2026年8月20日号 (no. 1258)
3分労働ぷちコラム バックナンバーはこちら
(
https://www.soumunomori.com/profile/uid-20903/)
「残業は遅刻と同じ」
このメッセージをタイムカードがあるところに掲示する。
勤務時間を確認する場所に貼ってみる。
目につくところにさり気なく見えるようにすると、
意識が変わり、行動も変わるのでは。
■残業だけ時間にルーズなのはなぜなのか
社員が1時間遅刻してきたら。
「始業時刻は9時なのだから、9時に来てください」
と注意するでしょうね。
ところが、
終業時刻を1時間過ぎることについては、
あまり問題にされません。
むしろ、「遅くまで頑張っている」と肯定的に評価される職場さえありますね。
遅刻すると、
それが数分でもギャンギャン言うのに、
残業だと何も言われない。
むしろ肯定的に捉えられたりするんです。
そりゃあ、おかしいと思えるし、そう思うのが自然。
■注意や禁止ではなく、意識に伝わる言葉
そこで、会社の時間感覚を変えるために、
こんな言葉を使ってみては。
「残業は遅刻と同じ」
1時間残業しても構わないのであれば、
反対に1時間遅刻しても構わない。
そんな理屈まで成り立ってしまいます。
もちろん、残業と遅刻は同じものではありませんけれども。
しかし、
「決められた時間から外れて働く」と考えると、
残業に対する見方が変わります。
■残業命令は遅刻命令?
残業を指示すると、それは遅刻を指示したことになる。
残業をさせるのは、遅刻をさせているのと同じでとすれば、
決まった時間を超えて仕事をするスケジュールは組みにくい。
だから、時間にルーズな働き方はできないのですね。
これは「注意する」、「残業を禁止する」というより、
日常的に目に入る言葉で、
残業に対する基準を変えるやり方。
もちろん、突発的な業務で残業が必要になることはあります。
チャンと
36協定も届け出ているならば、
時間外労働や
休日労働はできます。
そういうときに時間を延長するのは、何ら問題ない。
むしろやるべき場面でもある。
事故や電車遅延など、遅刻が避けられない場合があります。
これも他のところで時間を延ばして帳尻を合わせたらいい。
中には、時間を意識せずにもっとやりたい方もいらっしゃるので、
そういう職種も用意しておく。
時間制限を緩めて働くこともできますし、
そういう選択肢もありますから。
全員一律で時間を揃える必要はなくて、
時間で枠を固めて仕事をする職種、
枠を緩めて仕事ができる職種、
分けて働くことができます。
■
経費節約は熱心、時間節約には、、?
仕事になると、
お金、
経費を節約することには熱心。
一方で、
仕事の時間を節約することにはなぜか意識は低め。
なんだか、時間なら無制限で、仕事ができるんだ。
みたいな感覚の方もいるのでは。
時間は、言い換えると命であって、
お金よりも価値が高いのは明らかなのに、
不思議な判断をするんですよね、人は。
締め切りを守らない仕事に価値はないのですから。
今週中に仕上げるものを、
こだわって品質を上げるために、
翌週まで時間をかけて仕上げても、
どうしようもない。
ならば、
持ち時間内に終われない仕事にも価値はない、
と判断されてしまうのでは。
■目に見えるところにメッセージがある
タイムカード、
勤怠システムの打刻端末、
勤務時間を確認する掲示板など、
実際に時間を意識するところに、
「残業は遅刻と同じ」
とのメッセージを置くのがポイント。
働く時間を意識する場所でメッセージが見えるのが良い。
休憩室にポスターを貼るよりも、
始業の打刻をする
→ 「残業は遅刻と同じ」が目に入る
→ 今日の仕事の終わらせ方を考える
という流れを毎日作るほうが、行動に結びつきやすい。
残業申請書を使用している会社なら、
申請書の最後に「残業は遅刻と同じ」と記載する方法もあります。
あらかじめ、申請書に印字しておきます。
申請書を書くときは、いつも目に入りますからね。
注意や強制で人を管理する方法から、
人が動きたくなる環境を管理する。
人から言われても変わらないものですからね。
他者にやらされるよりも、
自分から動いて、変わる方が効果があります。
自発的に動いてこそ仕事ですから。
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┃Copyright(c) あやめ
