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時間管理について

労働基準法における「時間」に関する用語には、労働時間総労働時間休憩時間、修学時間、育児時間所定労働時間法定労働時間時間外労働といったものがあります。これだけ多くの用語が必要であることからもわかる通り、労務管理の中でも時間管理は非常に重要です。

一般的な時間管理のツールといえば、勤怠管理に使用するタイムレコーダーです。

タイムレコーダーは、ご存知の通り、時間を管理する時計の上に、タイムカードの挿入口が取り付けられたものです。従業員は、出勤時と退勤時にタイムレコーダーにタイムカードを挿入して、自らの勤怠情報を記録します。

タイムレコーダーは、19世紀にアメリカで発明されたとのことです。日本でも1931年に、現在のアマノの創始者である天野修一氏が電気式のものを発明しました。現在は、時計もデジタル化され、パソコンやインターネットに接続できるものや、指紋や声紋といった認証機能のついたものまで開発されています。更にタイムレコーダーの情報は、勤怠管理ソフト給与計算ソフトに連動することで、益々便利になっています。

他の時間管理のツールとして、トラックやタクシーといった業界で使用されているタコグラフというものがあります。

タコグラフは自動車に設置し、車の運行状況(速度・走行距離・時間)を記録するものです。もともとは、安全運行管理上の目的で、特定の業務車両に取り付けを義務づけたものです。一般に、1日の業務が終了したら、日々の運行日報として活用されています。

私が知る限り、一般に使用している時間管理のツールはこんなところです。

他に時間管理に使えるツールはないだろうか?
皆さんは、パソコンの時刻はいつも正しいですか?

私のパソコンも先程まで3分ほど遅れていました。パソコンを購入した時点に一度合わせたきり、ずっとそのままにしていたので、当然ズレが発生していました。いつでもパソコンの時刻を正確にしておく方法があります。それはNTP(Network Time Protocol)サーバを利用する方法です。(参考:http://www2.nict.go.jp/w/w114/tsp/PubNtp/index.html
インターネットに接続できるパソコンならば簡単に設定できます。私のパソコンも今は正確です。パソコン時間が正確であれば、メール連絡時刻を使用することで、在宅勤務での時間管理に使えるでしょう。

では、屋外で正しい時刻を得る方法はないでしょうか?
あなたの携帯電話の時刻は正しいですか?

最近の携帯電話は、基地局を利用した自動補正機能を持ったものや、GPS内臓のものはGPS衛星からの時効情報を利用するものもあるので、正確な時刻を得るツールとして利用が可能です。事業場外における時間管理に、携帯電話は有効ではないかと思われます。

実は、私はGPS関連商品を開発していたので、GPS衛星から得られる時刻の正確さについてよく知っています。上記のパソコンサーバも基地局も、いずれもGPSを利用したものです。現在は、GPSは時刻の基準として多いに役に立っています。

いくら時間管理のツールとして正確なものを使用したとしても、それを使うのは人です。その人が、労働時間に対して正しい認識を持って利用しなければ、適正な時間管理はできません。



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