利共著 藤原直哉監修
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年金財政の健康診断 特定社会保険労務士 東海林正昭
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年金財政の健康診断 特定社会保険労務士 東海林正昭
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普通のケースの「ケースE」の場合では、
平成62年度の現役男性の手取り収入は毎月52.7万円になり、
毎月の年金額は、夫の厚生年金12.9万円、夫婦の基礎年金13.7万円で、
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8通りのうち8番目の最悪ケースでの「ケースH」の場合では、
平成67年度の現役男性の手取り収入は毎月45.67万円になり、
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トータル年金17.8万円になり所得代替率は50%を割り39%になります。
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