2009年5月9日号 (no. 217)
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■3分労働ぷちコラム
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本日テーマ【過去は考慮するが未来は考慮しないのが有給休暇】
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■休暇を付与されてすぐ退職すると、休暇は按分される?
有給休暇を付与された時点から数ヶ月後に退職することが決まっていると、
本来付与されるべき休暇の日数を減らされてしまうということがあるようです。
例えば、10月に休暇の付与日があると仮定して、11月に退職することが確定している
とすれば、1/12だけの休暇しか付与されないということです(勤続予定の月数に応じて
休暇を比例配分している)。
確かに、休暇を付与された後、まもなく退職することが決まっているのだから、
按分計算の上で休暇も減らしてしまっても良さそうとも思えます。
しかし、有給休暇は「過去の勤続期間」や「過去の出勤率」を使って付与されるか
どうかを決めるものです。
ならば、「未来の要素(あと数ヶ月で退職するという要素)」を考慮して休暇を
減らすのはダメなのではないかとも思えるわけですよね。
さて、どちらの判断が妥当でしょうか。
■「過去」を基準に休暇は付与される。
例えば、10月に有給休暇が11日付与されたと考え、さらに10月の時点で12月の末
には退職することが確定している社員さんがいると仮定します。
そのとき、「数ヶ月後に退職するのだから、有給休暇も按分しただけしか付与しない」
という対応をするのは間違いです。
つまり、10月以降は3ヶ月間だけ勤務するわけだから、「3ヶ月/12ヶ月=1/3」
と考えて、有給休暇を比例配分することはできないということです。
11日の1/3ですから、およそ3日でしょうか(端数を繰り上げれば4日)。
10月の時点で付与される休暇は11日分で確定していると考えるべきであり、
その時点以後の勤務予定を考慮して休暇の配分を変えることはできないんですね。
ゆえに、「過去は考慮するが未来は考慮しないのが有給休暇である」と言えるわけです。
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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。
タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで勤務時間を集計しないといけない。
しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては勤務時間の集計は悩みのタネですよね。
そんな悩みをどうやって解決するか。
そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。
Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。
始業や終業、時間外勤務や休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。
Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
や出勤簿で勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。
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残業で悩んでいませんか?
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こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
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とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
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例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
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でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
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『残業管理のアメと罠』
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