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自社の値段

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成長し続ける企業に!サービス業専門社労士日記(第675回)

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おはようございます。

メルマガ発行者のこまつじゅんいちです。

このメルマガは
サービス業特に飲食店経営者及び店長
売上が上がらないとお悩みの経営者
労務管理の難しさを感じている人事担当者
同業の社労士さん

へ向けてこまつが自由に書きたいこと書いているメルマガです。

テーマは
従業員のやる気と売上は本当に連動している」
です。

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◎お客様の売上アップのため!サービス業専門社労士日記
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小松潤一社会保険労務士事務所
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目次
■はじめに
■自社の値段
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■はじめに

昨日こんなメールを読者の方から頂きました。
ありがとうございます。
こういうメールを頂けるとほんとうにうれしいです。



できる限り、メルマガの内容を紙に書き出しております
今日も書き出しました。でも、いつもと違います。会社のホワイトボードにも書き出そうと思います。
なぜなら、今回の内容こそが弊社にとって、最重要課題だと考えたからです。

衝撃が走った!というのは大袈裟ですね。しかし、心に響いたというか、
言葉に表しにくい感情がメルマガを読んでいる途中から湧いてきたのです。

これは、私でとどめるのではなく、全社員に伝えたいと思っております。
メルマガを転送するだけではなく、ホワイトボードに書き出して全社員の目に触れさせたいと考えたのです。

もしよろしければ、私の行為に許可を頂ければと思い、初メールを出させていただきました。



どんどんやって下さい。
特にこだわりがありませんのでこのメルマガは
コピー パクリ 配布 自社の営業ツールに使う
何でも結構です。

ご自由にどうぞ

ただし個人情報とか何か法律にひっかかるような文章だけは
お気をつけてお使い下さい。

あと法律などのことが結構書いていますが状況の変化などで
正しくない文章になってしまっていることもあり得ますので
ご注意を


さて今日は昨日の続きの話です。

今日はそんな話


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■自社の値段

一人のサラリーマンがいました。

その人は将来会社を立ち上げてその会社を成功させて
会社を売ってしまいそのお金で悠々自適に生活をしたいと
考えているのです。


会社を立ち上げるために若い時から色々なことを勉強して
お金をためてついに会社を立ち上げました。


経営者は頑張ります。

経営者が社内の中で一番の営業マンでもあったし
社内で事務処理も一番でした。

売上のほとんどがこの経営者が作ってきて

そしてどんどん会社は大きくなっていきました。


経営者は年収で2000万円ほど取るようになっていて
会社もそこそこの利益を確保できるようになりました。


みんな言います
「すごいですね。この会社の業績の伸び率は!!」




自分で年収を2000万円取っても会社はまだ利益を確保できているのです。


「会社として成功した。よしこの会社を誰かに売ってゆっくりと生活しよう」

経営者は今まで朝から晩まで働いていたので会社を売ったお金で
ゆっくりしようと思っていたのです。


長年の夢でもありましたし

そしてもし自分であればこの会社をいくらで買うのか?
を考えました。

借金もありません。
業績は毎年上がっています。
社長は経営者から抜けるので役員報酬2000万円も
経費が減るはず

自分で思うに3億円位で誰か買ってくれるはず

最低でも2億円の値段がつけば売ってしまおう。

2億あればゆっくりできる


そう思った経営者は、会社の値段を査定して売却先を探してくれる会社に
依頼をしました。


「僕の会社を売りたいです。誰か僕の希望する金額で会社を買ってくれる人はいませんか?」

その企業はすぐに経営者の会社がいくら位の価値があるのかを試算し始めました。

決算書
やっている業務の将来性

などなど


様々分野で評価を出してきました。

そして業者が金額を提示する時期になりました。

経営者は3億円で売りたいがもし5億円とかで買いたいと言う人が出てきたら
どうしよう???
と半分笑いながらドキドキしながら会社の価値の値段を聞くことになりました。


値段査定会社
「一応、あなたの会社を買いたいという人を何名か見つけました。」


経営者
「やった!買い手がついたんだ。ところで当社の価値はいくらですか?」


値段査定会社
「あなたの会社の価値は5000万円です」


経営者
「え!たった5000万円?5億の間違いでは?」


経営者は驚きます。5000万円なんてもし自分で事業をこのまま続けていたら
2.5年間で回収できてしまう金額です。


経営者
「ちょっと待って下さいよ。僕一人で2000万円ですよ。会社を売ればこの経費はなくなるのです
 なぜなら僕が退職して役員報酬がかからなくなるからです。
 
 10年間あれば2億円とか利益が残せます。どうしてたった5000万円だけなんですか?」



値段査定会社
「だってあなたが辞めたら単なる会社ですもん
 売上もあなたがほとんど取ってきているし
 会社に価値があるのでなく、あなたに値段がついているのです。
 5000万円も高い位です」


ようするに会社には価値がないのです。
もし経営者が辞めてしまったら一気に業績が落ち込むと判断しているのです。


経営者はがっかりしました。
これからは経営者なしでも会社の業績が上がるようにがんばろうと




別の経営者がいました。


この経営者は将来的に会社を売ろうと頑張って来たのですが
頑張りすぎて年齢が70歳になってしまいました。

おかげさまで創業から40年、ずっと業績が良いのですが負債が1億円程度あります。
もう年齢も年齢なので会社を誰かに譲って余生をゆっくりと歩んでいこうと
会社を後任に任せようとしたのです。

きちんと商売をしていけば1億円程度の負債は返すことは難しくありません。


まず思ったのが自社の幹部に会社を譲ろうと
今まで頑張って来た従業員に会社を譲ろうと思ったのです。


取締役の若い部下がぜひ会社を引き取りたいと言ってくれました。

そこですぐに今の株を取締役に譲るために会社の値段を調べてもらうことになりました。

これからは収入もなくなるので出来れば
2000万円位は欲しいと思っていたところ

値段査定会社から思いもよらない返答をもらえました。


値段査定会社
「この企業は価値があります。5000万円で買いたいと言う企業があります」

経営者は2000万円位と思っていたら5000万円も・・・・

5000万円で売ってしまおうと思ったのですが
若い取締役に5000万円ものお金を用意できるとも思いません。



ああ 困った   
経営者は悩みます。

明日へと続く



おしまい

よかったら感想をください
info@style-neo.jp

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創造人材株式会社
小松潤一社会保険労務士事務所
小松潤一
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