こんにちは。
社会保険労務士の田中です。
2020年
年末調整は改正点が多いうえ、理解しづらいです。
このコラムでは理解の助けとなるようなコツをお伝えしています。
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本コラムでは、2020年改正を理解するための突破口となる
ワンポイントでの情報提供を目指しています。
第3回は『源泉
控除対象配偶者」など配偶者に関する用語を整理する、です。
☆☆☆☆ まず、「源泉
控除対象配偶者」という用語に戸惑う ☆☆☆☆
おそらく、この用語が理解を難しくしています。
「
給与所得者の
扶養控除等(異動)申告書」の上部にAとして、
「源泉
控除対象配偶者」の欄があります。
(配偶者の氏名・生年月日・
所得見積額を記入する欄です。)
そして、源泉
控除対象配偶者の文字の下に、(注1)があり、
右下に2行にわたって小さい文字で細かな説明があります。
これがまた、括弧があったりして、よく分からない…
要は「源泉
控除対象配偶者」=年収150万円以下の配偶者、です。
☆☆ 「源泉
控除対象配偶者」と「
配偶者控除」の関係は? ☆☆
ここで混迷を深めるのは、
「源泉
控除対象配偶者」「
配偶者控除」「
配偶者特別控除」との関係です。
どれも「配偶者」という言葉が入っている。そして微妙に似ている…
これは次のように説明できます。
「源泉
控除対象配偶者」とは毎月の給与計算で使う考え方であり、
年末調整の「
配偶者控除」「
配偶者特別控除」とは直接の関係はない、
という事です。切り離して考えてください。
☆☆☆☆ 改めて「源泉
控除対象配偶者」って何なの? ☆☆☆☆
そうすると、改めて疑問が生じます。
一体、「源泉
控除対象配偶者」とは何なのか?
「年収150万円以下の配偶者」という事は分かったが、
それは何を意味しているのか?
これは次のように説明できます。
年収150万円以下の人のうち、
年収130万円以下の人は、38万円の
配偶者控除を受けられる、
年収150万円以下の人は、38万円の
配偶者特別控除を受けられる。
つまり、
年末調整において38万円の控除が受けられる、という事です。
ちなみに年収が150万を超えると、配偶者の特別控除が段階的に
少なくなっていきます。
いわゆる「150万円の壁」ということですね。
とは言え、実際にはその前に、100万円の壁、103万円の壁、
106万円の壁、130万円の壁があり、おそらく多くの人が
意識するのは、引き続き「103万円の壁」ではないでしょうか。
今回は「配偶者」に関する3つの用語を整理しました。
年末調整の理解を助けてくれると思います。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。(2020.10.06)
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社会保険労務士 田中事務所
(立川を中心とした多摩地域・渋谷を中心とした都心部で活動)
☆
労務トラブルの予防・解決
☆ 貴社の
人事労務に関する施策立案
☆ 日常の細かなご相談
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消費税別)~ の
人事労務相談で対応します。
http://www.tanakajimusho.biz/jinjiroumusoudan
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☆☆☆☆ まず、「源泉控除対象配偶者」という用語に戸惑う ☆☆☆☆
おそらく、この用語が理解を難しくしています。
「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」の上部にAとして、
「源泉控除対象配偶者」の欄があります。
(配偶者の氏名・生年月日・所得見積額を記入する欄です。)
そして、源泉控除対象配偶者の文字の下に、(注1)があり、
右下に2行にわたって小さい文字で細かな説明があります。
これがまた、括弧があったりして、よく分からない…
要は「源泉控除対象配偶者」=年収150万円以下の配偶者、です。
☆☆ 「源泉控除対象配偶者」と「配偶者控除」の関係は? ☆☆
ここで混迷を深めるのは、
「源泉控除対象配偶者」「配偶者控除」「配偶者特別控除」との関係です。
どれも「配偶者」という言葉が入っている。そして微妙に似ている…
これは次のように説明できます。
「源泉控除対象配偶者」とは毎月の給与計算で使う考え方であり、
年末調整の「配偶者控除」「配偶者特別控除」とは直接の関係はない、
という事です。切り離して考えてください。
☆☆☆☆ 改めて「源泉控除対象配偶者」って何なの? ☆☆☆☆
そうすると、改めて疑問が生じます。
一体、「源泉控除対象配偶者」とは何なのか?
「年収150万円以下の配偶者」という事は分かったが、
それは何を意味しているのか?
これは次のように説明できます。
年収150万円以下の人のうち、
年収130万円以下の人は、38万円の配偶者控除を受けられる、
年収150万円以下の人は、38万円の配偶者特別控除を受けられる。
つまり、年末調整において38万円の控除が受けられる、という事です。
ちなみに年収が150万を超えると、配偶者の特別控除が段階的に
少なくなっていきます。
いわゆる「150万円の壁」ということですね。
とは言え、実際にはその前に、100万円の壁、103万円の壁、
106万円の壁、130万円の壁があり、おそらく多くの人が
意識するのは、引き続き「103万円の壁」ではないでしょうか。
今回は「配偶者」に関する3つの用語を整理しました。
年末調整の理解を助けてくれると思います。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。(2020.10.06)
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