相談の広場
最終更新日:2010年07月14日 17:19
こんにちは。
人事の仕事に就いてまだ1年未満の若輩者です。
知識不足なので皆様のお力を貸して頂ければと思い、
投稿させて頂きました。
よろしくお願い致します。
タイトル通り、現在、夏季休暇の減少を検討しております。
就業規則では7~9月の間で最大5日間取得出来ることに
なっているのですが、これを例えば「3日にして、2日を有給休暇を
消化させる」という案が持ち上がっております。
しかし、調べたところ、これでは「不利益変更」となってしまい、
従業員の同意を得ないと難しいのでは。と思っております。
取得時期に関しても7~9月ではなく、もう少し限定して
時期を定めたいと思っているのですが、こちらに関しては
問題ないでしょうか。
(従業員からの反発はありそうですが・・・)
また、夏季休暇が減ることで労働時間が延びることになるので、
賃金の改定も必要になるとどこかで見た気がするのですが、
こちらもやはりそうなのでしょうか?
何分、知識不足でどのようにすればよいのか全く分からず、
お手上げ状態です。
お力をお借り出来れば幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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夏休みの日数を減らすことおよび取得可能時期の短縮とのことですが、それぞれに合理的な理由があると思います。
その処理が不利益変更にあたるかどうかは、その理由によりけりだと思います。
これを実施することによる法的な問題点は特に見あたりません。
夏休みは多くの場合、就業規則上では「特別休暇」と扱われているかと思います。
ここで明確にしておくべきなのは、「休日」と「休暇」の違いです。
休日は「四週四休の原則」にもとづき、任意の四週間に必ず四日以上の休日が設定されていなければなりません。
それ以外にも「会社が休日と定める日」が「休日」となり、会社そのものがお休みであるという状態がほとんどだと思います。
一方、「休暇」として、その代表である「年次有給休暇」については、ご存じのように「就業から6ヶ月の間に8割以上の出勤をしている者」に与えなくてはなりません。
御社の就業規則上、その「夏休み」を「休日」としているのか「休暇」としているのかよっても、扱いが違ってくると思います。
もしも休日としているのであれば、それを休暇にすげ替えるわけですから、不利益変更の可能性もあります。
なぜなら、その二日の年次有給休暇は、その変更によって取得を余儀なくされるからです。
変更がなければ、それを別の時期に取得できた、ということになりますので、この点が従業員には不利益をもたらしている、という観点です。
いずれにせよ、今回の変更を検討している理由と、夏休みを「休暇」としているのか「休日」としているのかを、再度確認されるのが先決かと思います。
ご回答、ありがとうございます!!
弊社の就業規則では、夏季休暇に関しましては「休暇」として取り扱われております。
> 御社の就業規則上、その「夏休み」を「休日」としているのか「休暇」としているのかよっても、扱いが違ってくると思います。
> もしも休日としているのであれば、それを休暇にすげ替えるわけですから、不利益変更の可能性もあります。
> なぜなら、その二日の年次有給休暇は、その変更によって取得を余儀なくされるからです。
> 変更がなければ、それを別の時期に取得できた、ということになりますので、この点が従業員には不利益をもたらしている、という観点です。
と、言うことは、「休暇」を減らすことは「不利益変更」ではなく、特段問題はないということでしょうか。
今回、夏季休暇を減らす理由としては、
1.年次有給休暇を使用しないで消化していく者が多数いること
2.そもそも5日間も与える必要があるのか
(一般的な会社は5日も与えていないのではないかという社長の見解)
上記のような理由で、夏季休暇の減少を検討しようか・・・というところです。
特に売上業績が悪いなどの理由はありませんが、上記のような理由で変更というのは可能なものなのでしょうか。
> 夏休みの日数を減らすことおよび取得可能時期の短縮とのことですが、それぞれに合理的な理由があると思います。
> その処理が不利益変更にあたるかどうかは、その理由によりけりだと思います。
>
> これを実施することによる法的な問題点は特に見あたりません。
> 夏休みは多くの場合、就業規則上では「特別休暇」と扱われているかと思います。
>
> ここで明確にしておくべきなのは、「休日」と「休暇」の違いです。
>
> 休日は「四週四休の原則」にもとづき、任意の四週間に必ず四日以上の休日が設定されていなければなりません。
> それ以外にも「会社が休日と定める日」が「休日」となり、会社そのものがお休みであるという状態がほとんどだと思います。
>
> 一方、「休暇」として、その代表である「年次有給休暇」については、ご存じのように「就業から6ヶ月の間に8割以上の出勤をしている者」に与えなくてはなりません。
>
> 御社の就業規則上、その「夏休み」を「休日」としているのか「休暇」としているのかよっても、扱いが違ってくると思います。