社労士事務所 All rights reserved
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┃本では読めない
労務管理のミソ
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目につくところにさり気なく見えるようにすると、
意識が変わり、行動も変わるのでは。
■残業だけ時間にルーズなのはなぜなのか
社員が1時間遅刻してきたら。
「始業時刻は9時なのだから、9時に来てください」
と注意するでしょうね。
ところが、
終業時刻を1時間過ぎることについては、
あまり問題にされません。
むしろ、「遅くまで頑張っている」と肯定的に評価される職場さえありますね。
遅刻すると、
それが数分でもギャンギャン言うのに、
残業だと何も言われない。
むしろ肯定的に捉えられたりするんです。
そりゃあ、おかしいと思えるし、そう思うのが自然。
■注意や禁止ではなく、意識に伝わる言葉
そこで、会社の時間感覚を変えるために、
こんな言葉を使ってみては。
「残業は遅刻と同じ」
1時間残業しても構わないのであれば、
反対に1時間遅刻しても構わない。
そんな理屈まで成り立ってしまいます。
もちろん、残業と遅刻は同じものではありませんけれども。
しかし、
「決められた時間から外れて働く」と考えると、
残業に対する見方が変わります。
■残業命令は遅刻命令?
残業を指示すると、それは遅刻を指示したことになる。
残業をさせるのは、遅刻をさせているのと同じでとすれば、
決まった時間を超えて仕事をするスケジュールは組みにくい。
だから、時間にルーズな働き方はできないのですね。
これは「注意する」、「残業を禁止する」というより、
日常的に目に入る言葉で、
残業に対する基準を変えるやり方。
もちろん、突発的な業務で残業が必要になることはあります。
チャンと36協定も届け出ているならば、
時間外労働や休日労働はできます。
そういうときに時間を延長するのは、何ら問題ない。
むしろやるべき場面でもある。
事故や電車遅延など、遅刻が避けられない場合があります。
これも他のところで時間を延ばして帳尻を合わせたらいい。
中には、時間を意識せずにもっとやりたい方もいらっしゃるので、
そういう職種も用意しておく。
時間制限を緩めて働くこともできますし、
そういう選択肢もありますから。
全員一律で時間を揃える必要はなくて、
時間で枠を固めて仕事をする職種、
枠を緩めて仕事ができる職種、
分けて働くことができます。
■経費節約は熱心、時間節約には、、?
仕事になると、
お金、経費を節約することには熱心。
一方で、
仕事の時間を節約することにはなぜか意識は低め。
なんだか、時間なら無制限で、仕事ができるんだ。
みたいな感覚の方もいるのでは。
時間は、言い換えると命であって、
お金よりも価値が高いのは明らかなのに、
不思議な判断をするんですよね、人は。
締め切りを守らない仕事に価値はないのですから。
今週中に仕上げるものを、
こだわって品質を上げるために、
翌週まで時間をかけて仕上げても、
どうしようもない。
ならば、
持ち時間内に終われない仕事にも価値はない、
と判断されてしまうのでは。
■目に見えるところにメッセージがある
タイムカード、
勤怠システムの打刻端末、
勤務時間を確認する掲示板など、
実際に時間を意識するところに、
「残業は遅刻と同じ」
とのメッセージを置くのがポイント。
働く時間を意識する場所でメッセージが見えるのが良い。
休憩室にポスターを貼るよりも、
始業の打刻をする
→ 「残業は遅刻と同じ」が目に入る
→ 今日の仕事の終わらせ方を考える
という流れを毎日作るほうが、行動に結びつきやすい。
残業申請書を使用している会社なら、
申請書の最後に「残業は遅刻と同じ」と記載する方法もあります。
あらかじめ、申請書に印字しておきます。
申請書を書くときは、いつも目に入りますからね。
注意や強制で人を管理する方法から、
人が動きたくなる環境を管理する。
人から言われても変わらないものですからね。
他者にやらされるよりも、
自分から動いて、変わる方が効果があります。
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