ある企業では、採用募集をかけたところ数名の応募があり、1名の精神障害のAさんを雇用することができました。仕事内容は、人事部門の事務補助です。
Aさんは、もともと事務系の仕事をしていたこともあり、仕事もテキパキとこなしてくれました。担当者はAさんの担当している業務が順調に行っていたことと、自分自身の仕事が忙しかったこともあり、周囲ともうまくやっているように思えたので、あまり気にかけないでいました。
しかし、1ヶ月ほどたったある日、Aさんは突然退職してしまいました。何が理由で退職したのかがわからず、担当者は戸惑ってしまいました。
一見するとうまく行っていたように思えたのに、何が起きていたのでしょうか。障害者の離職の理由の上位にあげられている点は、次の点です。
・職場の雰囲気、人間関係(身体障害、精神障害)
・賃金、労働条件に不満(身体障害、精神障害)
・仕事内容が合わない(身体障害、精神障害)
・疲れやすく体力意欲が続かなかった(精神障害)
・症状が悪化(再発)した(精神障害)
離職理由を見ると、実際に働かないとわからないこともありますが、採用前に企業実習をすることにより、雇用後の状態は大体が想像できるものです。そのため障害者雇用をするときには、採用前に企業実習をおこなうことをおすすめしています。
また、精神障害の職場定着がうまくいっている企業に秘訣を聞くと、仕事ができているかどうかに関わりなく、定期的に面談の場を設けていることがわかっています。
特に入社してから3ヶ月程度は、仕事ができているかどうかに関わりなく、定期的に面談する時間を確保することが大切です。
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