相談の広場
当社は機械設備メーカーで、正社員と定年後再雇用社員の双方に慶弔規程を適用しておりますが、パート社員にはありません。
しかしながら長年勤めているパートもおり、両親・夫の訃報や子の結婚には、香典や生花、祝金などは提供したいと考えますが、正社員とどの程度差があるものかわかりません。
パート社員を多数雇用されている企業で、慶弔規程がパート用にありましたら簡単にご紹介いただけませんか。
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こんにちは。
御社におけるパート社員とはどのような社員のことをいうのでしょうか。
週1日とか1日2時間とか労働者をいっているのか、いかがでしょうか。
正社員(期間の定めのないフルタイムの社員)と同様の慶弔休暇、見舞金としている会社もあります。
働き方によって福利厚生等に大きな差をつけることは、均等待遇の面から見れば、最近ではあまり推奨されていませんので、均等・均衡待遇の確保の推進について、規定を見直していただいてもよいかと思います。
パートタイム労働法のあらまし(厚生労働省ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000061842.html
> 当社は機械設備メーカーで、正社員と定年後再雇用社員の双方に慶弔規程を適用しておりますが、パート社員にはありません。
> しかしながら長年勤めているパートもおり、両親・夫の訃報や子の結婚には、香典や生花、祝金などは提供したいと考えますが、正社員とどの程度差があるものかわかりません。
> パート社員を多数雇用されている企業で、慶弔規程がパート用にありましたら簡単にご紹介いただけませんか。
お疲れさんです
慶弔関連のような福利厚生制度についても、パートタイム労働法において「正社員と同視すべきパート労働者(=正社員と職務の内容や責任及び人材活用の仕組みが全雇用期間を通じて同じであって、かつ契約期間が実質的に無期契約となっているパート労働者)」である場合には、正社員と同一の内容を取ることが義務付けられています。
但し、一般的には上記条件に該当しない場合が殆どですので、その際は正社員と嘱託・パート社員で慶弔休暇やその他内容について異なる扱いをしても法的には差し支えはありません。
慶弔休暇については差を設けない方が良いというのも理に適った考え方といえますが、かなり手厚い慶弔支援となっている場合には御社の職場実態も踏まえた上で雇用形態毎に現実的な付与日数等の処遇を考えられてもよいとおもいます。
一般的な条文を例示しますと、
(特別休暇)
第○○条
会社は、パートタイマーが次のいずれかの事由により休暇を申し出たときは、次のとおり特別休暇を与える。ただし、日数には第**条に定める休日は含まないものとする。
(1)本人が結婚するとき ※日
(2)子が結婚するとき ※日
(3)配偶者が出産するとき ※日
(4)配偶者・父母・子が死亡したとき ※日
(5)実兄弟姉妹・祖父母・孫・配偶者の父母が死亡したとき ※日
(6)天災その他の災害にあったとき 会社が必要と認めた期間
2. 特別休暇を申し出ようとするパートタイマーは、事前に所定の文書により申し出なければならない。ただし、会社がやむをえない自由であると認めた場合に限り、事後の申し出を認めるものとする。
3.特別休暇の期間については無給とする。
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