これは「みなし労働」？

結論から言うと、これは「みなし労働」とは認められません。

みなし労働時間制とは、事業場外で業務に従事した場合において、労度時間の算定が困難と認められる場合に、所定労働時間を労働したと見なされる制度です。

みなし労働時間制を導入するには、事前に労使協定を結ぶ必要があります。

また、使用者の具体的な指揮監督が及んでいる場合や、労働時間の計算が可能な場合は、みなし労働時間制は適用されません。

このケースは、毎日日報の提出が義務付けられているおり、場所、業務内容、時間が管理されていることから、使用者の具体的な指揮監督があること、さらには、労働時間の計算が容易であると認められることから、「みなし労働制」は適用されません。

ご回答ありがとうございます。
やはり、そうですよね。
しかし、傲慢な社長の率いるこの会社に、とても改善は望めそうもありません。
私は早々に退社するつもりでおりますが、次の就職が不安な家族持ちや年配の社員は残るしかなく、それが気の毒でなりません。

「建設業では当たり前」というのは行き過ぎた話ですが、建設業ではよくある話なんです。大企業でも聞く話ですよ。

　建設業(現場代理人)は、一旦現場に出てしまうとその後の仕事内容、時間管理などは、本人に任されるところが大きくなります。3時間くらい残業をしても日報には所定労働時間を記入する。といった感じです。

　その代わりに、日中、私用で現場を離れても外出時間としない。といった感じです。

　要するに、会社としては「工期までに品質が確かな工事完成品ができればいいので、その間の時間管理は本人に任せるといった感じです。建設業には、昔からこのような考え方があると思います。

　法的には認められない事ですが、この考え方を理解して頑張っている現場代理人の方も結構いるのが現状だと思います。

　しかし、建設業(現場代理人)には「みなし労働制」は認められていないので、残業手当は支払いが必要です。

そうなんですか。
建設業という業種に馴染みがなかった私には非常に驚きでしたが、やはりそういった慣習的なものがあるのですね。
当社の日報も就業時間欄は８時間以上の数字は入力出来ないようになっています。
日報の詳細には夜遅くまでの業務内容を記載し、社長の承認までもらっているのに、矛盾していますよね。