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労務管理

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フリーランスの労働条件について

著者 zinfangel さん

最終更新日:2011年05月11日 14:32

初めまして、フリーランス契約翻訳者として働いています。
以下の状況では「想定期間外」の労働費は請求出来ますでしょうか?もし似たような体験をなさった方がいらっしゃれば是非アドバイスをお願いします。長文で申し訳ありません。

去年コンサルティング会社の紹介、仲介という形で、ファミリーレストラン経営会社から従業員マニュアル翻訳の仕事を引き受けました。最初の2ヶ月は正社員と同様出勤して事務所のPCで翻訳をしておりました。その後11月末にその正規マニュアルが出来たので今度はフリーランス契約で翻訳を始めました。その時交わした契約条件はこの通りです。

契約期間は去年11月から3月まで
1回目の料金支払は1月末、2回目は4月末(4月になって、クライアントのチェックがこの頃終了予定と仲介会社から連絡があり、口頭で約束される)

ところが予定通り3月に全部納品して1ヶ月も経って何も連絡がなかったので、クライアントもチェックが済んだのだろうと判断し、最後の料金支払いを仲介会社に請求しましたら、クライアントから以下の条件を突きつけられました。それが4月末の時の話です。

クライアントのチェックが遅れ、料金支払は5月末にしろと言われた(私が仲介会社に困ると訴えたので、半分は4月末に支払ってもらいました。)。
まだ翻訳内容に不明点があるので今まで通りメールでの質問送付、修正を行う代わりに、5月に仲介会社の事務所に出向いてクライアントと打ち合わせに来い。(交通費は自己負担、打ち合わせ、修正等の労働費はなしの「無料奉仕/ただ働き」)

しかも意味不明?なことに「急いでいるので」、出向いて打ち合わせに来いと言われました。
(何が不明、質問したい点なのか全く明確な説明はないです) 今まで質問、修正は全てメールで行ってきたのに急ぐなら何故それが出来ないのか疑問です。

これではあまりと思い、仲介会社経由でクライアントに以下のことを伝えました。
納期から1ヶ月の間連絡が無かったので翻訳は終わったものと考え、次の就職口を探しているのに拘束される義務はない。
急いでいるのなら今まで通りメールで質問して下さい、ただし 5月以降修正を要請するのなら、「想定期間外」労働費を(出向時に支払われた時給x時間)請求します、もし出向く必要があるのなら交通費+労働費も請求しますと伝えました。

それ以降今に至るまでクライアントから修正要請や質問は来ていませんが、仲介会社もクライアントには非常に弱腰なのできちんと私の意向を伝えてくれたか不安です。
私の主張は正しかったでしょうか?よろしくお願いします。

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Re: フリーランスの労働条件について

著者外資社員さん

2011年05月11日 18:11

こんにちは

フリーランスの場合には、労働法の世界では「業務委託契約」として扱われます。
書き込みで不明なのは、あなたの契約相手で、クライアントと直接結んでいるのか、仲介が結んでいるかです。
あなたが仲介委託契約を結んでいるならば、クライアントが何と言おうが、あなたと仲介が結んだ契約を果たせば良くて、それ以上の作業をするかは、改めて別の仕事として受けるか、受けないかを決めれば良いのです。

クライアントと委託契約を結んでいるならば、そこでの条件により判断されます。
普通は、このような問題を避ける為に、納品の規定(納品から*営業日以内に検収し、申し出が無い場合には受領されたとして扱う等)を決めます。
その点はどうなっていたのでしょうか?

また、打ち合わせ等での費用交通費や拘束等)についても、本来ならば明確にしておいた方が良いでしょう。
とは言え、規定がないことについては、あなたにも義務が無いのですから、相手の言うとおりにする必要もありません。

まず納品が行われたかを明確にするしかありません。
それがはっきりしない内に、対応すると相手の言うなりになる危険があります。(つまりただ働きの危険)

ということで、まず契約相手は誰か、納品の定義はどうなっているかを再確認してみて下さい。

Re: フリーランスの労働条件について

著者zinfangelさん

2011年05月12日 11:05

著者外資社員様:

丁寧な回答ありがとうございます。今わかっている範囲でお答えします。

> フリーランスの場合には、労働法の世界では「業務委託契約」として扱われます。
> 書き込みで不明なのは、あなたの契約相手で、クライアントと直接結んでいるのか、仲介が結んでいるかです。
> あなたが仲介委託契約を結んでいるならば、クライアントが何と言おうが、あなたと仲介が結んだ契約を果たせば良くて、それ以上の作業をするかは、改めて別の仕事として受けるか、受けないかを決めれば良いのです。

契約では仲介会社と私が結んでおります。仲介会社がクライアントの翻訳業務を私に委託となっております。

> クライアントと委託契約を結んでいるならば、そこでの条件により判断されます。
> 普通は、このような問題を避ける為に、納品の規定(納品から*営業日以内に検収し、申し出が無い場合には受領されたとして扱う等)を決めます。
> その点はどうなっていたのでしょうか?

