2013年11月1日号 (no. 746)
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本日のテーマ【ロッカーの掃除は仕事ですか?】
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■時間外にロッカーを掃除。
たいていの職場では、何らかの形で、私物置き場やカバン置き場、着替えた服を収納しておくロッカーといった場所が用意されているのではないでしょうか。
例えば、職場では白衣に着替えるので、仕事を始める前に、服を着替えて、自分の服とその他の持ち物をロッカーにしまっておく。他にも、コック服に着替えるとか、エプロンを着用する職場とか、中には警察官やキャビンアテンダントのように全身ユニフォームにチェンジする職場もありますよね。
職場で使うロッカールームや更衣室ですが、たくさんの人で使っていると、ホコリが溜まったり汚れが生じてくるので、定期的に掃除をしないといけない。
職場によっては、クリーン担当の人や外注のクリーンサービスを利用するところもあるかと思いますが、社員でローテーションを組んで、順番に更衣室の掃除を担当するところもあるはず。
1週間ごとに更衣室を掃除している職場ならば、「今週は後藤さんね。じゃあ、来週は、、木村さんが掃除当番ね」という感じの会話がなされて、順番に担当者が更衣室の掃除をする。そんな会社、ありますよね。
この更衣室の掃除、
労務管理的には何も問題はなさそうな作業ですが、どういう形で掃除がなされているかどうかによって、問題が生じる場合があります。
もし、始業から終業までの間に、業務として更衣室の掃除を行っているならば、これは特に問題ないです。
しかし、いつもよりも早く職場に来て、
始業時間前に更衣室の掃除をしているとか。また、仕事が終わって、タイムカードの終業打刻をした後に更衣室の掃除をしているとか。他にも、
休憩時間を削って更衣室の掃除をしているとか。
こういう掃除の仕方をしていると、
労務管理的にはちょっと問題です。
■やってもやらなくてもいいか。それとも、そうではないか。
更衣室の掃除そのものは、いわゆる生産活動ではないので、純粋な意味では仕事ではないです。
コックの人は料理を作るのが仕事であって、床を箒で掃くのはその人達の仕事ではないですから、純粋な意味での仕事ではありません。
しかし、週毎に当番を決めて、清掃担当になった人は、更衣室の床を箒で掃いて、ゴミ箱のゴミを捨てて、ロッカーの扉を雑巾で拭かないといけないとなれば、これは仕事になります。
仕事かそうではないかの判断は、任意性の有無で判断します。
やってもやらなくてもいいならば、それは仕事じゃない。しかし、やらないとダメならば、それは仕事。
掃除当番の順番が回ってきたら掃除をしないといけないならば、それは仕事になるのですね。
ゆえに、
始業時間前に更衣室の掃除をさせたり、終業時間後に更衣室の掃除をさせたり、
休憩時間を削って更衣室の掃除をさせるのは、ダメです。
もし、どうしても
始業時間前や終業時間後じゃないと都合がつかないならば、掃除の担当になった人の
勤務時間を延長するといいでしょう。
始業時間前に掃除をするならば、
始業時間が9:00で、掃除に必要な時間が30分という前提で考えれば、担当になった人の
始業時間を30分早めれば、8:30から
労働時間にできます。
一方、終業時間後の清掃ならば、終業時間を30分遅らせればいいでしょう。
上記のように時間を調整して対処し、
労働時間外に掃除をさせる無賃労働は避けて下さい。
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メールマガジン【本では読めない
労務管理の"ミソ"】のご紹介
内容の一例・・・
『定額
残業代で
残業代は減らせるのか』
『15分未満の
勤務時間は切り捨て?』
『4週4日以外の
変形休日制度もある』
『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
『日曜日=
法定休日と思い込んではいけない』
『
半日有給休暇と
半日欠勤の組み合わせはダメ?』
『寸志は
賃金or贈り物?』
『ケータイは仕事道具か遊び道具か』
など、その他盛りだくさんのテーマでお送りしています。
本に書いていそうなんだけど、書いていない。
そんな内容が満載。
【本では読めない
労務管理の"ミソ"】
▽ ▽ <登録はこちら> ▽ ▽
http://www.growthwk.com/entry/2008/05/26/125405?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160308HT
※配信サンプルもあります。
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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。
タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで
勤務時間を集計しないといけない。
しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては
勤務時間の集計は悩みのタネですよね。
そんな悩みをどうやって解決するか。
そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。
Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても
勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。
始業や終業、
時間外勤務や
休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。
Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
や
出勤簿で
勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。
▽ ▽ < Clockperiodの利用はこちら > ▽ ▽
https://www.clockperiod.com/Features?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_clockperiod20160308HT
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残業で悩んでいませんか?