> もしも休日としているのであれば、それを休暇にすげ替えるわけですから、不利益変更の可能性もあります。
> なぜなら、その二日の年次有給休暇は、その変更によって取得を余儀なくされるからです。
> 変更がなければ、それを別の時期に取得できた、ということになりますので、この点が従業員には不利益をもたらしている、という観点です。
>
> いずれにせよ、今回の変更を検討している理由と、夏休みを「休暇」としているのか「休日」としているのかを、再度確認されるのが先決かと思います。
最近あまりこちらを見ておらず、返信が遅くなりまして失礼しました。
> と、言うことは、「休暇」を減らすことは「不利益変更」ではなく、特段問題はないということでしょうか。
労働基準法上の最低値を満たしていれば、休暇の日数が減っても法的な問題はありません。
ただ、そうはいっても給与や休暇という類のものは、そこの従業員のモチベーションに密接に関係しているものですから、とにかくなんらかの変更が「いままでより条件が悪くなった」と思わせるようなものである場合、それは問題の有無に関わらず、会社全体の士気を下げるものであるということを念頭に置かれるのが先決かと思います。
> 今回、夏季休暇を減らす理由としては、
>
> 1.年次有給休暇を使用しないで消化していく者が多数いること
消化というか、年次の年休日数の精算の際に、前々年の付与分は消滅するという意味だと思いますが、これは、休暇日数を管理する側から「いついつまでに何日消化しないと、前々年分の年休は消滅してしまう」という旨を、こまめにお知らせしてあげることで、ある程度は解消できる問題だと思います。
現在、御社において、年休管理をどのようにされているのか不明ですが、総務側と社員側との双方で、その日数がいつでもわかる状態になっているでしょうか?
労働基準法上では、前々年付与分の年休の未消化分は消滅させてもOKということになっていますので、いまどきの労務管理としては、その程度の親切さがあってもよかろうと、個人的には考えます。
> 2.そもそも5日間も与える必要があるのか
> (一般的な会社は5日も与えていないのではないかという社長の見解)
こればかりは、経営者の思惑ですので、なにが正しいかという基準はありません。
たしかに夏休みがまったくない会社もあれば、2日ある会社もあるし、月曜から金曜の連続した5日間にするなどと、その設定の仕方はまちまちだと思います。
業種にもよるかと思いますが、たとえば製造業などであれば、仕入れ元などがお盆休みなどで稼働していないときに自分のところだけ営業していても、あまり効率的でない場合は、周りにあわせて休業しましょうなどとしているところもありますし、そうでない企業の場合、個人別に取得するような場合もあるかと思います。
また、お子さんのいる社員などについては、夏休みがなるべく多く取れたほうが、家族へのサービスもできたり、猛暑の時期に思い切って休んで鋭気を養い、その後の業務に備えるなど、夏休みの効果というのは、意外と大きなものだと考えられます。
> 特に売上業績が悪いなどの理由はありませんが、上記のような理由で変更というのは可能なものなのでしょうか。
もちろん、変更すること自体は可能ですが、それにともなうさまざまな課題もよくよく吟味されることをオススメします。
もともとの質問の主旨と、だいぶかけ離れたハナシになっているような気もしますが、やはりこの件というのは、問題の有無だけを検討しても、なかなかよい結果にはならないのではないか?というのが私の考えとなります。
ryjymmt様
ご返信頂きまして誠にありがとうございます。
夏季休暇につきましてはやはり会社の裁量によりますね。
現在あるものを減らしたり、取得時期を限定したり・・・などの
社員にとってマイナスになるようなことをすると、おっしゃるように
やはりモチベーション低下にもつながると思いますし、夏休みの効果が
どれだけ社員の業務効率アップになるかということを考えないと
いけないですね。
おっしゃる通り、「日数を減らすことが問題かどうか」という視点だけで
考えるのは危険な気がします。
私も出来るだけ社員にとっては有利なようにしたいと
思っておりますので、夏季休暇については変更しない方向で
動きたいと思います。
夏季休暇の問題だけではなく、その他会社として抱えている問題が
いくつかありますので、社員の士気を下げないように動くべきだと
考えております。
>もともとの質問の主旨と、だいぶかけ離れたハナシになっているような気もしますが、
いえいえ、むしろ、こちらが本質だと思います。
会社といえど、「人」で動いているものだと思いますので、その「人」を
大切にする会社でありたいと思います。
この度は貴重なお時間を割いてアドバイスを下さり、
心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
また何かあればご質問させて頂くかもしれませんが、
その際は何卒よろしくお願い申し上げます。
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