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コラムの泉

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法律

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成長し続ける企業に!サービス業専門社労士日記(第542号)

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おはようございます。

メルマガ発行者のこまつじゅんいちです。

このメルマガは
サービス業特に飲食店経営者及び店長
売上が上がらないとお悩みの経営者
労務管理の難しさを感じている人事担当者
同業の社労士さん

へ向けてこまつが自由に書きたいこと書いているメルマガです。

テーマは
従業員のやる気と売上は本当に連動している」
です。
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目次
■はじめに
■法律
■最後に
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■はじめに

毎日のように様々な法律が出来てきます。


もしももしも法律がなかったらこの世の中はどうなっているでしょうか?

人のものを盗んでも何も咎めがなく力が強い人間だけが
生き残っていく世界になります。

今から5000年前とかといっしょの状態となっていたでしょう。


法律によって世界の秩序が守られているのではないでしょうか?



法律がないと大変なことになるのです。


今日はそんな話



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■法律


「ああ 何とかしてあげたいな~ でもうちの会社も厳しいから・・・・」

そう言ったのは中小企業で働く佐野だった。


そんな佐野のものと小学校からの友人である辻本が訪ねてきて時に
発した言葉だった。



辻本
「もうお前しか頼るところがないんだよ」


辻本の会社は最近倒産したのだ

しかも法律をきちんと守っている企業ではなかったので
雇用保険にも未加入で失業保険ももらうことが出来ないらしい・・・



貯金もしていなかった辻本はもう友人である佐野を頼るしかなかった。

佐野
「と言ってもうちの会社も同じような状態で俺の給与も
 それほど多くないしお前を養うことなんてとてもできないし」


佐野は悩みました。



佐野には辻本に対してちょっとした恩があるのだ。

小学生のころいじめにあっていた佐野は、ガキ大将だった辻本に
助けられて以来いじめがまったくなくなり、今でもそのことを非常に感謝している


「辻本がいなければ俺は自殺していたと思う」
佐野の口癖だった。


しかしどうするもこうするも佐野もお金がそれほどないのだ。



佐野は思った。

「そうだ!うちの会社の社長に相談してみよう。もしかしたら知り合いの企業とかで
 辻本を雇ってくれる会社を紹介してくれるかもしれない」


すぐに社長に相談しよう!!



その後社長に今までの経緯を相談した佐野と辻本。


社長
「そうだな。世の中不景気だけど1人位なら雇ってくれる会社があるかもしれない。
 よし今から色々な会社に連絡してみるよ。」


辻本は喜びました。

「本当にありがとうございます」


社長
「でもまだ就職先があるかどうかわからないぞ!!」


社長は手あたり次第 知り合いの企業に電話をしてくれたり
会いに行ってくれたりしました。


ところが


社長
「辻本君、ごめんな、どこも不景気で一人でも採用する余裕がないようだ。
 うちの会社で雇えれば良いんだけど、うちも今不景気で・・・・」



辻本
「いえ。色々とご尽力いただき、本当にありがとうございます。
 今まで自分がバカでした雇用保険とか社会保険とかサラリーマンで
 あったら必ず入らなければいけない保険とか手取りの金額が少なく
 なるからと言って入りませんでした。
 失業保険がもらえないのも自分のせいですし
 不景気でも就職を決まる位自分の能力を磨いてこなかったわけですから」


社長
「・・・・・・・辻本君。本当は駄目なんだろうけど
 1ヶ月間だけなら時給500円でうちの会社で働いてみないか?」

 うちも今カツカツで、それ以上支払うことができなくて・・・
 最低賃金の半分しか払えなくて法律には違反しているんだけど」



この時に最低賃金は1000円だ。


当然1000円以下の時給を設定することは法律で許されない。

しかし苦しい不景気の中、辻本をこのままほったらかしに
することもやさしい社長には出来ないことだった。


辻本
「本当ですか?1ヶ月間だけでも 時給が500円でも構いません
 ありがとうございます」


佐野
「社長、ありがとうございます。1ヶ月間で辻本の就職先も
 決まると思うます。ありがとうございます」



しかし社内の反発も実は非常に多かったのだ。

この会社は時給500円とはいえ人を雇う余裕なんてなかったのだ。


社内からはそんな人材を1ヶ月間でも雇う位なら
俺たちの給与を上げてくれと


社長はみんなの反対を押し切り1ヶ月間だけ採用をした。


ところが1ヶ月間経っても辻本の就職が決まらなかった。


社長
「しょうがない。あと1ヶ月だけうちで面倒見るよ」



ところがさらに1ヶ月間経っても辻本の就職が決まらなかった。

社長
「・・・・・・・・・・・・
 しょうがない。あと1ヶ月だけうちで面倒見るよ」


そしてかれこれ半年間経過した時にやっと就職が決まって
みんなで喜んでいた。

佐野も辻本も社長の温かさに感謝した。




しかし驚く出来事が起きたのだ。


労働基準監督署からの
「御社では賃金未払いがあるので是正してください。
 最低賃金以下で働かせた従業員がいるはずです。
 差額を支払ってください。

 1ヶ月間に10万円ほど不足していて8カ月分ですので
 80万円を辻本さんに支払うように」



社長は驚きます。

「へ!?確かに辻本君には500円で働いてもらいました。
 でもそれはうちが雇いたくて雇ったわけでなく
 辻本君が困っていたから仕方なく好意で働いてもらったんです。
 なぜ支払う必要があるのでしょうか?」


労働基準監督官
「だって それが 法律ですから」


社長
「じゃー あの状況で辻本君をほったらかしにしておけって
 言うんですか?あのままにしておいたら餓死していたかもしれない
 状態だったんだぞ。時給500円でも非常に助かったはず
 なぜ???????」


労働基準監督官
「だって それが 法律ですから」






おしまい

良かったら感想下さい
info@style-neo.jp

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■最後に


経営者は良く言います。

「これだけ従業員のために色々なことをやってあげているから
 従業員は訴えてこないはず」

「入社前にうちは残業があるけど残業代は支給しないということに
 納得してから入社してもらっている。」



残念なことにもし訴えられたら経営者側が全面的に敗北します。




きちんとしていても訴えられる場合があります。

例えば
9時から18時までの会社があったとします。

通常朝ぎりぎりに出勤してくることはありません。

10分とか20分とか早めに出勤して準備をしていると思います。

終わりでも18時ピタッと終了することはなく
18時30分位まで少しは仕事をしているはずです。

確かに朝の30分と夕方の30分は、残業と言えば残業ですが
早く来るとかは社会人として当たり前の行為であるはずなのに


「朝30分、夕方30分 合計1日1時間
 1ヶ月間に20時間 残業代にして3万円
 2年間で72万円の残業代を訴求して支払ってください!!!」
とわけのわからない訴えをしてくる人がこの世の中には存在しています



確かに法律は法律です。

でも
でも

・・・・・・・
 


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創造人材株式会社
小松潤一社会保険労務士事務所
小松潤一


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