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トラブルなく人件費を削減するノウハウ(1)削減策に潜むリスク

2009年1-3月のGDPは、戦後最悪のマイナスとなりました。
4月移行少し持ち直しつつあるようですが、まだまだ予断を許しません。

こんなときは、売上の落ち込みを何とか防ぐといった対策と並んで必須なのが、経費の削減。

さまざまな経費の中で、大きいのが人件費です。

しかしこれは、取り扱いがもっとも難しい経費です。
なにしろ、人と切り離せないわけですから。

当たり前のことを言っているようですが、意外とここを忘れがち。
数字だけを見て、「あと○○%減らさないと」なんて議論していますが…

でも、どうやって?

◆人件費削減策のリスク

人件費は、実に難しい問題をはらんでいます。

労務トラブル

人件費削減策は、つまるところ次の2つしかありません。

・人員削減
賃金削減

全社は解雇の問題に、後者は労働条件の不利益変更になります。
いずれも、労務トラブルの横綱です。

②人材流出

人件費削減策の副作用としてもっとも怖いのが、この問題です。
人員をギリギリまで減らしてしまうと新規の顧客開拓や、新たなサービスや商品を開発する余裕がなくなります。将来の成長を図ることができなくなってしまうのです。

状況が好転しても対応ができず、貴重なビジネスチャンスを逃すことにもなりかねません。

優秀な人材が流出するリスクもあります。
これが大きい。

希望退職を募集したところ、優秀な人材が手を上げてきてしまったという話はよく聞きます。

また、会社の人員削減策や賃金削減策を見ていて、会社の将来性に見切りをつけてしまうということもあります。
そうして辞めていく人は、優秀な人材であることが少なくありません。
自ら出ていくということは、行き場があるといことですから。


③活力減退

上記に関連しますが、会社の人件費削減策は、働く人のモラールモチベーションを落とすリスクがあります。

昨日まで机を並べて仕事をしていた人が、退職勧奨などでいなくなってしまうのを目の当たりにして、気分のいい人はいないでしょう。

会社の将来に不安と不信を抱くでしょうし、「明日は我が身」と思うかもしれません。

こうしたことが、会社の活力を奪い、業績の悪化に歯止めがかからない…
もうこうなると、完全に「負のスパイラル」です。


「お説ごもっともだよ。でも、何とかしないと生き残れないんだ」

こう感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
確かに、理屈だけで何とかなるほど、甘いものではありません。

リスクを避ける、あるいは最小限にとどめる手段はないものでしょうか?

HRM就業規則サポートセンター
http://www.hrm-solution.jp/index.htm

HRM賃金サポートセンター
http://www.hrm-consul.com/index.htm

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