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マクロ経済スライドは単純な仕組み

こんにちは 社会保険労務士の三木です

今回は年金の「マクロ経済スライド」についてのおさらいです。

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マクロ経済スライド」とは、通称であり、いかに年金額を抑制するかの方法論から
生まれた制度で、マクロ経済にはスライドせず、人口の減少と平均余命の伸びで
調整率が決まります。

スライド調整率」は、現役人口の減少(現役全体でみた保険料負担力の低下)」と
「平均余命の伸び(受給者全体でみた給付費の増大)」というマクロでみた給付と
負担の変動に応じて、その負担の範囲内で給付水準を自動的に調整する仕組みを
実現するための「給付調整率」であるとされ、現在は0.9%です。

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この「マクロ経済スライド」は今年4月、初めて適用される。
マクロ経済スライド」が実施されると、賃金や物価変動による年金額の改定
(伸びの場合)が抑制されることになる。

調整は名目下限額を下回らない範囲で行うとされているため、現行では
デフレ時には行われない。すなわち、スライド率の自動調整により、0.9%まで
の伸び率では年金額の増額は行われない。
賃金・物価の下落変動時はその分だけ改定が行われる。
これは今までどおりである。

マクロ経済スライド」による自動調整は、デフレ時には行われないとされて
いる(賃金・物価の変動分のみ減額改定)がデフレ時にも行えるようにする
考えは当然ながらあるわけだ。

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それでは、デフレ時に「マクロ経済スライド」を行うというのはどういうことか。
サルにもわかることだが、0.9%の「スライド調整率」分が物価や賃金
下落率に加わるわけである。

賃金・物価の上昇局面というのは今後それほどあるとも思えないので、
デフレ時にも調整する仕組みは必要ではあるのだが・・・。

少子高齢化はこれからも続くわけだから、「少子高齢化スライド」と
言い替えた方がわかりやすいという人も多いだろう。

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