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コラムの泉

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所得を分断しましょう

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  起業したい方のための社会保険・法律・税金の知識
    
  2006/11/10(第84号)
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◆このメルマガでは、社会保険や起業・退職に関係する法律、税金
などについて、独立開業志望者や週末起業家はどのような点に注意
すべきかという観点からご説明しています。

◆理解しやすくするために、各種制度の細部を省略していたり、あ
えて正式な用語を使わない場合がありますので、ご了承願います。
正確に知りたい場合は、市販の解説書などで確認してくださいね。

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■ 所得を分断しましょう ■
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厚生年金健康保険は、それなりの加入するメリットはあります
が、多くの保険料を払ってもそれに見合う見返りはないので、最低
限のおつきあいだけにしましょうというお話をしてきました。

●保険料は、結局給料に比例して多くなっていきますので、保険料
をあまり払いたくない場合は、単純にいうと、給料を下げればいい
ということですね。

●でも、単純に給料を下げると、その分損金で落とす額も小さくな
ってしまい、法人税が上がってしまいますね。ですので、一概に給
料を下げればよいというものではありません。

●まあ、1人オーナー会社の場合、役員給与の給与所得控除分が損
金参入できなくなったので、以前よりは法人税に与える影響は小さ
くなっていますが、それでもやはり法人税は上がってしまいます。

●そこで、考えられる手段として、ちょっと大胆ですが、「業務の
一部だけを会社組織」にするのです。残りの業務を、個人事業とし
て事業を行うことにするのです。

●例えば、物を仕入れて販売するのであれば、販売の部分だけを会
社組織にし、仕入れは個人事業のままにしておくのです。

●それで、販売会社の経営者としての給料は極力低く抑えれば、め
でたく厚生年金健康保険に加入しながら、最低限のお付き合いで
済ますことが出来ます。

●個人事業の方の収入は、事業所得として扱うことになります。法
人からの給与所得と、個人事業からの事業所得の2種類の所得が発
生することになりますが、確定申告で合算して納税すればOKです。

給与所得者の場合、厚生年金健康保険個人事業主の場合は、
国民年金第1号被保険者)と国民健康保険に加入することになっ
ていますが、2つの身分を同時に有しているからといって、ダブル
で2つの保険制度に加入する仕組みにはなっていないのです。

法人給与所得者として厚生年金健康保険に加入すれば、それ
で完結し、個人事業主としての事業所得は、社会保険の保険料を納
める必要は一切なくなります。

●こうすれば、法人としての事業規模も小さくなって、相応の売上、
利益、経費になるので、法人からの給料を少なくしても、法人税
負担が大幅に増すということにもなりません。

●個人事業の部分も、青色申告特別控除などを活用すれば、所得税
も圧縮できます。小規模企業共済など、所得控除出来る制度に加入
すれば、個人事業部分の所得税をゼロに出来る可能性もあります。

●突飛な方法のように感じられるかも知れませんが、社労士などは
社労士業務を個人事業とし、コンサル業務を法人としてやる、とい
うケースが結構ありますので、そんなに突飛な案でもないのです。


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■ 会社に勤めながらリスクなくビジネスをはじめるには ■
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いきなり独立するというのはリスクが高いです。
ですので、会社に勤めたまま起業してしまいましょう。
週末起業フォーラムには私も加入していますが、世界が広がります。
特別な才能とかなくても、きちんと鉄則を押さえれば、誰でも起業
することが可能なんですね。。

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とりあえず週末起業について、少しずつ知識を増やしたいという方
は、週末起業フォーラムの無料の公式メルマガを購読してみるとい
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■ 編集後記 ■
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この前、テレビを見ていてわかったことなんですが、「赤裸々」と
いうのは、「セキララ」と読むんですね!

し、知りませんでした。43年も生きてきて、初めて知りました…。

ずっと「アカハダハダ」と読むものと信じ切っていました!

もちろん、「セキララ」という言葉は知っていたのですが、それと
「赤裸々」がイコールというのは、全く思いもつきませんでした。

よかったあ~、今までバレなくて! 

でも、こういうのって誰でもありますよね。先週の日経新聞の土曜
版の、「言葉遣いで恥をかいたこと」のアンケート結果で、6位に、
「団塊の世代」を「ダンコン」と読んでしまった、というのがあり
ました。

これ、実際にそういう人、私の職場でもいました。
それも女性職員が! 私は思わず赤面してしまいました。
女性が昼間から「ダンコン」はないでしょ「ダンコン」は!!

すみません、品のないネタで。

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