国債発行50兆円？！日本が抱える借金の問題とは？

国債発行50兆円？！日本が抱える借金の問題とは？

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2009-12-08

====================================================================== 『ビジネスパーソン最強化プロジェクト通信』 vol.432発行部数：20820部 【今回のテーマ】：国債の問題点 【分野】：経済学【難易度】：★★ +*----------------------------------------------------------------*+ ◆『ビジプロ通信』は読者数2万人を超える日本最大級のMBAメルマガです◆ ====================================================================== ■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■□□■ □■■　　　　　 ■■　　　　　　ビジネスマン必読！1日3分で身につけるMBA講座 ■ ■■　　　　発行：MBA Solution, Inc.　http://www.mbasolution.com/　 □■■　　　　　　　　　　　 ■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■□□■ ====================================================================== 不況の今こそMBAクラスの戦略力を身につけてライバルに差をつけませんか？ ビジネスパーソンにとって厳しい環境が続いていますが、逆の視点から見れば 今ほど自分を成長させられるチャンスはありません。MBA Solutionでは、 受講生にご好評いただいているスクールベースの講座をオンライン受講できる “企業戦略パーフェクトマスターコース”を開始致しました。 時間や場所の制約なく、5つのステップでMBAクラスの戦略力が身につく講座 になりますので是非ともご参加下さい。只今無料体験入学募集中です！ ⇒　http://www.mbajp.org/i/s/perfect.html ====================================================================== こんにちは。『ビジプロ通信』ナビゲーターの安部です。 12月に入り、みなさん公私共にお忙しい日々が続いているのではないでしょう か？ 今年も泣いても笑っても残すところ後4週間ですから悔いのないように 最後まで目標に向かって全力疾走したいところですね。 私自身も今年はアメリカの一流大学と提携して相互プログラムを提供するなど、 これまでとは違う活動で一定の成果を収めることが出来ましたので、来年も有 力な企業と提携して『MBA理論をすべてのビジネスパーソンに学んでいただく』 というミッションの達成に向けて更に活動を加速していきたいと思っています。 すでに日本を代表するような企業と共にMBA教育を推進するプロジェクトが 現在進行形で進んでいますので、年末年始はこのプロジェクト実現に向けて 全力投球しなきゃいけません。来春にはみなさんに朗報をお届けできるように 一生懸命頑張りたいと思います。(^^)v それでは、今回も『ビジプロ通信』張り切ってお届けしていきますので 最後までよろしくお願い致します！ ====================================================================== 【今号のコンテンツ】 １．1日3分で身につけるMBA講座 ２．MBA Solution Business Collegeからのご案内 ====================================================================== 今回は『タツヤとレイナの1日3分で身につけるMBA講座』をお届けします！ ====================================================================== 【登場人物の紹介】 源達哉（タツヤ）： 入社10年目の中堅社員。 五月女玲奈（レイナ）： 今春短大を卒業。入社したばかりの新入社員。 +*----------------------------------------------------------------*+ それではMBA講座のはじまり、はじまり・・・ +*----------------------------------------------------------------*+ 【１．１日３分で身につけるMBA講座】 第187回：国債発行50兆円?!日本が抱える借金の問題とは？ レイナ：「タツヤ先輩、民主党政権に変わって、事業仕分けなど財政削減の ためのアピールは一生懸命行っていますけど、なかなか思うように削減できて ないみたいですね。来年度の国家予算は90兆円を初めて超えるんですって。」 タツヤ：「そうだね。民主党はマニフェストで様々なコストのかかる約束を しているから、その実現にはやはりお金が必要になるってことだね。」 レイナ：「でも歳入の方はこの不景気で落ち込んでいるんでしょう。新聞報道 によれば税収は38兆円ほどですから、50兆円を超える赤字国債発行の可能性が あるってことになりますね。」 タツヤ：「新たな国債発行も問題だけど、2009年9月末現在で日本の国債を含 む借入債務は865兆円だから、収入の20倍を超える債務残高も問題になるね。」 レイナ：「タツヤ先輩、このまま国の借金が増えていったら日本はどうなるん ですかね？」 タツヤ：「そうだねぇ。最悪の場合国家として破産することになるかもね。」 レイナ：「破産ですか！？日本が破産するなんて想像もつかないですね。」 タツヤ：「実はこの話しは冗談でも何でもなく、本当に現実味のある話しなん だよ。最近の傾向として税収が落ち込んでいるにもかかわらず、国債の残高は どんどん増えているからね。」 レイナ：「収入がどんどん減り続けて利息分も払えないようになれば、一般の 企業や家計だったら破産てことになりますよね。ということは、今後は国債の 発行にストップをかけなきゃたいへんなことになっちゃいますよね。」 タツヤ：「そうだね。ただ国債の問題はマクロ経済においては長期的・短期的 に考える必要があるんだ。長期的には財政赤字や国債残高は均衡するのが望ま しいんだけれども、短期的には今のように不況の時代にはどうしても政府が財 政赤字を覚悟して支出を増やして景気を高揚させる政策が必要になってくるん だよ。」 レイナ：「短期と長期で矛盾する命題をどう調整するかは難しいところね。」 タツヤ：「国債について最悪のシナリオを回避するにはいくつかの方法がある んだけど、まず一つ目は政府が財政赤字をGDPに対して一定の割合に維持する ことなんだ。」 レイナ：「財政赤字をGDPの一定割合に維持することですか？」 タツヤ：「そう。そのような考え方は経済学では財政のサステイナビリティー （持続性）と呼ばれるんだ。その比率をどれぐらいにするかは難しい問題だけ ど、このような政策によって国債の発行率は平均経済成長率以下になるんだよ。 経済成長率っていうのは国民所得の伸び率だから、この率以下に国債の発行や 財政赤字が抑えられれば利払いを含めても国庫が破綻することは避けられるん だ。」 レイナ：「私たちが住宅ローンなんかを借りる時は、限度額は年収の何倍まで って決められているから、その考え方は民間では当たり前よね。」 タツヤ：「そうだね。誰も国が破綻するなんてことは思ってもいなかったから そういう歯止めが利かなかったんだ。ただ、今やるべきことはそれだけじゃ ないんだよ。」 レイナ：「まだ他にもやることがあるんですか？」 タツヤ：「今、国の予算制度は我々の家庭の家計簿のような単式簿記なんだ。 だから現状、将来に渡って有益な公共事業による支出も、単なる消費的な経費 による支出も同じ支出として扱われているんだよ。これを企業会計のように ストックとフローに分けて管理する必要があるんだ。経常的な財政サービス、 つまりフローの部分は最低でも収支を均衡させる必要があるけど、社会資本を 整備するストックの部分は特に単年度での均衡は必要ないよね。」 レイナ：「そうか。フローの部分は企業でいう損益の部分でここがプラスだと 黒字、マイナスだと赤字ってことになるのよね。いくら大企業といえども赤字 の垂れ流しだといつかは潰れる。一方でストックの部分は設備投資で、過度の 投資でなければ借金をしても財務内容に与える影響は少ないってことですか。」 タツヤ：「その通りだよ。新政権では国家戦略局という新たな組織も設置され たし、財政ももっと戦略的に検討されるといいんだけどね。」 +*----------------------------------------------------------------*+ 【今回のポイント】 2009年9月末現在で日本の国債を含む借入債務は865兆円に上る。国民一人 当たりに換算すると700万円にも上る債務であり、抜本的な債務削減計画に 基づく財政政策を実現することが急務となっている。 +*----------------------------------------------------------------*+ 　 ※　今回のMBA講座はいかがでしたか？ 1日3分MBA講座のバックナンバーは『MBA Media Online』でご確認いただけ ます。MBA TVやMBA Radioなど様々なメディアでMBA理論を無料で学べる話題の ポータルサイトですので是非ともご訪問下さい！ ⇒　http://www.mbasn.com/ ====================================================================== 続いてMBA Solution Business College 主催のMBA講座のお知らせです。 ====================================================================== 【２．MBA Solution Business College からのお知らせ】 今月のベーシックMBA講座は戦略的コンプライアンス＆CSRをテーマに社会的な ブランドを高めながら持続可能な成長を実現する企業の最新の経営戦略を お届けしていきます。 マイケル・ポーター教授やフィリップ・コトラー教授、C.K.プラハラード教授 など世界で最も権威のある教授陣の最新経営戦略を身につけたい方は是非とも ご参加をお薦めします。 ■　ベーシックMBAプログラム：戦略的コンプライアンス＆CSR講座 開講日程： 2009年12月13日（日）　13：10～16：30 開催場所：東京国際フォーラム　ガラス棟　会議室 詳細はこちらから⇒　http://www.mbajp.org/i/s/25b.html ↑残り2席となりました！ ====================================================================== 【編集後記】 12月に入って極力ブログを更新して、日々の思いや様子をみなさんにお伝え しようと頑張っています。 かしこまって文章を書こうと思うと更新が億劫になりますので、気軽に日々の 雑感でも綴っていこうと思います。 よろしかったらブログの方ものぞいて見て下さいね！ ⇒　http://www.mbasn.com/modules/minidiary/diarylist.php それでは楽しい週末をお過ごし下さい！ ====================================================================== 最後までお読みいただきましてありがとうございました。 メルマガと合わせて発行者の著書もよろしくお願いしますm(_ _)m ビジネスに役立つ知識が満載です！ ☆『メガヒットの「からくり」』 http://www.mbajp.org/i/s/21v.html ↑最新刊。メガヒット発売中です！ ☆『トップMBA直伝！7日でできる目標達成』 http://www.mbajp.org/i/s/w8.html ↑お陰様で11刷のベストセラーとなっています！ ☆『ファイナンスがスラスラわかる本』 http://www.mbajp.org/i/s/w9.html ↑今やビジネスパーソンに必須のファイナンス理論をわかりやすく！ それではまた次回あなたにお会いできるのを楽しみにしています！ ====================================================================== 発行責任者：　安部　徹也 略歴： 九州大学経済学部経営学科卒業後、現三井住友銀行入行。銀行退職後、 グローバルビジネスでの起業を目指し、インターナショナルビジネスで世界 トップクラスのビジネススクールであるThunderbirdに留学し、MBAを取得。 トップMBAのみ加入が許されるΒΓΣ（ベータ・ガンマ・シグマ）会員。 卒業後、米国人パートナーと共に経営コンサルティング事業を開始。MBA Solutionの代表に就任し、現在に至る。著書に『メガヒットのからくり』、 『ファイナンスがスラスラわかる本』、『トップMBA直伝！7日でできる目標達 成』などがあり、テレビやラジオ、雑誌、新聞など数多くのマスメディアでも 活躍。 発行者からひとこと： このメルマガは“MBA理論をマスターしてビジネスを楽しく！”をコンセプト にお届けしています。『100万人のビジネスパーソンに役に立つMBA理論を 学んでいただく』ことをビジョンとして一歩一歩目標達成に向けて地道に努力 していますので、よろしかったらお友達にこのメルマガを紹介するなどご協力 いただけると嬉しいです！⇒　http://mbasolution.com/magtop.htm 発行元：株式会社　MBA Solution - The Best Solution for Your Business URL : http://www.mbasolution.com MBA Solution Business College URL ： http://www.mbajp.org ご意見・ご要望はとってもウェルカムです！以下のホームページから お願いします。（このメルマガへ返信しても届きませんのでご注意！） →　http://www.mbasolution.com/opinion.htm =====================================================================