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超・
成果主義「ハイブリッド型
人事制度」を作る! vol.12
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【世の
成果主義批判を排す!!!】
成果に結びつく
人事制度を構築するため「ハイブリッド型
人事制度」を提唱
しています。
湯浅経営センター:湯浅哲彦
blackbox@silver.ocn.ne.jp
http://www.yuasa-keiei-center.com/
▼ブログ「経営コンサルタントのハイブリッド日記」はこちら▼
http://blog.livedoor.jp/yuasa5717/
*****************************************************************
□今回のテーマ :
人事考課制度について 4
みなさん、あけましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。
今年もよろしくお願い致します。
さて、新年第1回目は相も変わりませず、
人事考課制度についてです。前回
の続きで、c段階の選択について説明します。
人事考課を正しく行うためには「3つの判断行動」が欠かせないと前回に説
明しました。
人事考課における「3つの判断行動」とは下記の図式で表されたものです。
a行動の選択 → b要素の選択 → c段階の選択
本日は最後の段階に当たるc段階の選択についてです。
段階の選択とは「部下に期待し求める基準に対していったいどうであったの
か。期待通りであったのか、頑張りが足りなかったのか」等決められたいくつ
かの考課基準に対して判断することです。
ここでは多くの企業・組織で使われている5段階評価で考えてみます。
まず考えなければならないことは、基準となる“B”や“3”をどのように
捉えるかです。
つまり、いわゆる“普通”とはどのくらいのレベルを言うのか。何をもって
“普通”と規定するのか。
ここをしっかり決めることが重要です。何事も真ん中を押さえることが必要
なのは言うまでもありません。
次に“S”や“5”、“D”や“1”をどの程度とするのかを決めます。
どのくらい以上を「非常に素晴らしい」と評価するのか。どれだけに満たな
ければ「全く話にならない」とするのか。
“A”や“4”、“C”や“2”はその中間に当たります。
以上、小学生のテストの点数に例えると次のようになります。あくまでイメ
ージとしてとらえて下さい。
小学校4年生の生徒がテストで取った点数を5段階評価で表します。
5(S) : 5年生のテストで70点
4(A) : 4年生のテストで90点
3(B) : 4年生のテストで70点
2(C) : 4年生のテストで40点
1(D) : 4年生のテストで10点
いかがでしょうか。イメージできましたでしょうか。
4年生に求められる学力を教科ごと・項目ごとにまとめて一覧表にします。
それがビジネスでいうところの「
職能要件書」や「職務基準書」や「目標」に
当たります。
学校の授業がビジネスでは仕事、テストが
人事考課になぞらえることができ
るでしょう。
◆段階の選択では「考課基準をはっきり決める」ことが重要ですが、その考課
基準の考え方について3点ほど付け加えておきます。
1.チャレンジしたときの
人事考課のつけ方
目標を自分に求められるレベル以上に設定するということは考課基準が
上がるということです。
つまり目標達成が難しくなるということです。
従業員のチャレンジ精神を鼓舞することを考えれば、実際の評価より1
ランク高く評価することも必要です。
2.
配置転換、昇格と
人事考課のつけ方
期の途中で
配置転換や昇格があったときの評価をどうするのか。
配置転換をすると、新しい職務での成果は期待できません。その場合、
一定期間は評価を3(B)とします。そして、新しい職務で仕事がこなせ
るよう特別に教育訓練を行います。
昇格の場合は、旧等級と新等級との評価を両方行い、平均あるいは合算
する方法をとります。
3.
