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コラムの泉

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組織図

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成長し続ける企業に!サービス業専門社労士日記(第650回)

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おはようございます。

メルマガ発行者のこまつじゅんいちです。

このメルマガは
サービス業特に飲食店経営者及び店長
売上が上がらないとお悩みの経営者
労務管理の難しさを感じている人事担当者
同業の社労士さん

へ向けてこまつが自由に書きたいこと書いているメルマガです。

テーマは
従業員のやる気と売上は本当に連動している」
です。

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◎お客様の売上アップのため!サービス業専門社労士日記
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http://archive.mag2.com/0000250571/index.html

小松潤一社会保険労務士事務所
http://www.style-neo.jp  http://www.style-neo.com
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目次
■はじめに
■組織図
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■はじめに

このメルマガで何度か書いているのですが
経営者がイメージできている事業の大きさ以上に
会社は大きくならない説
というものがあります。


経営者が創業当初3000万円の売り上げを目指そう!
と思っている人が突然3億円の会社を動かせるかというと
動かせません。

3億円を目指そうと言っている経営者は突然
30億円の会社を任されてもうまくいきません。


会社の規模は経営者がイメージ出来た規模までしか
大きくならないのです。


これは本当の話です。

例えば社労士の資格を取って独立しようとします。

「年収で1000万円目指そう!
 そのためには月3万円もらえるクライアントを28社契約取れれば良い
 毎月1社のペースで契約が取れれば3年間で1000万円を超える」

と目標と立てたとします。

28社契約するためにその社労士さんは努力をするのでしょう。

そしてめでたく1000万円を超えた時に
次は2000万円を目指そうと思うのですが
もう結構なしがらみがあって色々なものがその目標の達成を
邪魔してくるのです。

また1000万円までなら一人でこなせていたのですが
2000万円となると従業員を使わなければ達成できません。

ところが先生が忙しすぎて採用した従業員の教育が出来ずに
雇っても新人は退職すると言う悪循環に落ちいて
なかなか2000万円に到達しません。




別の社労士さんは独立する際にこう思いました。
「年収を3000万円目指そう!3000万円を取るためには一人で
 やっている限り絶対だめだ。
 新人でも出来る仕事をたくさん集めよう。
 1社から1万円の毎月もらえる企業をたくさん集めよう
 そして新人を雇う前に新人の教育制度を作成して
 すぐに仕事が出来る体制を作っておこう
 あと本を出版出来るように出版社に提案に行こう
 本を出版したら有名になってクライアントも増えるはず。

 そうだ!
 あとこれやって
 それやって
 
 そうだ今のうちに経理など税金の勉強もしておこう
 税金対策とか色々あるだろうし

 経理担当者を雇う準備をしておこう

 などなどなどなどなど」



1000万円を目指している人と
3000万円を目指している人とでは
最初からやることが違ってきます。

通常のやり方では3000万円なんて届かないですから
最初からどうやったら目標に届くのかを
考えて動かないと

いつのまにかしがらみやなんやらで
動くに動けなくなってくるのです。



今日は飲食店でも
社労士事務所でも

これから創業するんだと言う人に向けた大事なお話


今日はそんな話



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■組織図

当社の顧問先の経営者はこまつと歳が近い経営者が結構います。
年下の経営者もたくさんいます。

そのような経営者は当然ここ数年で会社を作った人が多いのですが
会社を作った当初から3年後には何をすべきか
5年後には会社はどうなっているか
10年後には会社はどうなっているか
をイメージできている経営者はものすごい勢いで会社の業績を上げて行きます。


そして
「すごいですね成長力が」
と言うとそんな経営者たちは決まってこう言います。


「まだ当初立てた目標に到達出来ていませんから」



それとは逆に3年後どころか半年先もイメージできていない経営者さんも
存在しています。

このような経営者たちは人間的には素晴らしいのですが
職人系の方が多く過去は的確に見れるのに
将来のことはイメージ出来ないのが特徴です。


そんな経営者にアドバイスしていることがあります。


それは
【組織図を作ること】
です!!!!!!


