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超・
成果主義「ハイブリッド型
人事制度」を作る! vol.31
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【世の
成果主義批判を排す!!!】
企業業績に結びつく
人事制度を構築するため「ハイブリッド型
人事制度」を
提唱しています。
湯浅経営センター:湯浅哲彦
blackbox@silver.ocn.ne.jp
http://www.yuasa-keiei-center.com/
▼ブログ「経営コンサルタントのハイブリッド日記」はこちら▼
http://blog.livedoor.jp/yuasa5717/
*****************************************************************
みなさん、こんにちは。湯浅です。
朝夕涼しく、過ごしやすくなってきました。
特に暑さに弱い自分によってはありがたいことです。
スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋・・・・・・皆さんはどのように秋を満
喫されますか?
さあ、一杯呑みながら考えるとするか・・・。
□今回のテーマ :
人事制度ペンタゴンについて検討する!
9月28日(木)
午前10時にまぐまぐ工業を訪問し、新
人事制度策定会議に出席する。
出席者:社長、専務、工事部長、
総務部長、
人事コンサルタント(以下「HR
C」と略す)
場 所:まぐまぐ工業会議室
☆ハイブリッド型
人事制度の「
人事考課」について検討する 2
HRC「前回の続きです。今日は実際に
人事考課を行う時の行動について考え
ていきましょう。
人事考課を正しく行うためには、次の3つのプロセスに従って進めな
ければなりません。
それは「観察・分析・記録」の行動であり、次のような図式で表すこ
とができます。」
a.行動の選択 → b.要素の選択 → c.段階の選択
HRC「これらは3つの判断行動と呼ばれていて、
人事考課は、図式に示すa
からbへ、そしてbからcへの手順に従って行います。」
専 務「必ずその順番で
人事考課をしなければならないのですか?」
HRC「初めのうちは意識して下さい。
慣れてくれば自然にできると思いますが、
人事考課を正しく行うため
にはこの順番は守って下さい。」
HRC「まず、行動の選択について説明します。
行動の選択とは、いったい部下のどのような行動が
人事考課の対象に
なるのかということです。
従業員や部下の行動すべてが
人事考課の対象にはなるという訳ではあ
りません。
基本的には、
勤務時間中における職務行動が対象になります。」
総務部長「基本的には・・・と言いますと?」
HRC「はい、
勤務時間外の行動も対象になることがあるということです。
後日
勤務態度考課のところでも説明しますが、積極性については勤務
時間外に仕事に関する勉強をしていたときには考課対象にする場合もあ
るということです。
もちろん、会社によって考え方は違いますが・・・」
工事部長「勉強しても、仕事に活かされなかったら意味ないしなあ。」
総務部長「でも、勉強するという態度は評価しもいいんじゃないですか?」
工事部長「そんなもんかなあ。」
社 長「そのことはいずれ議論することになるんでしょ?先生。今は
人事考課
のことを考えようじゃないか。」
HRC「そうですね。積極性のところで十分議論しましょう。
人事考課の行動の選択を考えるときには、考課期間も大事な要素の一
つです。
何月何日から何月何日までの期間にとった行動が対象になります。
3年も前のミスをいつまでもマイナス考課されていてはたまりません
からね。」
総務部長「しかし、そんなにきっちり日にちまで覚えていないですよ。」
専 務「前回誤った
人事考課のところで勉強したように、過去を思い出しなが
ら考課してはダメなんですよ。」
HRC「そうですね。正しい
人事考課を行うためには、えんま帳と言ったら聞
こえは悪いですが、部下の行動を観察した記録を取っておく必要はある
でしょうね。
部下の行動すべてを記録することは不可能なので、
人事考課に関係す
るいい行動・悪い行動があればメモっておくことですね。
最初はしんどいですが、慣れれば苦にならなくなります。
上司として、部下の行動を観察し、いい点は誉める、悪い点は叱る、
というのは当たり前のこととして教育していきましょう。」
社 長「うちの中間管理職に足りない点だ。
新しい
人事制度をきっかけにして、このことも何とか解決したいもの