勤務態度の考課方法
勤務態度というものは、きちんとやって当たり前と考えます。ですから、
5(S)はないというのが基本です。
規律性には4(A)もつけません。
責任性、積極性、協調性の4(A)は他の模範になるような態度があった
ときに評価します。
これらはあくまで一般的な考え方で、企業や経営者の考え方により様々なバ
リエーションがあります。
従業員に対して何を求めるのかを明らかにし、自社なりの考え方を確立して
下さい。
今日はこれで終わります。前回予告していました「中間項」につきましては
次回説明させていただきます。
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△
人事制度を作りたい方、作り変えたい方! まず、ご相談下さい。
ご相談は無料です。
blackbox@silver.ocn.ne.jp
△ご意見、ご感想、ご質問等をお寄せ下さい。
誌面作りの参考にさせていただきたいと思っています。
blackbox@silver.ocn.ne.jp
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湯浅経営センター
代表:湯浅哲彦
〒584-0073
大阪府富田林市寺池台3-19-24
tel:0721-29-9486
fax:0721-29-9486
携帯:090-2285-1006
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超・成果主義「ハイブリッド型人事制度」を作る! vol.12
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【世の成果主義批判を排す!!!】
成果に結びつく人事制度を構築するため「ハイブリッド型人事制度」を提唱
しています。
湯浅経営センター:湯浅哲彦
blackbox@silver.ocn.ne.jp
http://www.yuasa-keiei-center.com/
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http://blog.livedoor.jp/yuasa5717/
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□今回のテーマ : 人事考課制度について 4
みなさん、あけましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。
今年もよろしくお願い致します。
さて、新年第1回目は相も変わりませず、人事考課制度についてです。前回
の続きで、c段階の選択について説明します。
人事考課を正しく行うためには「3つの判断行動」が欠かせないと前回に説
明しました。
人事考課における「3つの判断行動」とは下記の図式で表されたものです。
a行動の選択 → b要素の選択 → c段階の選択
本日は最後の段階に当たるc段階の選択についてです。
段階の選択とは「部下に期待し求める基準に対していったいどうであったの
か。期待通りであったのか、頑張りが足りなかったのか」等決められたいくつ
かの考課基準に対して判断することです。
ここでは多くの企業・組織で使われている5段階評価で考えてみます。
まず考えなければならないことは、基準となる“B”や“3”をどのように
捉えるかです。
つまり、いわゆる“普通”とはどのくらいのレベルを言うのか。何をもって
“普通”と規定するのか。
ここをしっかり決めることが重要です。何事も真ん中を押さえることが必要
なのは言うまでもありません。
次に“S”や“5”、“D”や“1”をどの程度とするのかを決めます。
どのくらい以上を「非常に素晴らしい」と評価するのか。どれだけに満たな
ければ「全く話にならない」とするのか。
“A”や“4”、“C”や“2”はその中間に当たります。
以上、小学生のテストの点数に例えると次のようになります。あくまでイメ
ージとしてとらえて下さい。
小学校4年生の生徒がテストで取った点数を5段階評価で表します。
5(S) : 5年生のテストで70点
4(A) : 4年生のテストで90点
3(B) : 4年生のテストで70点
2(C) : 4年生のテストで40点
1(D) : 4年生のテストで10点
いかがでしょうか。イメージできましたでしょうか。
4年生に求められる学力を教科ごと・項目ごとにまとめて一覧表にします。
それがビジネスでいうところの「職能要件書」や「職務基準書」や「目標」に
当たります。
学校の授業がビジネスでは仕事、テストが人事考課になぞらえることができ
るでしょう。
◆段階の選択では「考課基準をはっきり決める」ことが重要ですが、その考課
基準の考え方について3点ほど付け加えておきます。
1.チャレンジしたときの人事考課のつけ方
目標を自分に求められるレベル以上に設定するということは考課基準が
上がるということです。
つまり目標達成が難しくなるということです。
従業員のチャレンジ精神を鼓舞することを考えれば、実際の評価より1
ランク高く評価することも必要です。
2.配置転換、昇格と人事考課のつけ方
期の途中で配置転換や昇格があったときの評価をどうするのか。
配置転換をすると、新しい職務での成果は期待できません。その場合、
一定期間は評価を3(B)とします。そして、新しい職務で仕事がこなせ
るよう特別に教育訓練を行います。
昇格の場合は、旧等級と新等級との評価を両方行い、平均あるいは合算
する方法をとります。
3.勤務態度の考課方法
勤務態度というものは、きちんとやって当たり前と考えます。ですから、
5(S)はないというのが基本です。規律性には4(A)もつけません。
責任性、積極性、協調性の4(A)は他の模範になるような態度があった
ときに評価します。
これらはあくまで一般的な考え方で、企業や経営者の考え方により様々なバ
リエーションがあります。
従業員に対して何を求めるのかを明らかにし、自社なりの考え方を確立して
下さい。
今日はこれで終わります。前回予告していました「中間項」につきましては
次回説明させていただきます。
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誌面作りの参考にさせていただきたいと思っています。
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