シリーズ「企業のパワーを倍増させる
コンピテンシー<人財育成>!」
<第520回>(第2話)「有能な学生を
採用するための目利き力を磨く!」
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今話題の「会社を救う
コンピテンシー」とは何かと
コンピテンシーの導入の必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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今回のメニュー
【1】「働く」とは付加価値を生み出すこと!
【2】有能な学生を
採用するための目利き力を磨く!
【3】部下に恥をかかせて発奮させる手もある!
【4】定時退社は定着するまで言い続ける!
【5】編集後記
===========================
企業のパワーを倍増させることに貢献する
コンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。
その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。
【1】「働く」とは付加価値を生み出すこと!
【教訓】
「働く」と「動く」を混同している人がよくいる。「動く」は運動になって健康に少しは役立つだろうが、「働く」とは全く意味が違う。
「働く」とは、成果に貢献すること、つまり付加価値を生み出すことなのだ。
【本文】
かつて石川啄木は「働けど 働けど わが暮らし 楽にならざる じっと手を見る」と詠んだ。手を見たら大きなまめが出来て不格好な手のひらになっていたのだろう。こんなに働いたのに暮らしはちっとも楽にならないと言う嘆きにも聞こえる。
今の時代も、働けど働けど暮らしの楽にならないビジネスマンは五万といる。非正規
雇用とブラック企業の両方が増えていることと無縁ではないだろう。
「働く」とは、「は:早く」 「た:楽しく」 「ら:楽をして」 「く:工夫とて」と定義したい。
多くの会社が上記の定義を
採用してほしいものだ。そして、定義に呼応するような労働環境を社員に提供してほしい。
そうすれば、じっと手を見て嘆く人々が少なくなるはずだ。
【2】有能な学生を
採用するための目利き力を磨く!
【教訓】
狙っていた会社の
採用試験に落ちてしまうと、一時的な腰掛のつもりで入社してくる人がいる。
人事担当は面接段階で「腰掛け就職の人なのか」と「うまくコミュニケーションが取れる人なのか」を見破って採否を決めなければならない。
そうでないと早期に辞められてしまい、
採用と教育に要した
費用がムダになる。
【本文】
一時の腰掛けのつもりで就職してくる人が結構いる。狙っていた本命の会社の
採用試験に落ちてしまったが、狙った仕事にどうしても就きたいと固執するのだろう。
留年するか、大学院に入って2年ほど待つか、迷うところだ。留年は聞こえが悪いし、大学院は
費用が掛かるから不本意ながら一時腰掛けのつもりで就職し、3年以内に本命の会社を見つけて辞める魂胆なのだ。
人事担当は面接時、学生の心の奥底とコミュニケーション能力を見破らなければならない。
腰掛けのつもりの学生とコミュニケーション能力のない学生は絶対に
採用しないことだ。コミュニケーション能力がないと対人関係の軋轢で直ぐに辞めてしまう可能性が高いのだ。
人事担当は学生に対する目利き力を常日頃から磨いておく必要がある。
【3】部下に恥をかかせて発奮させる手もある!
【教訓】
課長が部下のA君に重要かつ急ぎの仕事を指示した。ところが翌日になっても着手すらしていなかったので「なぜやらないのか」と質問したところ「時間がない」と言った。課長は「よし分かった、じゃ、君はほかの仕事は凍結して直ぐにやるように」と指示した。でも、結局できなかった。
課長は「なんだ、時間がないのではなく実力がないってことじゃないか」と言った。
【本文】
一見、実力がありそうに見えるのに実は何をやらせてもできの悪い部下がいて、課長の悩みの種だった。
できのいい部下が満杯状態だったので、できのよくないA君に重要かつ急ぎの仕事を命じた。進捗が気になったのでフォローしたところ着手すらしていないので他の仕事を凍結して直ぐにやるように指示し直したが、結局できなかった。
課長は「なんだ、時間がないのではなく実力がないってことじゃないか」と声を荒げた。
A君はすっかり落ち込むのではないかと心配したが、「すみません、やり方を教えてください」と謙虚な姿勢で言ってきたので課長は別室で詳しく教えてやった。
それ以来、自分でも調べ物をして勉強するようになり、半年後には見違えるほど仕事の遂行率が向上した。課長は部下に恥をかかせて発奮させ、育成する手段もありだと思った。
【4】定時退社は定着するまで言い続ける!
【教訓】
「今日の仕事は今日中にけじめをつけるように」と部下に口うるさく言うことだ。しかも「仕事は定時間内に完遂するように」と口をすっぱくして言うことだ。
「耳にタコができた」と部下は笑いながら言うけれど、いつの間にか定着するものだ。
【本文】
サントリーの創業者である鳥井信治郎氏の口癖は「やってみなはれ、やってみな、分りゃしまへんやろ」だった。今でも「やってみなはれ」はサントリーの企業文化、組織風土として定着している。今は「やってみなはれ」と言われる前にみんな行動を起こすそうだ。
残業する人は、さも仕事熱心のように思われて、どちらかと言うといい査定を受けてきた。しかも
残業代は給料の一部と
認知され、ローンを組むときも当て込んで予算を組んでいた。だから「残業を減らせ」とか「定時に退社せよ」と言っても思うような効果が上がらない。
上司は部下に「今日の仕事は今日中にけじめをつけるように」と口うるさく言うことだ。そのうえ「仕事は定時間内に完遂するように」と口をすっぱくして言うことだ。
残業が激減し、定時で退社できる体制ができる前提条件として、例えば「効率手当て」を支給することをお勧めする。手取りが減らない仕組みも併せて導入すべきなのだ。
PM5時にターゲットを置き、集中力と緊張感を持って仕事をすれば、間違いなく残業は激減できる。
【5】編集後記
働き方改革が声高に叫ばれている。残業は日本古来の文化でもあるから、掛け声だけではなくならない。しかも手取りが減ってしまうことには大きな抵抗がある。
社員一人ひとりが頭を使い、知恵を出し、改善を推進して仕事の効率化を図ってもらうことが重要になる。残業が減った分は「効率手当て」で還元してあげることが重要
だ。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
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3223898301@jcom.home.ne.jp
【6】彩愛コンサルピアからのお知らせ
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コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる」を分かりやすく解説中。経営者・管理者・社員の皆様、求職活動中の
離職者の方、就職を目指す学生さんに是非ともお読みいただきたいと思います。登録およびバックナンバーのチェックはこちらから
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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
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【1】「働く」とは付加価値を生み出すこと!
