◆事例:求人に応募がない-1
従業員募集の募集広告を頻繁に出しているのですが効果がありません。同時
期に募集した同業他社では多数応募があったようです。何が悪いのでしょうか。
◇回答----------------------------------------------------------------
募集広告は頻繁に出すべきものではありません。むしろ逆効果です。媒体も
種々ありますが、募集ターゲットがよく目にする媒体を使わないと効果が出ま
せん。地域性が強い場合は折り込みチラシ、専門性を求めるなら求人誌、名の
通った企業ならネット利用の方法があります。さらに時期も考慮すべきです。
なお広告
代理店の提案は鵜呑みにせず、実績の提示を求めた方が安全です。
また、敷居が高いですが職安を利用する方法もあります。
■解説----------------------------------------------------------------
世間では相変わらずリストラばやりですが、要所では人材不足ということも
よくあります。従来は新卒者を社内で育てる余裕がありましたが、今は即戦力
の中途
採用で対応するのが当たり前になっています。ところが、求人募集をし
ても人材が集まらないどころか、応募そのものがないという声を耳にします。
一般的に、急ぎの求人の場合、地元誌やチラシを使って募集します。対象範
囲が限られているため質よりも、とにかく猫の手でもという場合に向いている
ようです。事実、パートやバイトの募集はこの方法が多いですね。原稿入稿も
短期間で済み比較的料金も安く、手軽な手段と言えます。ただ、手軽だからと
いってしょっちゅう求人を出すのは考えもの。毎週毎週同じ会社から求人が出
ていれば普通の人は応募しなくなります。
ある程度専門性や特殊技能を求めるような場合は、広告対象範囲を拡げなく
てはならず、新聞や求人誌を使うこととなります。この方法のデメリットは、
バカ高いこと。例えばA新聞の日曜首都圏版に1段1/3サイズで150万ほどかか
ります。労働省の局長が捕まったR社の雑誌ではB5版1/2ページで確か30万ほど。
中小企業じゃ利用不能。しかもこの手の媒体は全国レベルの有名企業が目白押
しなので、地方の名もない会社が広告ぶっても、単にページ数増やしにしかな
らないような気が。効果はほとんどないようです。
IターンやUターンを目指す人は集まりますが、総数は以外と少ないものです。
この方法は多くの広告
代理店が競争しています。何気なく地元紙に求人出し
たら、応募はゼロだが
代理店からの営業電話が鳴り通しということがあります。
代理店にとっては、この分野が一番おいしいからでしょうが、はっきり言って
迷惑の限り。
特に急がないような場合、伝統的な縁故という方法も意外と現存しています。
あてにならないのと、しがらみが付いてまわるのがデメリットですね。
最近は、ネットでの求人が急増しています。yahoo等で「求人」で検索すると
2千件以上ヒットし、上位に表示されるほとんどがネット求人のサイトです。
このサイトは特に制限がなく簡単に設営できることから、はっきり言って玉石
混淆の状態です。有名なサイトはそれなりの効果はありますが、求人誌より料
金が高いこともあります。もちろん中には1週間掲載で1万円という良心的な
価格設定のサイトもありますが、ネット求人の職種は偏っている感じがします。
システムや技術系の職種は多いようですが、営業や事務系はあまり動きがない
ようです。大きなサイトでは求人誌同様有名企業が多く、小さな会社はなかな
か目を通してもらえません。はっきり言ってサシミのツマ。利用する場合は自
分が職探しするつもりで検索して確認してからにすべきでしょう。
会社にとって募集広告等の
費用もバカにならないことから、最近は職安への
求人が再び脚光を浴びてきているようです。職安利用なら
費用は一切かからず、
しかも条件を満たせば
助成金までもらえるという点が大きなメリットのようで
す。
しかし職安への求人は色々と制約が多いのも事実です。性別指定ができない
ほか、理由のない年齢制限も不可、求人票に記載した
労働時間のチェックまで
されます。特に10月は
労働保険適用促進月間でもあり、労災や
雇用保険に未加
入だと、ねちねち嫌みを言う職安もあるようです。とは言え、やはりタダとい
うのは大きな魅力。至急とか違法性のある求人でなければダメモトで職安を利
用する価値はあります。