「うちみたいな小さい会社に組織図なんて必要なんでしょうか?」
よく言われますが


こまつは社労士事務所を立ち上げた時に
組織図を作りました。


組織図は5年後にはこのような部署が出来ているはず。
だから今のうちからその仕事をやっておこう

作った組織図毎年のように変えているのでは今残っていないので
創業当初のものは覚えている限りでこんな感じでした

経営
営業部
カスタマー部
経理部
新規事業開発部
人材教育部
業務部

それぞれの部には部長を置き
作業担当者を置きました。


そしてその横に人の名前を書いていきます。

経営担当者 小松
営業部部長 小松
営業担当者 小松
カスタマー部長 小松
担当者 小松
以下 小松小松小松・・・・・・・

笑いそうです。


大企業のような組織図なんですが
出てくる人は小松ばかり

東京に組織図上では支店があって
そこの責任者も小松です。

沖縄にカスタマーセンターがあるのですが
そこの責任者も小松です。



最終的には(5年後には)こまつは
組織図上経営だけになっていることが求められます。

営業部の部長は誰かに任せる必要がありますし
人材教育部の部長も担当者も誰かに任せて行く必要があります。


つまり目標を達成するためにこまつは経営だけで
その他の業務は誰かにやってもらわなければいけないのです。


まずは一人での創業ですがどの業務から人にやってもらうのか?
そのためには複雑な仕事を簡単にしていく必要があります。


【5年後にこの組織図で小松が経営だけにするには今のうちから何をすべきか?】

これが組織図を書けばイメージが鮮明になってくるのです。

何をすべきかが見えてくるのです。


例えば飲食店で創業しようと考えているのであれば


5年で5店舗の経営者になりたいと
目標を定めたとしてら

「1店舗店を出すには
 まず内装費とかで2000万円は必要だ
 1軒目の店舗での売り上げを毎日15万円と設定して
 原価を20%を目指していけば経費もこれ位を目指して
 1ヶ月間で100万円が残るはず。
 
 最初から2店舗目を出すつもりで雇った人材には
 経営や労務や税務についても教えて行こう!!
 
 2年で2店舗目が出せてそこででも同じ方法で
 利益を確保し続ける。
 
 2店舗も出すと経理の作業が膨大になるので
 ここで経理担当者を雇い入れて俺は本業の
 料理を作ってお客様を喜ばす仕事に特化しよう。

 2店舗ごとうまく利益が確保できると3店舗目は
 1年で出せるはず。

 そして従業員数が増えると色々な問題に直面するはずだから
 3店舗目からは会社の内部体制を整えて行こう。

 そして1年に1店舗ずつ増やしていけば5年で5店舗経営出来るはず。」

みたいな計画を立てます。その上で必要な部署を考えるのです。

経営
料理開発部
購買部
経理部
財務部
店長 
副店長
人材教育部
などなどなどなど


ここまできたらあとはその計画に向けて行動し続けるだけです。

自分は何をすべきで何をしてはいけないのか?

いつまでに何をして
2年後には何をしているのか?


最初からイメージが出来ていたら目標が達成できる可能性が高くなるのです。



これが漠然に5年で5店舗経営したい!!!
だけで具体的な考えがなければずっと1店舗のままでしょう。


結構イメージが大切なんです。

それも創業当初から思い描く将来のイメージが必要なです。


それをわかってもらうためにも組織図を作ってもらうのです。



「こんな小さい企業で組織図なんて不必要だ!」
と思う方も多いでしょうがやってみてください。

次に従業員
「こんな小さい企業で組織図なんて作る社長は暇なんでは?
 アホちゃうか?」
とか思う人も出てくるのでしょうから


きちんと5年後には今経営者が兼務している担当を
誰かにやってもらわなければ目標を達成できない

君たちにはこの5年後にはこれらの部門長として働いてほしい

そして10年後にはもっと上の役職で働いてほしい
と組織図から説明出来れば従業員も今何をすべきかを
覚えて行くはずです。


どうでしょうか?


組織図を作ってみては
そしてその組織図を使って従業員に将来のイメージを共有してもらってみては


創業当初から大企業のようなイメージが出来ている人は
大企業になる可能性がありますが

創業当初から中小企業のイメージしか出来ていなければ
いつまでたっても大企業になれるわけがありません。


おしまい

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創造人材株式会社
小松潤一社会保険労務士事務所
小松潤一


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