来年４月からの定年延長義務化とは？

来年４月からの定年延長義務化とは？

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2005-07-22

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 来年４月からの定年延長義務化とは？ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 来年４月より年金の支給開始年齢が上げられるのに合わせ、現在６ ０歳で定年だった従業員を62歳以上の年齢まで継続して雇用する ことが義務づけられます。 数年毎にこの年齢は引き上げられ、 平成18年4月１日～19年3月31日 62歳 平成19年4月1日～22年3月31日　63歳 平成22年4月1日～25年3月31日　64歳 平成25年4月1日～　　　　　　 65歳 の通りとなります。 継続して雇用するとは、定年の引き上げだけでなく、継続雇用制度 の導入や、定年の廃止なども含まれます。 継続雇用制度の導入という場合、これまでのように「会社が必要と し本人が希望する場合に限る」といった恣意的な運用は認められま せん。 労働者の過半数を占める労働組合、または労働者の過半数を代表す る者との労使協定によって決定する基準によるものとされます。 （合意できない場合は中小企業の場合平成23年3月31日まで、 就業規則によることが認められます。） 具体的には、能力や意欲、勤怠など客観的に判断される基準に基づ き、対象者が選定されることが求められます。 もし、客観的基準に基づく評価制度が確立されていないのであれば、 この機会に整備してはいかがでしょうか。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ ＳＥの給与は前回調査時から大幅に減少、８％減。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 厚生労働省の職種別賃金調査によると、システムエンジニアの残業 を除く給与の平均は32万円（平均年齢34.1歳、勤続9.3年）でした。 平均年齢、勤続年数に変化が無いのにもかかわらず、前年より8.0％ と大きく減少していて、賃金水準の大きな変化と言えます。 ちなみに、同系職種のプログラマーは25万7100円となっています。 【参考】職種別・経験年数別賃金　単位:千円 　※管理職以上は役割に対する報酬が加算されるため、対象外です。 システムエンジニア（男性）　経験0年/253.3 1～4年/275.1 5～9年/289.3 10～14年/335.0 15年以上/401.7 自家用トラック運転手（男性）　経験0年/204.6 1～4年/231.1 5～9年/251.7 10～14年/275.2 15年以上/288.6 旋盤工（男性）　 経験0年/196.0 1～4年/211.0 5～9年/238.7 10～14年/256.2 15年以上/304.3 販売店員（男性）　 経験0年/212.2 1～4年/215.3 5～9年/248.0 10～14年/281.0 15年以上/337.6 調理士（男性）　 経験0年/200.0 1～4年/207.3 5～9年/232.1 10～14年/267.2 15年以上/310.6 タクシー運転手（男性） 経験0年/181.2 1～4年/194.9 5～9年/203.9 10～14年/191.4 15年以上/180.4 大型トラック運転手（男性） 経験0年/240.2　1～4年/260.9 5～9年/275.5 10～14年/285.0 15年以上/289.7 自動車整備工（男性） 　 経験0年/181.0 1～4年/200.0 5～9年/226.6 10～14年/253.5 15年以上/301.9 キーパンチャー（女性）　経験0年/203.6 1～4年/190.1 5～9年/205.8 10～14年/210.6 15年以上/265.6 デパート店員（女性） 経験0年/169.9 1～4年/178.8 5～9年/202.6 10～14年/232.1 15年以上/276.7 保険外交員（女性） 経験0年/145.0 1～4年/161.0 5～9年/214.0 10～14年/284.3 15年以上/302.0 ビル清掃員（女性） 経験0年/132.0 1～4年/136.8 5～9年/143.5 10～14年/146.1 15年以上/148.9 看護師（女性） 　　 経験0年/224.4 1～4年/242.6 5～9年/262.4 10～14年/287.9 15年以上/324.5 （『労働新聞』より） 減少傾向とはいえ、経験者ＳＥの給与は他職種と比べ、まだまだ高 い水準にあるようです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【メルマガ】 人事なんかで負けない！社労士が教える会社切り盛り術 ⇒ http://www.jinjiroum.com/mail.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ 投稿記事の著作権は、記事の執筆者に帰属します。無断で転載・複製・頒布することを深く禁じます。 ▼ 当サイトの全てのコンテンツ（コンテンツ内に投稿された情報を含む）・リンク先の情報をご利用される際には、専門機関に問い合わせるなど十分な確認をなさってから実践するようにしてください。 ▼ 当サイトの全てのコンテンツ（コンテンツ内に投稿された情報を含む）・リンク先の情報をご利用されたことによる損害等の保証は一切負いかねますので予めご了承願います。