━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2007/05/21(第185号)━━
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■□ 【実践!社長の財務】
■□ 財務アプローチで儲かる会社を作る
■□
http://www.tm-tax.com/mm-k.htm 購読者数 5,638名
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おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今日は、所沢の方で、
減価償却セミナーをやります。
それにしても、
減価償却は新旧の制度が入り乱れ、ずい分複雑に
なってきました。これも過渡期だからしょうがないのでしょうが。
来週、再来週くらいで、
減価償却の話もしていきたいと思います。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
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■□ 間違った自己
資本を見ていないか?
■■
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●ここ数回、自己
資本の話をしていますが、内部留保を貯め、自己
資本を
増やしていくかが、いかに重要かはわかっていただけたかと思います。
ところで、自己
資本を見る際に、正しくない自己
資本を見ていることが、
実は、多いのではないかと思います。
特に中小企業などの場合は...
●自己
資本=純
資産は、<
資産-
負債>の金額として、
バランスシートに
計上されます。
いわゆるネットの
資産です。
自己
資本が正しくなるためには、上記算式どおり、
資産と
負債が正しく
なくてはいけません。
資産、
負債の金額が正しくなければ、当然、その差額としての自己
資本
も正しくなくなります。
当たり前の話ですが...
●
資産については、価値がないものは、載せない、早期に落とす、など
ある意味で当たり前ですので、これはこれでいいと思います。
問題は、
負債がきちんと計上されているか、ということですね。
当然、
借入金や買掛金、支払手形などは、主要なものですから
もれなく計上されていることでしょう。
未払金、
未払費用などは、概ね計上されているのでしょうが、
ひょっとしたら若干の計上漏れがあるかも知れません。
でも、うっかり計上していないものの類ですから、そう漏れは
多くないと思います。
●問題は、それ以外の
負債、そう「
引当金」ですね。
これが結構、計上もれになっていることが多いのです。
賞与引当金であったり、
貸倒引当金、
退職給付引当金です。
場合によっては、
返品調整引当金や製品保証
引当金などを計上する
必要がある会社もあります。
将来発生する
費用または損失で、当期にその原因が既に発生している
ものについては、
引当金を計上するのが、
会計の原則です。
中小企業がこれらを計上しないのは、税法で、ほとんどが
損金に
認められなくなってきていることが大きな原因です。
●ただし、経営のために「
会計」を活用しようとするのであれば、
これらの
引当金は、計上しておかなければなりません。
なぜならば、経営者が間違った「自己
資本」の額を見て、勘違い
してしまうからです。
「これだけ自己
資本ができた。」「
自己資本比率がこんなに高く
なった。」と、喜んでいても、実際には
引当金を考えれば、それ程
高くないことが多いのです。
それによって、経営に対する考え、認識もずい分変わってくるの
ではないかと思います。
●中小企業の場合、
引当金の中で最も漏れているのは、
「
役員退職慰労
引当金」です。
そうです。自分に対する
引当金ですね。自分が
退職する時にとる
退職金がほとんどの会社では、計上されていません。
「そんなもの、いくら取るかはわからないよ。」という声が
聞こえてきそうですが、これは立派な会社を作っていくためには
計上しなければいけないことだと思います。
未来永劫継続していく会社を目指し、後継者にいずれはバトンタッチ
していくのであれば、自らの
退職金を計上していかないといけないと
思うのです。
これを、計上してもなお、
自己資本比率が高い会社を目指していけば
すばらしい会社になっていくはずです。
是非、皆様の会社でも、「
役員退職慰労
引当金」をどうするのか、
考えてみてください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━<セミナー案内-今週です!!>━
■
会計をベースにした、
「高
収益企業化」セミナーのご案内
講師:実践!社長の財務 発行人/
税理士 北岡 修一
──────────────────────────────────
いよいよ今週木曜日、下記セミナーをやります。
土日はその準備に追われていました。どのように皆様に伝えようかと。
実際の数字を元にした、B/S・P/Lを見てもらって、皆様に
それを読んでもらおう、B/Sに現れる経営者の考えを、推測して
もらおう、とかいろいろ考えています。
ただし、2時間ですのであまり演習もやっていられません。
中小企業の経営の現場で使える「
会計」の考え方、見方を、いかに
短時間でお伝えするか、試行
錯誤しながら土日テキストを作りました。
普段、メルマガではなかなか書けないようなことを、お話していきたい
と思います。是非、ご期待ください。
参加人数は、まだ余裕がありますので、今からでもお申し込みください。
では、皆様のお越しをお待ちしております。
記
●日時:平成19年 5月24日(木)13:30受付開始 14:00~16:00
●会場:「スターホテル東京」コスモスホール 新宿駅西口徒歩5分
⇒
http://www.starhotel.co.jp/city/tokyo/access/access.html
●講師:
税理士 北岡 修一
●参加費:5,000円(税込み)
※30名限定!
※お申し込みは、今すぐ!こちらから⇒
http://www.tm-tax.com/
主催:ティーエム・コンサルティング(株)担当:秋山
問い合わせ:
info@tmcg.co.jp
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■よろしかったら、このメルマガ、友人、お知り合いの方にご紹介ください。
下記2行コピーしてお使いください。
【お勧めメルマガ 「実践!社長の財務」】
⇒
http://www.mag2.com/m/0000119970.html
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■当社&本メルマガのミッション
●『真の
会計』を追求することにより、中小企業の成長・発展に貢献する
◆「
会計を良くすると、会社が良くなる!」
◆「数字を公開すると、会社が元氣になる!」
◆「税金を払わないと、内部留保が貯まらない!」
※これらのことを、中小企業社長に氣づいてもらい、より多くの中小企業
が、「強い会社」・「儲かる会社」・「継続する会社」になるために、
財務・
会計を中心に誠心誠意支援していく。
※是非、当社のHPもご覧ください。→
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【 編集 】
税理士 北岡修一
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<編集後記>
そんなことで、土日はセミナーの準備で丸つぶれ...
せっかくのいい天気だったのに、ちょっともったいない気もしますが、
納得のテキストができたので、充実の2日間でした。
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おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今日は、所沢の方で、減価償却セミナーをやります。
それにしても、減価償却は新旧の制度が入り乱れ、ずい分複雑に
なってきました。これも過渡期だからしょうがないのでしょうが。
来週、再来週くらいで、減価償却の話もしていきたいと思います。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
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■□ 間違った自己資本を見ていないか?
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●ここ数回、自己資本の話をしていますが、内部留保を貯め、自己資本を
増やしていくかが、いかに重要かはわかっていただけたかと思います。
ところで、自己資本を見る際に、正しくない自己資本を見ていることが、
実は、多いのではないかと思います。
特に中小企業などの場合は...
●自己資本=純資産は、<資産-負債>の金額として、バランスシートに
計上されます。
いわゆるネットの資産です。
自己資本が正しくなるためには、上記算式どおり、資産と負債が正しく
なくてはいけません。
資産、負債の金額が正しくなければ、当然、その差額としての自己資本
も正しくなくなります。
当たり前の話ですが...
●資産については、価値がないものは、載せない、早期に落とす、など
ある意味で当たり前ですので、これはこれでいいと思います。
問題は、負債がきちんと計上されているか、ということですね。
当然、借入金や買掛金、支払手形などは、主要なものですから
もれなく計上されていることでしょう。
未払金、未払費用などは、概ね計上されているのでしょうが、
ひょっとしたら若干の計上漏れがあるかも知れません。
でも、うっかり計上していないものの類ですから、そう漏れは
多くないと思います。
●問題は、それ以外の負債、そう「引当金」ですね。
これが結構、計上もれになっていることが多いのです。
賞与引当金であったり、貸倒引当金、退職給付引当金です。
場合によっては、返品調整引当金や製品保証引当金などを計上する
必要がある会社もあります。
将来発生する費用または損失で、当期にその原因が既に発生している
ものについては、引当金を計上するのが、会計の原則です。
中小企業がこれらを計上しないのは、税法で、ほとんどが損金に
認められなくなってきていることが大きな原因です。
●ただし、経営のために「会計」を活用しようとするのであれば、
これらの引当金は、計上しておかなければなりません。
なぜならば、経営者が間違った「自己資本」の額を見て、勘違い
してしまうからです。
「これだけ自己資本ができた。」「自己資本比率がこんなに高く
なった。」と、喜んでいても、実際には引当金を考えれば、それ程
高くないことが多いのです。
それによって、経営に対する考え、認識もずい分変わってくるの
ではないかと思います。
●中小企業の場合、引当金の中で最も漏れているのは、
「役員退職慰労引当金」です。
そうです。自分に対する引当金ですね。自分が退職する時にとる
退職金がほとんどの会社では、計上されていません。
「そんなもの、いくら取るかはわからないよ。」という声が
聞こえてきそうですが、これは立派な会社を作っていくためには
計上しなければいけないことだと思います。
未来永劫継続していく会社を目指し、後継者にいずれはバトンタッチ
していくのであれば、自らの退職金を計上していかないといけないと
思うのです。
これを、計上してもなお、自己資本比率が高い会社を目指していけば
すばらしい会社になっていくはずです。
是非、皆様の会社でも、「役員退職慰労引当金」をどうするのか、
考えてみてください。
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■会計をベースにした、
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講師:実践!社長の財務 発行人/税理士 北岡 修一
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いよいよ今週木曜日、下記セミナーをやります。
土日はその準備に追われていました。どのように皆様に伝えようかと。
実際の数字を元にした、B/S・P/Lを見てもらって、皆様に
それを読んでもらおう、B/Sに現れる経営者の考えを、推測して
もらおう、とかいろいろ考えています。
ただし、2時間ですのであまり演習もやっていられません。
中小企業の経営の現場で使える「会計」の考え方、見方を、いかに
短時間でお伝えするか、試行錯誤しながら土日テキストを作りました。
普段、メルマガではなかなか書けないようなことを、お話していきたい
と思います。是非、ご期待ください。
参加人数は、まだ余裕がありますので、今からでもお申し込みください。
では、皆様のお越しをお待ちしております。
記
●日時:平成19年 5月24日(木)13:30受付開始 14:00~16:00
●会場:「スターホテル東京」コスモスホール 新宿駅西口徒歩5分
⇒
http://www.starhotel.co.jp/city/tokyo/access/access.html
●講師:税理士 北岡 修一
●参加費:5,000円(税込み)
※30名限定!
※お申し込みは、今すぐ!こちらから⇒
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主催:ティーエム・コンサルティング(株)担当:秋山
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◆「会計を良くすると、会社が良くなる!」
◆「数字を公開すると、会社が元氣になる!」
◆「税金を払わないと、内部留保が貯まらない!」
※これらのことを、中小企業社長に氣づいてもらい、より多くの中小企業
が、「強い会社」・「儲かる会社」・「継続する会社」になるために、
財務・会計を中心に誠心誠意支援していく。
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<編集後記>
そんなことで、土日はセミナーの準備で丸つぶれ...
せっかくのいい天気だったのに、ちょっともったいない気もしますが、
納得のテキストができたので、充実の2日間でした。