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高卒新入社員について

最終更新日:2012年03月27日 10:39

お世話になっております。

来月4月に新入社員が入社予定なのですが、私は事務が初めて、会社も新入社員を受け入れるのが初めてです。
そこで、新入社員が入社した時に、説明すること、教える事の基本をお教えいただけますか?これだけは押さえておいた方が良いということがありましたら、お教えください。

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Re: 高卒新入社員について

著者インディゴブルーさん

2012年03月28日 09:13

会社の規模に関わらず関連法規に従って手続きしなければならないことと、それぞれの会社で行う手続きとに整理されてはいかがでしょうか。

1.関連法規に従う手続き
①「雇い入れ時健康診断
事業者は常用労働者を雇用した時は健康診断を行わなければなりません・労働者の適正配置と入社後の健康管理の基礎資料とするために行うものです。雇い入れ健診の受診項目は
安全衛生法で定められていますので御社の産業医と相談されて受診させる必要があります。雇い入れ健康診断定期健康診断とともに、労働基準監督署の是正勧告を受けやすいものですので、必ず受診させることが必要です。

②「就労規則」他、社内規程の説明
労働基準監督署が管轄となりますが、入社時には御社の就業規則をはじめとする社内規程の説明を行うか、規程類集一式を高卒・学卒に関わらず行わなければなりません。
一般的には人事担当者が「入社教育」において口頭説明を行うのが主流だと思いますが、就業規則福利厚生規程等を説明し正しく理解してもらうことで社員がさまざまな局面で不利益を被ることのないように対応することが必要です。

2.会社が独自に行うもの
入社教育計画を立てることをお勧めします。
内容は、社長又は役員との懇談や御社内の各部門長による
業務内容と役割を学校の授業の様に1時間半程度を1コマとして座学を行います。御社が現業部門(工場、製造部門)等をお持ちで今回入社される社員の方がラインに入られるならば工場長又はライン長(先輩社員)による仕事の内容や、体験談などの時間を共有し、新社会人としての心得をお話されても良いと思います。又、高校を卒業したばかりとはいえ、
会社の看板を背負っていってもらう将来の優秀な人材ですから取引先やお客様の前に出て恥ずかしくない振る舞いをしてもらうためにも、必ずマナー研修(電話の受け答え、名刺の受け渡し、来訪時の接茶の出し方、お茶の入れ方など)を
組み込み必要があります。特に最近の若い子(といっては年寄り臭い話になりますが)は、親にも叱られたことがないとか、教えられることが当然で何か問題があると「それは教えられていませんでした。」と何の抵抗もなく言ってしまう傾向にあります。これは彼らが悪いのではなくそういう社会の風潮にあると思いますので、ここは御社の社員としての自覚を育てる意味でも最初が肝心と心得て御社の社風を先輩社員との昼食懇談会や役員との懇親会など座学以外の教育も取り混ぜながら進められてはいかがでしょうか。

最後に初めての新入社員受入れとのことですので、受入れる側(会社側)の全ての社員が暖かく、とても喜ばしいことだと理解をして楽しく迎え入れることが何よりも肝心と思います。

以上、人事総務担当として新入社員、経験者採用を受け入れてきた経験からご進言申し上げます。頑張って下さい。

Re: 高卒新入社員について

NAOJ様

こんにちは。
健康診断ですね。私の会社は土木建築で少人数規模なのですが、産業医を置く必要はあるのでしょうか?

就業規則を説明、不備のないように対応したいと思います。

上司と相談して入社教育についての計画を立てようと思います。


確かに最近の若者は特に、叱られることを知らないで育っていたりするようですよね。注意などするとすぐに辞めてしまったりするのでしょうね。

少しでも、社会人としての自覚を身に着けさせるために努力したいと思います。

時間を割いての貴重なアドバイスありがとうございました。

Re: 高卒新入社員について

高卒新入社員となりますと、家庭環境から社会人としての旅立ちですから、まずは会社として「新社会人の旅立ち」への助言が必要と思います。
就業時の関係法令に関する指摘事項はNAOJ さんが述べられていますので、あくまで会社として新社会人への要望、期待、会社としての責任を述べさせていただきます。


≪社会人として過ごす≫

今までは学生として過ごしてきましたが、企業に新入社員として入社したときからは社会人として過ごしていかなければなりません。学生時代のような感覚ではいけませんので、社会人として過ごしていくための心構えをきちんと教え込まれます。自己管理や健康管理の仕方から学生の頃とは違う人間関係の作り方などを学んでいくような指導が必要でしょう。

