• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

ユニークな就業規則

みなさん、こんにちは!

この間、随分久し振りに私の生まれ育ったところに行って来ました。
今、実家は亡くなった兄の嫁さん一家が住んでいるので、チョッと
顔を出すのが億劫になっています。
でも、生まれ育ったところというのは、やはり懐かしいものです。
仕事とか何かでつまづいているとき、やはり頭に浮かぶのは幼い頃、
遊んだ場所の風景とか母親の顔とかになります。

久し振りの故郷は、随分変っていました。
見慣れない建物とか店屋がある一方で、あったはずの建物とか店屋が
無くなっていました。
然し、町の大通りを貫いている道路は変っていませんでした。
昔を思い出しながら道路に沿って歩いていくと,途中に昔のままの「中華料理」
という看板を掛けた店を見つけました。
懐かしさで胸を一杯にしながら、子供の頃食べたその店のカレーラーメンが
とっても美味しかったことを思い出し、いそいそと店に入って、
カレーラーメンを注文しました。
で、待つこと暫くすると昔のままのカレーラーメンが出てきました。
早速、ツルッとソバを口に入れると、“アレっ”と思ったのです。
そうです。そのソバは、今の自分には美味しいとは思えなかったのです。
子どもの頃あれほど美味しかったものが、今食べるとそれほど美味しい
とは思わないのです。
店の味が落ちたんでしょうか?それとも、私の好みが変ったのでしょうか?
考えれば子供の頃、私は家が貧しくていつもおなかを空かせていました。
だから食べるものは、何でも美味しかったことを思い出します。

でも、今は違います。
大人になってからは、自分で稼ぐようになりました。
また、世の中も段々と豊かになりました。子供の頃食べたものより、
もっと美味しいものを沢山食べるようになりました。
そしてそれに応じて、舌も段々と肥えていったようです。
今ではどんなに美味しいものを食べても、そんなに驚かなくなって
しまったのです。
だから今は、昔、美味しいと思ったものの味を、あのときと同じようには
味わえなくなってしまったのでしょう。

そうです。変ったのは、店の味ではなくて私の舌が感じる味なのでした。
だから、子供の頃のあの驚くような美味しさは、これからは二度と再び
味わえることはないだろうと思っています。

貧しかった子供の頃と時々父親が連れて行ってくれた中華料理屋の
支那ソバの味を、昔の町並みの風景とともに、懐かしく思い出した
のでした。


前回の「労災認定された最近の事例」についての話、如何でしたでしょうか。

今回は、「ユニークな就業規則」についての話をします。

――――――――――◆ 目 次 ◆――――――――――――――
○「ユニークな就業規則
―――――――――――――――――――――――――――――――――――   
就業規則」は、こむつかしくて無味乾燥なことばかりが書いてあるという
イメージを持たれがちです。然し、ここに会社のオリジナリティーを
盛り込んでみると、従業員の働く意欲のアップに繋がるかもしれません。

 ユニークな「休暇制度」を採用しているのは、女性を対象にした
某マーケティング会社です。この会社の休暇制度は各種新聞・雑誌等でも
多く取り上げられ、注目されていますから、ご存じの方も多いかもしれません。
この某社の就業規則第39条では、失恋のために業務に従事困難な未婚の社員
が申し出たときは、年に1回、休暇を与えることが定められています。

この規則は、仕事が手につかなくて失敗するよりはましだ、との発想から、
3年前に生まれたそうです。年齢が上になればなるほど失恋時のダメージが
大きくなるのが女性心というもの……
だから失恋すると、25歳未満の女性は1日、30歳以上の女性であれば3日の
有休を取得することができます。
また、同社の就業規則第38条では、「バーゲン半休」なるものも定められて
います。その名の通り、バーゲンに行くという理由で半休が取得できると
いう制度で、良い物を手に入れてもらい、仕事へのモチベーション
つなげて貰おうという趣旨で設けられた規定だそうです。

 初日の早い時間に出かけて行って良い物を手に入れ、それを自慢するのが
バーゲンの醍醐味という人もいます。会社を休んでバーゲンに行くのは
気が引けるという人もいると思いますが、大手を振って会社を休むことが
できるこの制度は従業員にも好評で、取得率は非常に高いそうです。

これらの制度は、同社社長の「女性が喜ぶものを追求する会社としては、
ごく自然な」発想から生まれたとのことです。
今では、「柔軟な発想をする会社」との評判につながり、より優秀な
女性が従業員として集まるようになっているそうです。

結果として、これらの条文は、「女性をターゲットとする」という会社
のスタンスを示す格好のメッセージとなったようです。
 
 このようなユニークな福利厚生制度が、どの会社にも必ずしいい結果を
生み出すとは限りませんが、従業員モチベーションアップ、
企業イメージの向上に何らかの好影響が出るのであれば、参考にしてみる
価値はありそうです。

今回は、ここまでです。

皆さんもこのメルマガで、“こういった話を聞いてみたい・教えて欲しい”といった
ご要望がありましたら、是非ご連絡下さい。

ご質問いただいた内容については、メールマガジンを通してご回答させていただきます。
ご質問・ご意見はinfo@node-office.comからどうぞ。

当所のホームページを更新しております。
ご興味のある方は、http://www.node-office.com/index/index.html
または、http://www.humansource.co.jp/

絞り込み検索!

現在22,386コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP