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自社の企業体質を把握して改革に繋げる!

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       シリーズ「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」


     <第489回>(第14話)「自社の企業体質を把握して改革に繋げる!」


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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要性に
ついて、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するた
めにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介してい
きます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事
担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】主要メンバーで自社の体質を分析する!
【3】体質改善に向けての5つの要件!
【4】コンピテンシーの導入がお勧め!
【5】編集後記

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東京都は会社ではないが、一連の豊洲問題から「都庁の体質」が暴露された。隠蔽体
質、他責化体質、職員同士お互いのキズをなめあい、かばいあう。無責任、無関心も
随所に垣間見られる。責任者を他から招聘する例も多く、一時的腰掛として大過なく
過ごすことだけを考えているかのように見える。承認の判を押すことの重みすらも感
じていない輩も多く、カメラに向かって「知りませんでした」、「聞いていませんで
した」を連発する。

この組織に殴り込みをかけるかのように都知事に就任したのが小池百合子氏だ。どこ
まで改革にメスを入れられるか興味深く見守りたい。

かつて、多くの企業でいろいろな全社運動が盛に行われた時代があった。TQC運動、
TPM運動、提案制度、小集団活動などが挙げられる。今もこれらの活動をやっている
企業はあるが総じて下火になっている。

派遣社員、契約社員、アルバイトなど、いわゆる非正規社員が多くなり、正社員との
混成で職場が構成されるようになり、社員同士の絆も希薄になり、チームワークを発
揮しにくい環境になっているからではないかと思われる。

【1】心に刻んでおきたい言葉

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非正規社員が多くなると共に企業のTQC活動は下火になってしまいました。TQCとは
「Total Quality Control」のことで全社的品質管理と称し、単に不良の問題だけで
なく、仕事の質全般を改善することを目的として活動し、大きな成果を上げていまし
た。もう一度TQC活動を呼び戻して企業の体質改善のツールにしてはどうでしょうか。

       下山明央

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【2】主要メンバーで自社の体質を分析する!

日本の企業は、かつては同一民族で構成され、正社員とパート社員で構成されていた
ように思う。グローバル化と称して外国人社員を多く採用するようになり、職場は国
際色豊かになった。さらに派遣社員や契約社員も多くなり、同じ仕事をしていても賃
金格差が生じ、チームワークは少なからず損なわれていった。

そのため企業体質も悪い体質を多く含むようになっていった。社員の会社に対するロ
イヤルティ(忠誠心)も薄れ、一致団結して大きな目標に取り組むムードは生まれにく
くなった。

主要メンバーで自社の企業体質を分析することから始めて欲しい。一口に企業体質と
言ってもどんな切り口で分析すればよいか、そのヒントを下記に示すことにする。

(1)問題は何かを掴める体質になっていますか
(2)計画を重視する体質になっていますか
(3)プロセスを重視する体質になっていますか
(4)重点志向する体質になっていますか
(5)全員がシステム志向する体質になっていますか

上記5項目の視点で自社の体質を客観的かつ冷静に分析してみることをお勧めしたい。

【3】体質改善に向けての5つの要件!

体質改善の起爆剤になりそうな要件を下記に挙げてみようと思う。

(1)上から下まで同一の危機感を持つ
(2)上から下まで共通の価値観を持つ
(3)目標達成に向けて強烈な達成意欲を持つ
(4)(トップと社員が)自信と信頼で結ばれるようにする
(5)お互いに感謝の気持ちを持ち、かつリスペクトする

公務員の場合、とにかく人事異動が激しい。せいぜい2~3年で異動だ。改革しようと
思っても直ぐに異動させられるから時間が限られる。流れに逆らわず、空気の中でで
きるだけ波風立てずに過ごしたい気持ちになるわけだ。

大企業でも社長の任期はせいぜい3~4年でクラブの雇われマダムにも似ている。だか
ら短期の利益しか追えない。これでは一大改革など望むべくもないのではないか。

列記した5項目の要件を勘案して体質改善に取り組まなければ激変する経営環境に付
いていくことすらできないだろう。

【4】コンピテンシーの導入がお勧め!

私は、コンピテンシーを「仕事のできる人の行動特性」と訳している。仕事のできる
人の行動特性をつぶさに観察して分析してみてほしい。頭の使い方、ものの考え方、
ものの見方、決断の仕方、行動に至るまで、仕事のできない人とはまるで違うことに
気付くはずだ。

例えば「コミュニケーション」について考えてみよう。
仕事のできない人は「コミュニケーションとは、自分が話して相手に思いを伝えるこ
と」が定義になっているから自分が主導権を握ってたくさん話そうとしてしまう。

だが、仕事のできる人は「相手の話をよく聞き、内容を理解したうえで相手に思いを
伝え、確かに伝わったことをきちんと確認すること」と定義しているだろう。一方的
に話すか、まず相手間話を聞くことから始めるか、両者の違いは大きい。

同じコミュニケーションでも定義付けからして違っている。このようにコンピテンシ
ーを導入することで改善すべき行動の定義付けから見直をし、是正をかけることで仕
事のできる人の行動特性に近づいていけるである。

コンピテンシーの導入で社員みんなが行動特性を変えれば確実に企業の体質改善に繋
げることができるのである。

【5】編集後記

多民族国家を一つに束ねてイデオロギーを確立することはとは至難の業である。例え
ばアメリカと言う国家を見ていればよく分かるような気がする。

今、企業に働く人々も多様性が求められていて、そのこと自体はいいことだと思うが、
社員の行動のベクトルが合致せずチームワークが崩壊してしまえば企業の体質改善は
おぼつかなくなってしまう。是非コンピテンシーの導入を検討するようお勧めする。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=

「人財育成」のご支援を承ります。

コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp



次回に続く。

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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから 3223898301@jcom.home.ne.jp

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