だ。」
HRC「社長の思いを具体化することが、この新
人事制度の目的の一つでもあ
るんですよ。
いい制度を作りましょう。」
HRC「
人事考課の3つの判断行動の2つ目は要素の選択です。
要素の選択とは、行動の選択で
人事考課の対象となる行動が把握でき
たなら次にその行動をどの考課要素で考課するのかを判断します。」
工事部長「考課要素って?」
HRC「はい、責任性とか判断力とか折衝力とか
人事考課表に載っている実際
に考課する項目のことです。」
HRC「よく間違えるのは責任性と積極性ですね。
我々はよく『彼は自分の仕事に積極的に取り組んでいるね。』という
ことを言いますが、自分の仕事をこなすことは責任性で評価します。
積極性は先ほども申しましたが、自分の仕事に関して勉強するとか資
格を取るとか又は改善提案を具申するとか、今以上・現状以上にという
意欲や姿勢を評価します。」
工事部長「意欲や姿勢だけではなあ・・・」
専 務「だから、それは後日議論しましょうって・・・」
HRC「もう一つ注意していただきたいことがあります。
1つの行動は1つの考課要素で考課するということです。
でないと、いい評価はもっといい評価に、悪い評価はますます悪い評
価になってしまい、いわゆる
ハロー効果という罠に陥ってしまいますか
ら。」
HRC「最後は段階の選択です。
段階の選択とは、部下に期待し求める基準に対して期待通りであった
のか、頑張りが足りなかったのか等決められたいくつかの考課基準に照
らして評価することです。」
総務部長「つまり、5・4・3・2・1をつけることですね。」
HRC「はい、そうです。
5段階の場合の考え方は次の通りです。小学校4年生の小学生を思い
描いて下さい。」
小学校4年生
5 : 5年生のテストで70点
4 : 4年生のテストで90点
3 : 70点
2 : 50点
1 : 30点
HRC「どうでしょう。イメージできますか?
段階の選択では、基準になる“3”をどう共有するかがポイントにな
ります。
他にもこまかいことはあるんですが、実際に
人事考課表を作ってから
検討したいと思います。」
HRC「今日一日で
人事考課について理解できたとは思っていません。
人事考課表を作っていく過程、
人事考課者訓練等を通じて、これから
も
人事考課についてレベルアップしていただきます。」
社 長「自分が全社員を見られるわけじゃないので、
人事考課はしっかりやっ
てもらわなければならない。
わしの代わりに部下を見てもらいたいものだ。」
HRC「それでは今日はここまでにしましょう。
次回は10月12日になりますので、よろしくお願いします。」
◎時計の針は正午を指そうとしているところだった。
(※)ハイブリッド型
人事制度 :
http://www.yuasa-keiei-center.com/
を参考にして下さい。
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△
人事制度を作りたい方、作り変えたい方! まず、ご相談下さい。
ご相談は無料です。
blackbox@silver.ocn.ne.jp
△ご意見、ご感想、ご質問等をお寄せ下さい。
誌面作りの参考にさせていただきたいと思っています。
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湯浅経営センター
代表:湯浅哲彦
〒584-0073
大阪府富田林市寺池台3-19-24
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超・成果主義「ハイブリッド型人事制度」を作る! vol.31
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【世の成果主義批判を排す!!!】
企業業績に結びつく人事制度を構築するため「ハイブリッド型人事制度」を
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湯浅経営センター:湯浅哲彦
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みなさん、こんにちは。湯浅です。
朝夕涼しく、過ごしやすくなってきました。
特に暑さに弱い自分によってはありがたいことです。
スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋・・・・・・皆さんはどのように秋を満
喫されますか?
さあ、一杯呑みながら考えるとするか・・・。
□今回のテーマ : 人事制度ペンタゴンについて検討する!
9月28日(木)
午前10時にまぐまぐ工業を訪問し、新人事制度策定会議に出席する。
出席者:社長、専務、工事部長、総務部長、人事コンサルタント(以下「HR
C」と略す)
場 所:まぐまぐ工業会議室
☆ハイブリッド型人事制度の「人事考課」について検討する 2
HRC「前回の続きです。今日は実際に人事考課を行う時の行動について考え
ていきましょう。
人事考課を正しく行うためには、次の3つのプロセスに従って進めな
ければなりません。
それは「観察・分析・記録」の行動であり、次のような図式で表すこ
とができます。」
a.行動の選択 → b.要素の選択 → c.段階の選択
HRC「これらは3つの判断行動と呼ばれていて、人事考課は、図式に示すa
からbへ、そしてbからcへの手順に従って行います。」
専 務「必ずその順番で人事考課をしなければならないのですか?」
HRC「初めのうちは意識して下さい。
慣れてくれば自然にできると思いますが、人事考課を正しく行うため
にはこの順番は守って下さい。」
HRC「まず、行動の選択について説明します。
行動の選択とは、いったい部下のどのような行動が人事考課の対象に
なるのかということです。
従業員や部下の行動すべてが人事考課の対象にはなるという訳ではあ
りません。
基本的には、勤務時間中における職務行動が対象になります。」
総務部長「基本的には・・・と言いますと?」
HRC「はい、勤務時間外の行動も対象になることがあるということです。
後日勤務態度考課のところでも説明しますが、積極性については勤務
時間外に仕事に関する勉強をしていたときには考課対象にする場合もあ
るということです。
もちろん、会社によって考え方は違いますが・・・」
工事部長「勉強しても、仕事に活かされなかったら意味ないしなあ。」
総務部長「でも、勉強するという態度は評価しもいいんじゃないですか?」
工事部長「そんなもんかなあ。」
社 長「そのことはいずれ議論することになるんでしょ?先生。今は人事考課
のことを考えようじゃないか。」
HRC「そうですね。積極性のところで十分議論しましょう。
人事考課の行動の選択を考えるときには、考課期間も大事な要素の一
つです。
何月何日から何月何日までの期間にとった行動が対象になります。
3年も前のミスをいつまでもマイナス考課されていてはたまりません
からね。」
総務部長「しかし、そんなにきっちり日にちまで覚えていないですよ。」
専 務「前回誤った人事考課のところで勉強したように、過去を思い出しなが
ら考課してはダメなんですよ。」
HRC「そうですね。正しい人事考課を行うためには、えんま帳と言ったら聞
こえは悪いですが、部下の行動を観察した記録を取っておく必要はある
でしょうね。
部下の行動すべてを記録することは不可能なので、人事考課に関係す
るいい行動・悪い行動があればメモっておくことですね。
最初はしんどいですが、慣れれば苦にならなくなります。
上司として、部下の行動を観察し、いい点は誉める、悪い点は叱る、
というのは当たり前のこととして教育していきましょう。」
社 長「うちの中間管理職に足りない点だ。
新しい人事制度をきっかけにして、このことも何とか解決したいもの
だ。」
HRC「社長の思いを具体化することが、この新人事制度の目的の一つでもあ
るんですよ。
いい制度を作りましょう。」
HRC「人事考課の3つの判断行動の2つ目は要素の選択です。
要素の選択とは、行動の選択で人事考課の対象となる行動が把握でき
たなら次にその行動をどの考課要素で考課するのかを判断します。」
工事部長「考課要素って?」
HRC「はい、責任性とか判断力とか折衝力とか人事考課表に載っている実際
に考課する項目のことです。」
HRC「よく間違えるのは責任性と積極性ですね。
我々はよく『彼は自分の仕事に積極的に取り組んでいるね。』という
ことを言いますが、自分の仕事をこなすことは責任性で評価します。
積極性は先ほども申しましたが、自分の仕事に関して勉強するとか資
格を取るとか又は改善提案を具申するとか、今以上・現状以上にという
意欲や姿勢を評価します。」
工事部長「意欲や姿勢だけではなあ・・・」
専 務「だから、それは後日議論しましょうって・・・」
HRC「もう一つ注意していただきたいことがあります。
1つの行動は1つの考課要素で考課するということです。
でないと、いい評価はもっといい評価に、悪い評価はますます悪い評
価になってしまい、いわゆるハロー効果という罠に陥ってしまいますか
ら。」
HRC「最後は段階の選択です。
段階の選択とは、部下に期待し求める基準に対して期待通りであった
のか、頑張りが足りなかったのか等決められたいくつかの考課基準に照
らして評価することです。」
総務部長「つまり、5・4・3・2・1をつけることですね。」
HRC「はい、そうです。
5段階の場合の考え方は次の通りです。小学校4年生の小学生を思い
描いて下さい。」
小学校4年生
5 : 5年生のテストで70点
4 : 4年生のテストで90点
3 : 70点
2 : 50点
1 : 30点
HRC「どうでしょう。イメージできますか?
段階の選択では、基準になる“3”をどう共有するかがポイントにな
ります。
他にもこまかいことはあるんですが、実際に人事考課表を作ってから
検討したいと思います。」
HRC「今日一日で人事考課について理解できたとは思っていません。
人事考課表を作っていく過程、人事考課者訓練等を通じて、これから
も人事考課についてレベルアップしていただきます。」
社 長「自分が全社員を見られるわけじゃないので、人事考課はしっかりやっ
てもらわなければならない。
わしの代わりに部下を見てもらいたいものだ。」
HRC「それでは今日はここまでにしましょう。
次回は10月12日になりますので、よろしくお願いします。」
◎時計の針は正午を指そうとしているところだった。
(※)ハイブリッド型人事制度 :
http://www.yuasa-keiei-center.com/
を参考にして下さい。
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