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労務管理

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労基よりの給与遡及精算指導の社員への説明について

著者 otope&okape さん

最終更新日:2018年06月18日 11:10

お叱りを受ける内容かもしれませんが、会社存続の危機も考えられるため、アドバイスを頂けたらと思い投稿致します。

少し前にも労基の立ち入り監査の件において投稿させて頂きましたが、その監査の際に時間外手当の算出法(各固定的手当不算入)とそれに伴う差額の遡及精算の指導を受けております。
期間は2か月分ですが、かなりの金額が想定されています。
勿論、指導に従い遡及精算はしっかりと致します。(報告義務がありますので)

が、社員にどのように説明をしたら良いのか苦慮しております。
正直に労基の指導と話したいところですが、そうすると…「じゃ~もっと以前分も確認して、差額を支払ってくださいよ」なんて言われ兼ねない。
相談をしている社労士先生曰く「労働者より、もっと以前分の遡及を求められたら、支払わなければならない。労働者は最長過去2年まで遡及請求ができる」との事。
そんな事態になったら、数千万必要と推測されます。
会社は存続不可能となるでしょう。

勿論、そのようなずさんな対応をしてきた当社に100%非があります。
社員に対しては、真摯な対応をし、信頼喪失や退職の事態は免れたい。
が、本当にそこまで遡及請求をされたら…会社は倒れる。

どう、2か月の遡及精算の説明をすれば、社員により良い理解を得られるでしょうか?
決して、不正をするつもりも欺くつもりもなく、社員に更に遡及請求などの疑念を抱かせないように説明をしたいのです。
私も一労働者(事務員)ですが、会社の危機も払拭せねばならぬ立場でもあります。

都合のよい投稿だと思いますが、どうかアドバイスを頂けたら有り難く思います。
宜しくお願い申し上げます。

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Re: 労基よりの給与遡及精算指導の社員への説明について

著者村の平民さん

2018年06月18日 14:06

① 今後ますます頻発が予想される事態です。心配されるように、貴社は倒産の危険にさらされていると言っても過言ではありません。
 法令遵守を旨としている企業から言えば、「違法がまかり通ると思っている企業は市場から退場して貰って当然。それで血を流す苦労して遵法経営をしている我が社がやっていけるようになる」 とこの状態を歓迎して居られます。

② 相談をしている社労士先生曰く 「労働者より、もっと以前分の遡及を求められたら、支払わなければならない。労働者は最長過去2年まで遡及請求ができる」 との事。
 その社会保険労務士先生とはいつからの付き合いですか。その先生にも道義的には一半の責任があります。もし、「大丈夫。赤信号、みんなで渡れば怖くない」 などと過去に言っていたので有れば、道義的責任に留まりません。「他人事と思わないで」 と言いたくなります。社会保険労務士会へ申告したらその先生は資格剥奪されるかも???・・・
  閑話休題

③ otope&okape様の勤務先 (貴社) は、労働者を集めて、社長が直接深く最敬礼をして詫び、今後の対応策を述べるべきでしょう。
 労働者は過去の残業代など不払いに内心大いに不満を内在していた可能性があります。まずは経営が苦しいこと、そして労基法の理解が不十分だったこと、違法を続ける意志はないこと、これらを真摯な態度で言いましょう。労働者の質問には時間制限しないで、質問者が尽きるまで真摯に回答しましょう。
 間違っても、質問者に報復措置などしてはいけません。言いたいことを言ってしまえば胸の支えが落ちて、あとは逆に理解者になることもあります。

④ 先刻ご存知のように、労働者は過去2年分を請求する権利が有ります。
 しかし、とてもそれを全額一時に支払えないでしょう。署が言ったように、今後の対応策明示と、2カ月分を遡及支払いましょう。署は一応それで矛を収めます。

⑤ 問題は労働者対策です。経営者や常勤役員役員報酬は、この精算が終わるまで月額30万円程度までダウンする、配当はしない、なども必要でしょう。
 過去3月以前2年以内分については、今後5年以内に分割して支払う計画を示しましょう。
 民法に準じ、③の説明会後、年3%の利子を付けることにしては如何でしょうか。

⑥ 労働者も、求人難の時代とは言え、転職を希望する人は案外少ないものです。会社の説明に納得したら、良い協力者になってくれる可能性もあると信じましょう。
 しかし、会社の態度如何によっては、社会派と言われる弁護士やユニオンと名の付く一人でも入れる労働組合の支援を得て、法廷闘争に及ぶ危険もあります。決して油断はできません。慎重で忍耐強い対応が望まれます。
 なお、その社会保険労務士は今後お断りすべきかと思います。

