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コラムの泉

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テレワーク/在宅ワークを快適に過ごすためのポイントをご紹介

ニューノーマル時代の働き方としてテレワークが急速に普及し、新しい生活様式の一部となりました。テレワーク通勤時間の削減、柔軟な働き方、ワークライフバランスの向上など様々なメリットをもたらすため、多くの企業や従業員にとって新しい働き方の選択肢となっています。

しかし、テレワークを導入するとそれぞれの環境で業務を遂行することになるため、仕事の効率化を図るためにも、通信環境やパソコンの整備、長時間作業するためのインテリアや快適グッズに至るまで多くの工夫が必要になります。

そこで当記事では、テレワークに必要な環境づくりについてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

テレワークに必要な自宅の環境を整える~

テレワークとは

テレワークとは、「Tele = 離れた」と「Work = 働く」を合わせた造語であり、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用し、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を表します。

2020年に始まった新型コロナウイルスの感染拡大による非接触・非対面の対応として、多くの企業がテレワーク制度を導入し始めました。最近ではマスク着用についての緩和方針が発表され、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを変更するなど、コロナ禍による行動制限の緩和を受け、テレワークを取りやめ、出社スタイルに戻す動きが活発化しています。

しかし、テレワークによる働き方は多くのメリットを提供する手段でもあるため、福利厚生の一環としてテレワーク制度を採用する企業が増えてきています。

特に政府は、子育てと仕事の両立を支援し女性の社会進出を促すためにも、テレワーク制度を積極的に推進しています。2023年5月、厚生労働省は企業に対し、3歳までの子どもがいる社員に対して、オンラインでも在宅勤務ができる仕組みを導入することを努力義務として提示しました。これにより、子育て中の社員がより柔軟な働き方を実現し、仕事と家庭の両立を支援する取り組みがさらに促進されることが期待されています。

このように、時代の変化に柔軟に対応するためにも、今後テレワーク制度は重要な役割を果たすことが期待されています。

テレワークに必要な自宅の環境を整える

これまでオフィスで働くのが当たり前になっていた方の多くは、テレワーク/在宅勤務を想定していないため、デスクや椅子などはリビングにあるテーブルや子どもの勉強机を代用していることもあるのではないでしょうか。数日程度であればそれらを利用して仕事をすることも可能ですが、長期的にテレワーク/在宅勤務が実施される場合には、仕事専用にデスクや椅子を用意することをお勧めします。食事向けに作られたリビングのテーブルやお子様の勉強机などでは、作業する際に適切な高さが合わず、姿勢に悪影響を与えることがあります。

長時間座り続ける椅子も同様、リビングテーブルなどは長時間の使用に向いておらず、長期間・一日中座って使い続けると、腰や背中に不調をきたすおそれがあります。身体に負荷をかけず快適に過ごすために、仕事用の専用デスクや椅子を用意しましょう


~デスクを選ぶ~

テレワークで仕事を行う際、快適な作業環境を構築するためにも適切なデスクを選ぶことは重要な要素となります。そこで、テレワーク用のデスクを選ぶ際に、着目すべきポイントを2つご紹介します。

①機能性
業務の作業効率を高めるためにも、デスクの機能性は重要です。例えば高さ調節や角度調節が可能なデスクは、個々の身長や作業スタイルに合わせて最適な作業環境を作り上げることができます。また、強度と耐久性の高い素材で作られており安定性に優れているデスクは、手首や腕の疲労を軽減することにつながります。デスクの種類やデザインによって様々な機能が提供されていますので、個々のニーズや好みにあったデスクを選ぶようにしましょう。

②収納スペース
デスク上の環境は仕事の生産性や集中力に影響を及ぼします。デスク上には文具類や書類、充電器などのアイテムが混在しています。整理整頓された作業環境は、仕事のパフォーマンスにも影響を及ぼすため、デスク上の乱雑さを軽減し作業に集中できる環境を整えられるデスクを選ぶようにしましょう。

■快適に仕事をするための仕事用デスクの選び方

デスク選びにはまず何を収納するのか、PCはノートパソコンかデスクトップタイプか、など会社での作業を想定してメモに書き出しましょう。メモに書き出すことでイメージを明確にし、収納スペースの確保やデスクのサイズなどを選ぶ際の判断基準となります。


~椅子を選ぶ~

テレワークでは、必然的に座る時間が長くなるため、長時間の座り仕事でも体にあまり負荷がかからない椅子を選ぶ必要があります。
リビングやダイニング用の椅子や座椅子などを代用し、長時間のパソコン作業をされる方も多いかもしれません。しかし、長時間作業向けのオフィスチェアとは違い、リビングやダイニング用の椅子や座椅子に長時間座って作業をすると、どうしても首や肩、腰などに負担がかかってしまいます。
そこでテレワーク用の椅子を選ぶ際に、着目すべきポイントを2つご紹介します。

①背もたれの高さ
背もたれの高さによって、座り心地や体への負担が変わります。背もたれの高さは、主にローバック・ミドルバック・ハイバックの3種類に分かれます。
長時間のデスクワークを行うなら、背もたれが頭まで伸びておりしっかりと椅子に背中を預けられる、いわゆるハイバックと呼ばれる椅子がオススメです。

②アームレストの有無と調整機能
アームレストを使用することで、首や肩への負担を軽減することができます。さらに、適切な高さと位置に調整可能なアームレストがあると、個々の体格や作業スタイルに合わせて調整できるため、長時間の作業においても疲れにくくなります。

また、快適さや効率を向上させるためには、デスクと椅子の相性も考慮しましょう。
デスクの形状やデザインに合わせて適切なサイズの椅子を選ぶことで、スムーズな作業環境を確保することが可能になります。

■長時間作業をするための快適な椅子の選び方

パソコン作業をする際には、手首の高さや位置がとても重要です。特にキーボードに手を置いた状態で、手と胸との角度が90〜110°になれば、腕や肩への負担が軽減できるとされています。
手首の位置が合っていない状態で長時間のキーボード操作を行うと、手首や手の筋肉に披露が蓄積され、痛みやしびれの原因になることがあります。そのため、手首が自然な位置になるよう心がけることが重要です。
正しい手の位置を意識して快適な作業環境を保つことで、より効率的かつ快適な作業環境を目指しましょう。


~まとめ~

今回は、自宅の環境整備から、デスクや椅子の選び方について紹介しました。テレワークにおいては、適切なデスクと椅子の組み合わせが重要であり、それによって作業効率や快適性が向上します。また、アイテムの収納や機能性も考慮することで、整理整頓された環境を作り上げ、仕事への集中力を高めることができます。これらのポイントを押さえながら、自分に合ったテレワーク環境を整え、新しい働き方をより充実させていきましょう。

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