「長時間の残業が続いている」
「
残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い
残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、
割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に
勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は
勤務時間を短く、ある日は
勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。
『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160308HT
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■時間外にロッカーを掃除。
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例えば、職場では白衣に着替えるので、仕事を始める前に、服を着替えて、自分の服とその他の持ち物をロッカーにしまっておく。他にも、コック服に着替えるとか、エプロンを着用する職場とか、中には警察官やキャビンアテンダントのように全身ユニフォームにチェンジする職場もありますよね。
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職場によっては、クリーン担当の人や外注のクリーンサービスを利用するところもあるかと思いますが、社員でローテーションを組んで、順番に更衣室の掃除を担当するところもあるはず。
1週間ごとに更衣室を掃除している職場ならば、「今週は後藤さんね。じゃあ、来週は、、木村さんが掃除当番ね」という感じの会話がなされて、順番に担当者が更衣室の掃除をする。そんな会社、ありますよね。
この更衣室の掃除、労務管理的には何も問題はなさそうな作業ですが、どういう形で掃除がなされているかどうかによって、問題が生じる場合があります。
もし、始業から終業までの間に、業務として更衣室の掃除を行っているならば、これは特に問題ないです。
しかし、いつもよりも早く職場に来て、始業時間前に更衣室の掃除をしているとか。また、仕事が終わって、タイムカードの終業打刻をした後に更衣室の掃除をしているとか。他にも、休憩時間を削って更衣室の掃除をしているとか。
こういう掃除の仕方をしていると、労務管理的にはちょっと問題です。
■やってもやらなくてもいいか。それとも、そうではないか。
更衣室の掃除そのものは、いわゆる生産活動ではないので、純粋な意味では仕事ではないです。
コックの人は料理を作るのが仕事であって、床を箒で掃くのはその人達の仕事ではないですから、純粋な意味での仕事ではありません。
しかし、週毎に当番を決めて、清掃担当になった人は、更衣室の床を箒で掃いて、ゴミ箱のゴミを捨てて、ロッカーの扉を雑巾で拭かないといけないとなれば、これは仕事になります。
仕事かそうではないかの判断は、任意性の有無で判断します。
やってもやらなくてもいいならば、それは仕事じゃない。しかし、やらないとダメならば、それは仕事。
掃除当番の順番が回ってきたら掃除をしないといけないならば、それは仕事になるのですね。
ゆえに、始業時間前に更衣室の掃除をさせたり、終業時間後に更衣室の掃除をさせたり、休憩時間を削って更衣室の掃除をさせるのは、ダメです。
もし、どうしても始業時間前や終業時間後じゃないと都合がつかないならば、掃除の担当になった人の勤務時間を延長するといいでしょう。
始業時間前に掃除をするならば、始業時間が9:00で、掃除に必要な時間が30分という前提で考えれば、担当になった人の始業時間を30分早めれば、8:30から労働時間にできます。
一方、終業時間後の清掃ならば、終業時間を30分遅らせればいいでしょう。
上記のように時間を調整して対処し、労働時間外に掃除をさせる無賃労働は避けて下さい。
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『定額残業代で残業代は減らせるのか』
『15分未満の勤務時間は切り捨て?』
『4週4日以外の変形休日制度もある』
『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
『日曜日=法定休日と思い込んではいけない』
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残業で悩んでいませんか?
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「残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
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『残業管理のアメと罠』
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