≪会社の理解≫

自分がこれから長い間勤めることになる会社の企業理念、経営目的や社歌、企業の歴史などの、自分の勤める会社の事を理解してもらう内容のカリキュラムを行い、企業という中での、自分の仕事への取り組み方や企業での自分の存在意義などを教え込まれます。そうすることによって、企業理念や経営目的に沿った行動を起こす社員へと変化させて行くよう指導することでしょう。

≪基本的な仕事の理解≫

まず、入社したてでは、どのように仕事に取り組めばいいのかなんて分かりません。新入社員ですので当然です。
そこで企業で行っている業務がどんなものであり、どのように仕事が回っているかなどを教え込まれます。そうする事で、自分が配属された部署が企業のどの部分を担当するかもしれないという知識を教え込んでいくことが会社としての責任です。

≪ビジネスマナー≫

ビジネス社会では必要不可欠なビジネスマナーを学んでいきます。コミュニケーションの基本となる挨拶の指導から、第一印象が大事な身だしなみ、上司や顧客への言葉遣いなど様々な基本的なマナーを学んでいきます。新入社員教育でも、ビジネスマナーは大きな割合を占めており、実践を想定したロールプレイングなどを徹底的に行われることが多く、名刺交換の仕方電話の応対・応接室での対応の仕方や、自分が顧客の会社を伺ったときの対応の仕方など身体に身につくまで行うように指導、助言することでしょう。

≪コミュニケーション≫

コミュニケーションは普段の生活の中でも必要な能力ではありますが、ビジネス社会ではもっと重要になってきます。同じ会社でも必要になりますし、別の企業へ訪問するときもコミュニケーションは重要なことなので、コミュニケーション能力を身につけることは重要です。グループを組んで集団で課題に取り組 んでコミュニケーション能力を身につけさせることですが、やはり皆さんで助言指導することでしょう。課題は皆でコミュニケーションを取ることでで、自然にコミュニケーション能力が身につけさせることでしょう。

≪パソコン操作≫

学校、自宅などで、パソコンも今や生活の必需品ですが、ビジネス社会では、パソコンはもはや必須の道具です。連絡のやり取りなどをするメールや文書を作成するワード・エクセルなど基本の操作方法を学び取らせること、ビジネス社会ですぐにパソコンを使えるような教育指導することでしょう。

≪ビジネス文書・報告書の作り方≫

ビジネス社会では、ほとんどが書類を作成して、それを通して行われます。ビジネス社会ではビジネス文書や報告書を作る機会は多々ありますので、そのビジネス文書や上司に出す報告書の作り方をまずは学ばせることでしょう。ビジネス文書に使用される基本の文書構成やビジネス文書での基本的なマナーを守った書き方、一文の長さはどれぐらいが適量なのかという細かいところまで皆さんで教育指導することでしょう。

少々長くなりましたが、社会人として教育指導するのは皆さんです。

Re: 高卒新入社員について

著者インディゴブルーさん

2012年03月29日 15:40

白木かえる様

ご返信有難うございます。

常用労働者が50人以上の事業場であれば産業医を選任し、同時に衛生管理者を選任しなければなりません。

教えていただいた「少人数規模」が10人以上50人未満であれば
従って産業医を選任する必要はありませんが、安全衛生管理者を選任する必要が安全衛生法で定められている業種に建設業が含まれていますので、安全衛生管理者と相談して健診を実施されれば良いと思います。

新人君達は「褒めて育てよ」がコツです。
10を叱るよりも1を褒めて、叱るのは一度教えたことを3回失敗した時まで我慢するが効果的ですよ。

入社される皆さんもドキドキですが受け入れるほうがもっと
ドキドキだと思います。ご健闘をお祈りします。

Re: 高卒新入社員について

NAOJ様

こんにちは。返事遅れてごめんなさい。

安全衛生管理者が必要なのですね。


> 新人君達は「褒めて育てよ」がコツです。
> 10を叱るよりも1を褒めて、叱るのは一度教えたことを3回失敗した時まで我慢するが効果的ですよ。
>
> 入社される皆さんもドキドキですが受け入れるほうがもっと
> ドキドキだと思います。ご健闘をお祈りします。

こちらの方が確かに緊張しております。

NAOJ様のアドバイスを参考に進めていきたいと思います。ありがとうございました。

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