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労務に効く薬
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◆事例:求人に応募がない-1
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種々ありますが、募集ターゲットがよく目にする媒体を使わないと効果が出ま
せん。地域性が強い場合は折り込みチラシ、専門性を求めるなら求人誌、名の
通った企業ならネット利用の方法があります。さらに時期も考慮すべきです。
なお広告代理店の提案は鵜呑みにせず、実績の提示を求めた方が安全です。
また、敷居が高いですが職安を利用する方法もあります。
■解説----------------------------------------------------------------
世間では相変わらずリストラばやりですが、要所では人材不足ということも
よくあります。従来は新卒者を社内で育てる余裕がありましたが、今は即戦力
の中途採用で対応するのが当たり前になっています。ところが、求人募集をし
ても人材が集まらないどころか、応募そのものがないという声を耳にします。
一般的に、急ぎの求人の場合、地元誌やチラシを使って募集します。対象範
囲が限られているため質よりも、とにかく猫の手でもという場合に向いている
ようです。事実、パートやバイトの募集はこの方法が多いですね。原稿入稿も
短期間で済み比較的料金も安く、手軽な手段と言えます。ただ、手軽だからと
いってしょっちゅう求人を出すのは考えもの。毎週毎週同じ会社から求人が出
ていれば普通の人は応募しなくなります。
ある程度専門性や特殊技能を求めるような場合は、広告対象範囲を拡げなく
てはならず、新聞や求人誌を使うこととなります。この方法のデメリットは、
バカ高いこと。例えばA新聞の日曜首都圏版に1段1/3サイズで150万ほどかか
ります。労働省の局長が捕まったR社の雑誌ではB5版1/2ページで確か30万ほど。
中小企業じゃ利用不能。しかもこの手の媒体は全国レベルの有名企業が目白押
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らないような気が。効果はほとんどないようです。
IターンやUターンを目指す人は集まりますが、総数は以外と少ないものです。
この方法は多くの広告代理店が競争しています。何気なく地元紙に求人出し
たら、応募はゼロだが代理店からの営業電話が鳴り通しということがあります。
代理店にとっては、この分野が一番おいしいからでしょうが、はっきり言って
迷惑の限り。
特に急がないような場合、伝統的な縁故という方法も意外と現存しています。
あてにならないのと、しがらみが付いてまわるのがデメリットですね。
最近は、ネットでの求人が急増しています。yahoo等で「求人」で検索すると
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このサイトは特に制限がなく簡単に設営できることから、はっきり言って玉石
混淆の状態です。有名なサイトはそれなりの効果はありますが、求人誌より料
金が高いこともあります。もちろん中には1週間掲載で1万円という良心的な
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システムや技術系の職種は多いようですが、営業や事務系はあまり動きがない
ようです。大きなサイトでは求人誌同様有名企業が多く、小さな会社はなかな
か目を通してもらえません。はっきり言ってサシミのツマ。利用する場合は自
分が職探しするつもりで検索して確認してからにすべきでしょう。
会社にとって募集広告等の費用もバカにならないことから、最近は職安への
求人が再び脚光を浴びてきているようです。職安利用なら費用は一切かからず、
しかも条件を満たせば助成金までもらえるという点が大きなメリットのようで
す。
しかし職安への求人は色々と制約が多いのも事実です。性別指定ができない
ほか、理由のない年齢制限も不可、求人票に記載した労働時間のチェックまで
されます。特に10月は労働保険適用促進月間でもあり、労災や雇用保険に未加
入だと、ねちねち嫌みを言う職安もあるようです。とは言え、やはりタダとい
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