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人に聞くか、それとも自力で解決するか。





2013年3月20日号 (no. 720)
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http://www.soumunomori.com/profile/uid-20903/





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---3分労働ぷちコラム---
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本日のテーマ【人に聞くか、それとも自力で解決するか。】
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■「分からなければ聞きなさい」というアドバイス。


どこかの会社などに入って仕事を始めたときは、「分からないことがあったら聞いてね」とその会社に勤める人から言われますよね。

新しい環境に入り込むと、従業員入り口はどこか、どこが更衣室なのか、どんなユニフォームを着るのか、挨拶の仕方はどのようなものか、どんな仕事から始めればいいのか、分からないことだらけですから、分からないことは周りの人に聞くのが正しい。

仕事を始めたばかりの時は、人に聞くのが当たり前。しかし、仕事に慣れてくれば、分からないことであっても、自分で考えて、自分で決めて、自分で行動する場面に遭遇する。


仕事では、分からないことは聞くのが当たり前だと思われているフシがあって、自分で分かることなのにあえて誰かに聞く人もいる。自分で考えるのではなく、人に聞く。自分で調べるのではなく、人に聞く。自分で決めるのではなく、人に聞く。間違っていないように思えるけれども、ちょっとヘンな感じがしませんか。

自分で考えて、判断し、行動する。これも仕事のはず。人に聞いてできる段階から、自分で考えてできる段階に変わる。仕事に慣れれば、自分なりに動けるようになるのが普通です。


ただ、自分なりに判断して取り組んだところ、予期せぬ結果を招いたらどうなるか。

おそらく、「なぜ誰かに聞かなかったんだ。なぜ自分だけで判断したんだ」と詰問されるのではないか。もし、誰かに聞いて、その判断に基づいて取り組んでいれば、このように責められることも無かったはず。


ならば、自分で判断できるけど、あえて人に聞いて行動したらどうなるか。

この場合は、「何でわざわざ聞くんだ。自分で判断してできるだろう」と、これまた責められる感じになるのではないか。聞かなくても十分に処理できるような仕事について上司に聞けば、こんな反応が返ってくるのかもしれない。


聞かずに取り組めば責められるし、聞いて取り組んでも責められる。

じゃあ、どうすればいいのか。自分で判断していいのか。それとも、誰かに聞いて判断するべきか。

この2つの選択肢で悩む場面。あなたにも経験があるのではないでしょうか。


いつの時点から自分で対処していいのか。いつまで人に聞けばいいのか。この境目が問題です。








■何でも聞く人と自力で解決する人。


自力で解決するよりも、人に聞いて対処したほうが望ましい結果を得られた。この場合は、非難されるでしょう。「何で聞かなかったんだ。自分で勝手に判断するんじゃない」と怒られたりする。

もちろん、分からないことを人に聞くのは間違っていないし、正しい行動です。しかし、その人の能力から判断するに、自分で考えれば十分に解決できそうなのに、あえて聞いてきたらどうでしょうか。「自分でできるのに、何でやらないんだ」と思うのではないか。


人に聞いて行動すれば、自分は責任を負わなくてもいいので、これがラクと感じるフシもある。上司の指示で動いて失敗しても、それは上司の責任となるから、本人は気楽です。だから、何でも聞いてから判断するのがいいんだと考えている人も少なくないはず。


自分なりに判断する。自分なりに考える。自分が持っている知識で対処する。今までの経験から判断する。これは人にとって必要な能力のはず。



判断、思考、知識、経験というものは、自分なりに物事に取り組まないと身に付きにくい性質があって、人に聞いてももちろんある程度は身に付くけれども、程度が小さいように思う。

自分なりに考えて、対処した結果、素晴らしい結果を得られたとしたら、経験値は大幅にアップするのではないでしょうか。もちろん、うまくいかなかったときのリスクもあります。

人の指示で仕事をするよりも、自分の判断で仕事をしている時のほうが面白味が変わる。「勝手に判断するな」とか、「言われたこと以外はするな」と言われる可能性はあるものの、悪いものではないと思う。

ただ、個々人の裁量は仕事の性質によって違い、どんな仕事でも自分の裁量で取り組めるものではないので、単純に結論を出しにくいところ。


自分の独断のみで判断するのは行き過ぎな感じがするし、何でも人に聞いて判断するもの頼りない。

両者の境目を自分で見つける。これは仕事に取り組んでいて面白い部分だと思う。









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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。


タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで勤務時間を集計しないといけない。

しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては勤務時間の集計は悩みのタネですよね。

そんな悩みをどうやって解決するか。

そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。


Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。


始業や終業、時間外勤務休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。

Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
出勤簿勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。

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残業で悩んでいませんか?

「長時間の残業が続いている」
残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」

こういう悩み、よくありますよね。

ニュースでも未払い残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。

法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、割増賃金が必要になります。

とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?


毎日8時間の時間制限があると、柔軟に勤務時間を配分できませんよね。

例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。

仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。

でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。

「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。


『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160308HT



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