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人事のプロには洞察力が求められる!

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       シリーズ「企業のパワーを倍増させるコンピテンシー<洞察力>!」

        <第518回>(第7話)「人事のプロには洞察力が求められる!」

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】人事のプロには洞察力が求められる!
【2】絶頂期にこそアリさん経営に徹する!
【3】問題にぶつかったらエクスタシーを感じて下さい!
【4】仕事に追われず、時間にも終われず!
【5】編集後記

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企業のパワーを倍増させることに貢献するコンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。

その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。



【1】人事のプロには洞察力が求められる!

【教訓】

どこの会社も仕事に対する情熱と意欲を持った学生をほしがっているが履歴書や身上書からは分かりにくい。人事のプロが実際に会って話して、感じ取るしかない。数回面接を繰り返し、最後役員面接を経て内定を出すのだが、約半分の学生は断ってくる。

逆に学生にふるいにかけられているのだ。

【本文】

プロ野球の世界では毎年ドラフト会議で指名され、100人前後が入団し、ほぼ同じ数の選手が戦力外を告げられて去っていく。

中には華々しい活躍をして引退する選手もいるが、そのような選手はほんの一握りだ。ろくに活躍もできない選手をドラフトで指名するよう推挙したスカウトの目は節穴だった。

会社の学生採用においても人事担当者の力量が問われる。

有名大学出身で成績優秀、しかも面接で卒なく受け答えしてくれると会社に入ってから華々しく活躍してくれると錯覚してしまう。ところがこのような学生が活躍してくれるとは限らないのだ。

仕事の出来る人間なのか出来ない人間なのかを面接を通して見破るしかないのだ。有名大学、学力優秀に騙されることなく、仕事が好きになれるか、コミュニケーションが取れるかに重点を置いて人物像を洞察する必要がある。

ところが、せっかく内定を出したのに約半分の学生が断ってくるそうだ。逆に学生にふるいにかけられるようでは、人事のプロとは言えないのではないのか。



【2】絶頂期にこそアリさん経営に徹する!

【教訓】

将来のために、今何をなすべきかを決定して着実に実行する経営者は半永続的に会社を存続させることが出来る。

キリギリスタイプの経営者はわが世の春を謳歌しているうちに平家物語になっていく。

【本文】

キリギリスは夏の間、さえずりながら楽しく過ごすから冬になると食べ物がなく、ひもじい思いをする。一方、アリたちは、夏の間も一生懸命餌を運び、穴の中に蓄えるから越冬に困らない。

アリたちは、寒さの厳しい冬をどう過ごすかをあらかじめ十分考えているわけだ。

時代の波にものり、倍々ゲームさながらに成長した会社があった。経営者は追い風参考記録とは考えないから自身の経営力のなせるわざと錯覚してしまう。ところが経営環境が一変し、会社は坂道を転げ落ちるように衰退していった。

一方、たゆまぬ努力で多角化や第二創業を実行し、サバイバルしてきた会社もある。アリさんタイプの経営者が将来を洞察して、先手を打って対策を講じたのである。

アリさんタイプの、経営者は絶頂期にこそ、既に次のステージのことを考えているのだ。



【3】問題にぶつかったらエクスタシーを感じて下さい!

【教訓】

「大きな問題にぶつかるとエクスタシーを感じる」と言っていた女性経営者がいた。問題解決を通して会社と社員が成長する絶好のチャンスと考えているのだろう。

問題解決を通して会社も社員も成長していくのである。

【本文】

会社を経営していると日々さまざまな問題に遭遇する。問題は起きないに越したことはないが、毎日のように問題が起きるから不思議だ。マニュアルを整備し、社員教育に力を入れていても管理の網の目をくぐって問題が起きる。

問題は必ず起こることを前提に全社を挙げて問題解決力を磨いてはどうだろうか。

問題が起こると処理のためにまた莫大な費用が発生すると嫌な顔をする経営者は多い。利益が食われてしまうと経営者は嘆く。

考え方を変えてはどうかと思う。問題解決に要する費用や利益の目減り分は授業料とポジティブに考えるべきだ。その授業料を生かして問題解決力を高める絶好のチャンスと捉えるのだ。

悲壮感ではなく、エクスタシーを感じながら問題解決を図ることで会社も社員も強くなっていけると前向きに捉えることが大事だ。



【4】仕事に追われず、時間にも終われず!

【教訓】

いつも仕事に追われている同僚がきっといるでしょう。彼は残業もたくさんやり、「ああ、忙しい」を連発していませんか。そのうち健康を損ねてうつになり、上司や会社を恨むかもしれませんね。

その一方で、定時になると「お先に失礼」と言って帰る人もいますから。

【本文】

いつも仕事に追われている同僚がいる。今月は100時間を越えたと残業の多さを自慢げに話す。はっきり言っても彼は要領と仕事の段取りが悪いから仕事がはかどらず、仕事に追われっぱなしなのだ。

そのうち健康を損ね、心を病んで上司や会社を恨むことになるかもしれない。

一方、要領がよく、仕事の段取りの上手な社員がいる。仕事に入る前に仕事の手順を考え、あらかじめ準備すべきものを身の回りに用意する。もの探しも不要だから歩行や運搬と言うムダも生じない。

計画通り順調に仕事が進捗し、定時には「お先に失礼」となるわけだ。この余蘊タイプの社員は全てにおいて他の社員とは違う。頭の使い方も時間の使い方も先を読んでいるのだ。

彼は会社にいわれる前にワーク・ライフ・バランスを自分で演じて楽しんでいるのだ。



【5】編集後記

就職氷河期が長く続いた。学生たちは何社にトライしても書類審査で弾かれた。

今、学生の売り手市場となり、会社は思うようにいい学生が採れずに苦戦している。内定を出しても約半数近くの学生は辞退してくるのだ。大手企業と言えども学生にふるいにかけられている。人事のプロもお手上げか。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=



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⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp



次回に続く。



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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
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