その点が曖昧です。先方がファイルの用意をいつ出来るかわからない、出来たとしても少しずつなので全て口頭で決めて、最後のファイルをとりあえず3月中旬までに出すということにしました。その通りの時期に納品しました。相手は「外部委託したことがない。」ためこんな曖昧な態度なのでしょうが。

> また、打ち合わせ等での費用交通費や拘束等)についても、本来ならば明確にしておいた方が良いでしょう。
> とは言え、規定がないことについては、あなたにも義務が無いのですから、相手の言うとおりにする必要もありません。

おっしゃる通りです。今までも経費全て自己負担で1ヶ月に
一度くらい事務所に出向いておりましたが、こんなに煩雑に
多いのでしたら契約に含めるべきでした。
また、規定がないので確かに私には義務がないです。仲介会社は「契約ではクライアントが全てチエックするまで最後までおつきあいするということになってるのでご了承下さい。と言ってますが、再度確認してもそのような事は記載されていませんでした。

> まず納品が行われたかを明確にするしかありません。
> それがはっきりしない内に、対応すると相手の言うなりになる危険があります。(つまりただ働きの危険)

納品は仲介会社に全て送付し、クライアントに送付するという形です。確実に3月中旬をもって全てのファイルを送付しました。これは仲介会社から確認のメールを頂いております。
ファイルは全て納品されたため、クライアントが今月にそれらのファイルのチェック修正したいと言ってきてるのだと判断しております。

大変曖昧な内容で申し訳ありません。まだ補足すべき点があれば
ご指摘下さい。よろしくお願いします。

Re: フリーランスの労働条件について

著者ごんジろうさん

2011年05月12日 11:10

> 以下の状況では「想定期間外」の労働費は請求出来ますでしょうか?

当然、請求すべきですが、契約条件が不明瞭ですね。


> その後11月末にその正規マニュアルが出来たので今度はフリーランス契約で翻訳を始めました。

マニュアルができた後に始めた翻訳は、別の仕事ですか?
それとも継続した仕事なのでしょうか?
「正規マニュアルが出来た」というであれば、その仕事はそこで完了していると思われます。


> 契約期間は去年11月から3月まで
> 1回目の料金支払は1月末、2回目は4月末(4月になって、クライアントのチェックがこの頃終了予定と仲介会社から連絡があり、口頭で約束される)

契約の仕方にも問題がありそうですね。
契約期間が3月までであれば、納品・検収も3月までに終了すべきです。
支払は4月末でも業務委託契約であれば、クライアントの検収期間を含めて、契約期間を定めるべきです。


> クライアントから以下の条件を突きつけられました。それが4月末の時の話です。

契約期間は3月末までですから、以降の仕事は別契約とすべきです。もちろん、瑕疵などの対応が契約書にどう記述されているかにも拠りますが。


> クライアントのチェックが遅れ、料金支払は5月末にしろと言われた(私が仲介会社に困ると訴えたので、半分は4月末に支払ってもらいました。)。

なんで半分しかもらわなかったのでしょう?
クライアントのチェックが遅れた原因があなたにないのならば、全額をもらうべきでした。
あなたの仕事にも非があると認めているようなものです。


> 納期から1ヶ月の間連絡が無かったので翻訳は終わったものと考え、次の就職口を探しているのに拘束される義務はない。

正しいスタンスだと思います。
ただし、「11月末にその正規マニュアルが出来た」という主張との関連性が不明です。


> 急いでいるのなら今まで通りメールで質問して下さい、ただし 5月以降修正を要請するのなら、「想定期間外」労働費を(出向時に支払われた時給x時間)請求します、もし出向く必要があるのなら交通費+労働費も請求しますと伝えました。

「想定期間外」労働費として前回の仕事を継続するのではなく、別契約を結ぶべきです。


> 私の主張は正しかったでしょうか?

正しいと思います。
しかし、今後の解約おける契約期間にはクライアントの検収期間も含めておくべきですし、クライアントの都合により検収が遅れた場合には検収されたものと看做すもしくは延長契約を結ぶなどの文言を契約書に記載しておくほうがよいと思います。

Re: フリーランスの労働条件について

著者zinfangelさん

2011年05月12日 17:42

著者ごんジろう様:

回答ありがとうございます。

> > その後11月末にその正規マニュアルが出来たので今度はフリーランス契約で翻訳を始めました。
>
> マニュアルができた後に始めた翻訳は、別の仕事ですか?
> それとも継続した仕事なのでしょうか?
> 「正規マニュアルが出来た」というであれば、その仕事はそこで完了していると思われます。

ややこしいのですが、契約を交わした仲介会社の事務所で草稿を
とりあえず翻訳し、それを元にクライアントが正規マニュアルを作成し、翻訳を頼んだのが11月です。

>
> > 契約期間は去年11月から3月まで
> > 1回目の料金支払は1月末、2回目は4月末(4月になって、クライアントのチェックがこの頃終了予定と仲介会社から連絡があり、口頭で約束される)
>
> 契約の仕方にも問題がありそうですね。
> 契約期間が3月までであれば、納品・検収も3月までに終了すべきです。
> 支払は4月末でも業務委託契約であれば、クライアントの検収期間を含めて、契約期間を定めるべきです。
>
私も何で期間を明確にしないのか疑問に思って仕事してました。
クライアントにいつまで納品が必要ですかと聞きましたが、はっきりした回答は頂いていません。

