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次の勤務まで何時間空けたらOKなの?





2014年11月5日号 (no. 853)
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http://www.soumunomori.com/profile/uid-20903/





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---3分労働ぷちコラム---
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本日のテーマ【次の勤務まで何時間空けたらOKなの?】
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■深夜に勤務して、翌日は6時から勤務。


夜遅くまで仕事をして、翌日は朝早くから出勤。人によっては、このような働き方をしている方もいらっしゃるでしょう。


仕事が終ったのが21時44分、職場を出て、歩いて駅まで行く。ホームで電車を待っていると、22時17分の電車がやってくる。電車が駅のホームに滑り込み、ドアが開く。開いたドアからススッと乗り込んだ島木さんは、運良く開いていた座席に座ることができた。

電車の心地よい揺れが眠気を誘い、ウトウトとして、軽く意識を失う感じで眠ってしまう。時折ハッと目を覚ますが、「あぁ、まだ着いていないな」と思い、またウツラウツラとし始める。しばらくして、自宅近くの駅に到着し、時刻は22時46分。

寝ボケた身体に11月の風は寒く、身を縮こませて自宅へ向かう。自宅に着いた時には23時3分。服を着替えて、お風呂に入る準備をする。シーンと静まり返った家が不気味だが、そんなことは気にせず、温かいお風呂へ入る。

お風呂で気分がスッキリし、では寝ようかとフトンに入ったとき、時刻は23時56分。翌日は6時から仕事だ。「寝るために帰ってくるだけだな、、」と思いつつ、眠りの世界へ。


何とも冗長な前フリですが、こんな生活をしている人もいらっしゃるはず。


深夜勤務明けの翌日が早朝の勤務になり、終業から次の始業までの時間が短い。勤務と勤務の間はもっと空けておくべきなんじゃないか。そう思う方もいらっしゃるはずです。


23時56分から就寝して、翌日6時から仕事となると、実質的な睡眠時間は4時間ぐらいしかないですから、何とかしないといけませんね。






■勤務と勤務はどれぐらい時間的に離れていれば足りるか。


当日の勤務が終ってから翌日の勤務が始まるまで、どれぐらいの時間を空ければ良いかについては法律に決まりがありません。

そのため、企業ごとに、勤務と勤務の間をどれぐらい空けるかについて自主規制する必要があります。特に深夜勤務が発生する職場では、先ほどのように深夜勤務から早朝勤務までの時間が短くなります。


そこで、一定の深夜時間に勤務が終了する場合に、業務終了後、◯時間までは就業させないという基準を設ける方法を用います。

例えば、22時から23時59分までに深夜の勤務が終了する場合、勤務が終って10時間は就業させないという基準があれば、勤務と勤務の間の時間を空けることができます。他にも、0時以降に勤務が終了する場合は、勤務終了後12時間は就業させないというように、徹夜勤務を想定して勤務と勤務の間を空けるのもアリです。

当日の業務を終了してから翌日の業務を開始するまでどれぐらいの時間を空けておくか。この点について労働基準法には決まりがありませんから、何も仕組みを設けていない会社もあるかもしれません。

具体的な例では、タクシー会社では、深夜勤務明けは休みになるところがあります。タクシーは朝でも夜でも、深夜でも、電話をかけると、「もう本日の営業は終了しました」とは言わずに、いつでもお客が望む場所にタクシーが来てくれます。そのため、タクシーを運転する人にとっては、ときに深夜のシンドイ時間帯に仕事をする場合もあるので、深夜勤務明けは休みにしているのでしょう。

他にも、バスの運転手やトラックの運転手もタクシーと似たような勤務形態ではないかと思います。深夜に仕事をしている人も多いでしょうから。

しかし、常態的に深夜勤務にはならないが、残業をして深夜勤務になる職場だと、当日勤務と翌日勤務の時間的な接近に対し意識が薄れがちです。そのため、勤務と勤務の時間がキチンと空くように自主規制が必要なのですね。













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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。


タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで勤務時間を集計しないといけない。

しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては勤務時間の集計は悩みのタネですよね。

そんな悩みをどうやって解決するか。

そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。


Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。


始業や終業、時間外勤務休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。

Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
出勤簿勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。

▽    ▽   < Clockperiodの利用はこちら >    ▽    ▽
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残業で悩んでいませんか?

「長時間の残業が続いている」
残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」

こういう悩み、よくありますよね。

ニュースでも未払い残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。

法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、割増賃金が必要になります。

とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?


毎日8時間の時間制限があると、柔軟に勤務時間を配分できませんよね。

例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。

仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。

でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。

「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。


『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160303HT



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