Re: 労基よりの給与遡及精算指導の社員への説明について

著者ぴぃちんさん

2018年06月18日 16:01

賃金の請求権は2年ありますし、時間外労働賃金を支払っていなかったのであれば、労基署からの指導の2か月分だけでなく、最低限2年分(不法行為によるのであれば3年分)はきちんと賃金計算を行い、未払いとなっている賃金については支払うようにしなければならないでしょう。

真摯に対応するのであれば、”2か月分だけ賃金を支払えばよい”と考えるべきではない、と思います。

御社が3年以上前から賃金を未払いしているのであれば状況を真摯に説明を行い、納得していただき、遡及してできるだけ賃金を支払うことは必要になろうかと考えます。 それで、会社の資金繰りが悪化するのであれば、賃金の支払いを待ってもらえるかどうかを含めて未払いの賃金をどのように支払うのかを考えるべきかと思います。

資金繰りをどうするのか、についてはそれこそ経営者の責任ともいえます。
それで、倒産するのか、従業員と一緒に対応するのか、経営者のこれまでの姿勢・現状の説明・これからどうするのか、ではないでしょうか。



> お叱りを受ける内容かもしれませんが、会社存続の危機も考えられるため、アドバイスを頂けたらと思い投稿致します。
>
> 少し前にも労基の立ち入り監査の件において投稿させて頂きましたが、その監査の際に時間外手当の算出法(各固定的手当不算入)とそれに伴う差額の遡及精算の指導を受けております。
> 期間は2か月分ですが、かなりの金額が想定されています。
> 勿論、指導に従い遡及精算はしっかりと致します。(報告義務がありますので)
>
> が、社員にどのように説明をしたら良いのか苦慮しております。
> 正直に労基の指導と話したいところですが、そうすると…「じゃ~もっと以前分も確認して、差額を支払ってくださいよ」なんて言われ兼ねない。
> 相談をしている社労士先生曰く「労働者より、もっと以前分の遡及を求められたら、支払わなければならない。労働者は最長過去2年まで遡及請求ができる」との事。
> そんな事態になったら、数千万必要と推測されます。
> 会社は存続不可能となるでしょう。
>
> 勿論、そのようなずさんな対応をしてきた当社に100%非があります。
> 社員に対しては、真摯な対応をし、信頼喪失や退職の事態は免れたい。
> が、本当にそこまで遡及請求をされたら…会社は倒れる。
>
> どう、2か月の遡及精算の説明をすれば、社員により良い理解を得られるでしょうか?
> 決して、不正をするつもりも欺くつもりもなく、社員に更に遡及請求などの疑念を抱かせないように説明をしたいのです。
> 私も一労働者(事務員)ですが、会社の危機も払拭せねばならぬ立場でもあります。
>
> 都合のよい投稿だと思いますが、どうかアドバイスを頂けたら有り難く思います。
> 宜しくお願い申し上げます。
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Re: 労基よりの給与遡及精算指導の社員への説明について

著者4畳半一間さん

2018年06月19日 22:32

otope&okape さん

こんばんは。

『社員に対しては、真摯な対応をし、信頼喪失や退職の事態は免れたい。』

言葉をもてあそんでいませんか?

払うべきものを払わないでこれまで、平然とやってこられたのですから。

今後、益々人手不足が予想される中、無論、賃金も上がると考えられます。

一度、精算してもよろしいのではありませんか

そして、改めて就業規則給与体系労務管理、生産管理、原価管理等見直し

実行することをお勧めします。

Re: 労基よりの給与遡及精算指導の社員への説明について

著者otope&okapeさん

2018年07月17日 13:02

皆様へ

厳しくもしっかりと今後を見据えてのお言葉、有り難く思いました。
御礼が遅くなり申し訳ございませんでした。
対応に追われ、余裕がありませんでした。


先日、社内会議を開催し従業員に対し、労基の勧告及び今後の企業体制(就業規則・給与規程の改正や労務管理・受注管理等々)について、オープンに伝え開示いたしました。
今後の事は分かりませんが、きっと業務縮小や退職希望者も出る事と想定もしつつ、私は私の職務をただただ全うするのみと思っています。

諸々の体制が整い、軌道に乗るのはいつの事やら。
それまでは、対応に追われる日々となる事でしょう。
この教訓を無駄にする事無く、今後の当社の発展の糧とし、頑張ってみたいと思います。


改めまして、ありがとうございました。

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