> > クライアントから以下の条件を突きつけられました。それが4月末の時の話です。
>
> 契約期間は3月末までですから、以降の仕事は別契約とすべきです。もちろん、瑕疵などの対応が契約書にどう記述されているかにも拠りますが。
>
> > クライアントのチェックが遅れ、料金支払は5月末にしろと言われた(私が仲介会社に困ると訴えたので、半分は4月末に支払ってもらいました。)。
>
> なんで半分しかもらわなかったのでしょう?
> クライアントのチェックが遅れた原因があなたにないのならば、全額をもらうべきでした。
> あなたの仕事にも非があると認めているようなものです。

これについては仲介会社に、クライアントに全額払うようしつこく頼みましたが、駄目でした。それで仲介会社が半額立て替えに
払うことになったのです。
>
> > 納期から1ヶ月の間連絡が無かったので翻訳は終わったものと考え、次の就職口を探しているのに拘束される義務はない。
>
> 正しいスタンスだと思います。
> ただし、「11月末にその正規マニュアルが出来た」という主張との関連性が不明です。
>
>
> > 急いでいるのなら今まで通りメールで質問して下さい、ただし 5月以降修正を要請するのなら、「想定期間外」労働費を(出向時に支払われた時給x時間)請求します、もし出向く必要があるのなら交通費+労働費も請求しますと伝えました。
>
> 「想定期間外」労働費として前回の仕事を継続するのではなく、別契約を結ぶべきです。

ありがとうございます。
クライアントからもし修正や補正を頼まれたら、新規発注の仕事として別契約の締結を要求しようと思います。
直接連絡出来るのは仲介会社ですが、今は何も言ってきません。
修正の要請は仲介会社を通して来るのですが、その前に(つまり今)別契約の要請を主張した方がいいでしょうか?
よろしくお願いします。

Re: フリーランスの労働条件について

著者外資社員さん

2011年05月13日 06:38

zinfangelさん (ワインがお好きなのですね。)

さて、契約仲介と結ばれているのなら、理屈の上では話は簡単です。

仲介に対して納品が完了したのでしょうから、その点を仲介には納得して貰いましょう。 おそらく仲介は納入物を受け取って、クライアントに渡しているでしょうからクライアントの承認を受けるかは仲介とクライアントの問題で、あなたには責任はありません。

追加の打ち合わせを受けるかは、あなたと仲介の問題ですから、契約当事者である仲介との話になりクライアントの意向通りに対応するのは別業務になる点は当然と思えます。


とは言え、仲介も困っているので、何か譲歩するかはあなたのお考え次第だと思います。
裁判をすれば、基本は理屈に従い解釈されますが時間と手間はかかります。多少は譲歩すれば話がまとまる可能性もあります。

今後のこともあるので、検収条件については明確にしたほうが良いですね。

Re: フリーランスの労働条件について

著者ごんジろうさん

2011年05月14日 02:14

> 私も何で期間を明確にしないのか疑問に思って仕事してました。
> クライアントにいつまで納品が必要ですかと聞きましたが、はっきりした回答は頂いていません。

フリーランスで仕事をするならば、入稿時機や納品期日を明確にしておくべきです。
通常は仕事をもらうほうが立場が弱いことが多いので、期日や期間が曖昧ではいいように解釈されてしまいます。
今回のような場合は、入稿が遅れたときは遅れた期間分は納品期日も延期する旨などを記載するほうがよいと思います。


> これについては仲介会社に、クライアントに全額払うようしつこく頼みましたが、駄目でした。それで仲介会社が半額立て替えに払うことになったのです。

外資社員さんへのコメントから考えると契約仲介会社と締結しているわけですから、クライアントの意思とは無関係に全額をもらうべきだったと思います。


> 修正の要請は仲介会社を通して来るのですが、その前に(つまり今)別契約の要請を主張した方がいいでしょうか?

その必要はないと思います。必要なのは残金の半額を要求することではないでしょうか。

私でしたら、残額を精算してもらえないのなら、修正の仕事は請けません。また、この仲介会社とも取引をしないようにします。

ただし、この仲介会社と今後も取引を継続するのであれば、外資社員さんも仰っているようにあなたがどのように妥協するかだけの問題になります。

Re: フリーランスの労働条件について

著者zinfangelさん

2011年05月20日 13:11

外資社員さん、

ありがとうございます。
遅くなりましたが仲介会社には、クライアントに残り料金は
必ず今月末に払ってもらうことを確認してもらう、またこの仕事は私と仲介契約であるのでクライアントの意向に従う義務はない、クライアントが修正を依頼する場合は新規仕事として明確な条件を含めた契約の上引き受ける旨を通達しました。(あきれたことに仲介会社は何も報告してこないのです、クライアントからの依頼もなかったですが)希望通りの結果になるよう祈ります。
(ワインは大好きです。)

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