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マーケティング・ミックス

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2007年5月21日発行 第1・第3週月曜日発行
メールマガジン:経営のパートナー VOL3
<経営学で企業を再生する>
【発行責任者】経営テクノ研究所 代表 舘 義之
【E-mail】tate@agate.plala.or.jp
【H P】http://www9.plala.or.jp/keiei-techno
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◆CONTENTS◆
VOL3.マーケティング
●マーケティング・ミックス
●閑話休題「ストレスのたまる仕事」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●マーケティング・ミックス

 ターゲット市場に対して、マーケティングのトータルな展開は、各手段の
組合せによって、その効果を発揮します。その考え方を「マーケティング・
ミックス」と言います。

 昔のマーケティングというのは、人目を引くような奇抜なやり方をして、
非常に単純率直でした。ところが、今日のマーケティングは、むそういうや
り方ではなくて、いろいろな方式を組合せ、ミックスして総合的に活動する
ことになりました。

 たとえば、広告という爆撃機を使う。あるいは消費者教育というようなゲ
リラ部隊を使う。また、ディラー・ヘルプスというようなことをしたり、セ
ールスマンという歩兵を使ったり、いろいろな戦力を総合していくのが、今
日のマーケティング・ミックスです。

 マーケティング・ミックスの狙いとしては、次のようなところにあります。
●目標市場、目標顧客に対して最も有効なミックス効果を発揮することがで 
 きます。
●競争企業より優れたミックスにより優位に立つことができます。
●有限の人材、費用の最も効果的な配分を考えることができます。

 マーケティングの手段としてマッカーシーは、「4つのPによる区分」を
行っています。

1.製品政策(Product)
2.価格政策(Price)
3.チャネル政策(Place)
4.プロモーション政策(Promotion) 
 ●人的セールス活動
 ●広告
 ●販売促進           

 マーケティング・ミックスは、これらを有効に組合わせることを目途して
います。たとえば、高い機能を持った製品を販売するために、人的セールス
に重点をおき十分な技術指導やサービスを行なうので価格は高く維持すると
か、逆に普及品を主体に販売するため、量販を目指した販売経路として代理
店を多数活用するとか、いった組合せを考えるわけです。

 では、もう少し具体的に4Pの内容について、ふれておきましょう。

1.製品(Product)
●新製品開発
●既存製品の改良
●既存製品の新用途開拓
●製品ラインの整備
●製品差別化

2.価格(Price)
●コストプライス法
●市場価格法
●機能比較法
●需要弾力性による方法
●オクセンフェルトの多段階価格決定法
●ライフサイクルの位置による方法

3.チャネル(Place)
●ディーラーヘルプ
 経営指導、販売指導、社員教育、金銭的報奨、看板、陳列棚、コンテスト、
 キャンペーン、福利厚生の制度的実施、

4.プロモーション(Promotion)
●顧客に対する販売促進
 展示会、DM、見本品の提供、ノベルティ、懸賞コンテスト
●販売店に対する販売促進
 資料、販売用具の提供、セールスキャンペーン、セールス教育、
●社内に対する販売促進
 社内キャンペーン、販売用具の作成、セールス教育

 「王将」で有名な坂田三吉八段が、「ああ銀が泣いている」という言葉を
もらしたそうです。銀だけが、駒組みから取り残されていない、その悲しみ
をつい口にしたものでしょう。全体の計画のなかで結びついてこそ、一つ一
つの手が生きるのです。
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●閑話休題「ストレスのたまる仕事」

 リクルートとインフォプラントが全国約1,000人のビジネスパーソン
にアンケート調査を実施した結果、ストレスがたまる業界・職種を紹介して
いましたが、それぞれの第3位までを挙げますと、次の通りです。

◆ストレスがたまる業界
1位:通信業界
2位:不動産、建築業界
3位:商社

◆ストレスがたまる職種
1位:クリエイティブ職
2位:その他(公務員、教師など)
3位:サービス、販売

 ストレスの原因として、複数回答ですが、10位まで列挙します。
1. 職場の人間関係(主に上司)     41,2%
2. 仕事の量              38,8%
3. 仕事の質              36,1%
4. 仕事にやりがいがないこと      30,0%
5. 収入                29,8%
6. 就業時間              26,6%
7. 昇進・昇格             19,6%
8. 職場の人間関係(主に同僚)     18,8%
9.経営方針              18,5%
10.職場の人間関係(主に顧客・取引先)15,3%

 有名なホーソン工場の実験から、経営社会における人間関係の研究が脚光
をあび、労務管理の一部門を形成するようになりました。それは、従来の労
務管理が「物の環境」との交渉に重点をおき、賃金と作業環境の立場から従
業員個人の能率を問題としていたのに対する反動です。

 その前提には、人間は、コストの原理と能率の原理とで動くものである、
という機械論な抽象があったに違いありません。

 ところが、人間は「人の環境」とも交渉があり、そこではたらく原理は、
「情念」の原理であることに気づいたからです。賃金への不平が、その絶対
額ではなく、上司や同僚間の不公平に基づくものである、という発見でした。

 このことは、当然のことですが、経営においては、この事実を忘れていた
のです。作業条件とか給与体系ということも、もちろん重要ですが、管理者
として最も重要な役割は、自分の部下のセンチメント、感情を安定させ、そ
の人が自分の上役から自分は尊重されている、自分の価値を認められている
のだ、と感じとれるようにしてやるということ、これが、いちばん重要なの
だ、という考え方が人間関係の考え方です。

 人間関係は、人間の平等に根ざしています。身分的な差は、そこにはあり
ません。対等の人格を尊重するのです。それは、単に技術的なものではなく
て、人間観そのものです。

 いいたいことも言えない。その場で言って黙殺されるなら、まだましで、
あとから生意気である、といわれたり、左遷されたり、最悪の場合は、やめ
させられることもあります。このような人間関係のなかでは、ストレスが蓄
積されるばかりです。
 
 これを解決するためには、まず経営者自身が「人間学」を学ぶことから始
めなければなりません。
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