【2】有能な学生を採用するための目利き力を磨く!
【3】部下に恥をかかせて発奮させる手もある!
【4】定時退社は定着するまで言い続ける!
【5】編集後記
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企業のパワーを倍増させることに貢献するコンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。
その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。
【1】「働く」とは付加価値を生み出すこと!
【教訓】
「働く」と「動く」を混同している人がよくいる。「動く」は運動になって健康に少しは役立つだろうが、「働く」とは全く意味が違う。
「働く」とは、成果に貢献すること、つまり付加価値を生み出すことなのだ。
【本文】
かつて石川啄木は「働けど 働けど わが暮らし 楽にならざる じっと手を見る」と詠んだ。手を見たら大きなまめが出来て不格好な手のひらになっていたのだろう。こんなに働いたのに暮らしはちっとも楽にならないと言う嘆きにも聞こえる。
今の時代も、働けど働けど暮らしの楽にならないビジネスマンは五万といる。非正規雇用とブラック企業の両方が増えていることと無縁ではないだろう。
「働く」とは、「は:早く」 「た:楽しく」 「ら:楽をして」 「く:工夫とて」と定義したい。
多くの会社が上記の定義を採用してほしいものだ。そして、定義に呼応するような労働環境を社員に提供してほしい。
そうすれば、じっと手を見て嘆く人々が少なくなるはずだ。
【2】有能な学生を採用するための目利き力を磨く!
【教訓】
狙っていた会社の採用試験に落ちてしまうと、一時的な腰掛のつもりで入社してくる人がいる。人事担当は面接段階で「腰掛け就職の人なのか」と「うまくコミュニケーションが取れる人なのか」を見破って採否を決めなければならない。
そうでないと早期に辞められてしまい、採用と教育に要した費用がムダになる。
【本文】
一時の腰掛けのつもりで就職してくる人が結構いる。狙っていた本命の会社の採用試験に落ちてしまったが、狙った仕事にどうしても就きたいと固執するのだろう。
留年するか、大学院に入って2年ほど待つか、迷うところだ。留年は聞こえが悪いし、大学院は費用が掛かるから不本意ながら一時腰掛けのつもりで就職し、3年以内に本命の会社を見つけて辞める魂胆なのだ。
人事担当は面接時、学生の心の奥底とコミュニケーション能力を見破らなければならない。
腰掛けのつもりの学生とコミュニケーション能力のない学生は絶対に採用しないことだ。コミュニケーション能力がないと対人関係の軋轢で直ぐに辞めてしまう可能性が高いのだ。
人事担当は学生に対する目利き力を常日頃から磨いておく必要がある。
【3】部下に恥をかかせて発奮させる手もある!
【教訓】
課長が部下のA君に重要かつ急ぎの仕事を指示した。ところが翌日になっても着手すらしていなかったので「なぜやらないのか」と質問したところ「時間がない」と言った。課長は「よし分かった、じゃ、君はほかの仕事は凍結して直ぐにやるように」と指示した。でも、結局できなかった。
課長は「なんだ、時間がないのではなく実力がないってことじゃないか」と言った。
【本文】
一見、実力がありそうに見えるのに実は何をやらせてもできの悪い部下がいて、課長の悩みの種だった。
できのいい部下が満杯状態だったので、できのよくないA君に重要かつ急ぎの仕事を命じた。進捗が気になったのでフォローしたところ着手すらしていないので他の仕事を凍結して直ぐにやるように指示し直したが、結局できなかった。
課長は「なんだ、時間がないのではなく実力がないってことじゃないか」と声を荒げた。
A君はすっかり落ち込むのではないかと心配したが、「すみません、やり方を教えてください」と謙虚な姿勢で言ってきたので課長は別室で詳しく教えてやった。
それ以来、自分でも調べ物をして勉強するようになり、半年後には見違えるほど仕事の遂行率が向上した。課長は部下に恥をかかせて発奮させ、育成する手段もありだと思った。
【4】定時退社は定着するまで言い続ける!
【教訓】
「今日の仕事は今日中にけじめをつけるように」と部下に口うるさく言うことだ。しかも「仕事は定時間内に完遂するように」と口をすっぱくして言うことだ。
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残業する人は、さも仕事熱心のように思われて、どちらかと言うといい査定を受けてきた。しかも残業代は給料の一部と認知され、ローンを組むときも当て込んで予算を組んでいた。だから「残業を減らせ」とか「定時に退社せよ」と言っても思うような効果が上がらない。
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だ。
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