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成長し続ける企業に!サービス業専門
社労士日記(第548号)
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おはようございます。
メルマガ発行者のこまつじゅんいちです。
このメルマガは
サービス業特に飲食店経営者及び店長
売上が上がらないとお悩みの経営者
労務管理の難しさを感じている
人事担当者
同業の
社労士さん
へ向けてこまつが自由に書きたいこと書いているメルマガです。
テーマは
「
従業員のやる気と売上は本当に連動している」
です。
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◎お客様の売上アップのため!サービス業専門
社労士日記
のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒
http://archive.mag2.com/0000250571/index.html
小松潤一
社会保険労務士事務所
http://www.style-neo.jp http://www.style-neo.com
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目次
■はじめに
■きちんとしていても2
■最後に
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■はじめに
社労士の仕事はトラブルを未然に防ぐことです。
病気に例えるとわかりやすいのですが
何かの病気にかからないように
例えばガン
ガンにならないように
「油っこい食べ物を避けましょう!」
とか
「たばこはやめましょう!」
とか
提案をしていくことが仕事です。
予防ですね。
そしてガンになってしまったら治療が必要になります。
社労士は治療行為もするのですが重いものについては
弁護士さんが担当します。
弁護士さんは予防というよりも治療を行うことが多いのです。
企業においても病気と一緒です。
今は健康なんで予防することはわかってはいるものの
ちょっと面倒ですよね。
後でやろう!と思ってしまうといつの間にか病気になってしまって
「あの時きちんと予防しておけばよかった!」
となることが多いのです。
今日もそんな話
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■きちんとしていても2
(本当にあった怖い話を作り変えています)
【
残業代の未払いが過去2年間で150万円ある。支払ってほしい!!!】
経営者
「どういうこと?当社はまったく残業なんてさせていない!
それなのに残業の未払いなんて・・・・」
経営者は意味がわからなく弁護士さんにお会いしてお話をすることとなった。
昨日の続きです。
経営者
「弁護士さん、これはいったいどういうことでしょうか?
当社はまったく残業なんてありませんから残業の未払いなんてありませんよ」
弁護士さん
「ではこのタイムカードを見てください」
そういって弁護士さんがタイムカードを見せてくれた。
「どこに残業なんてあるんだ?」
経営者は思った。
この会社は9時から18時までの8時間労働だ。
タイムカードはほとんどがこうなっている。
出社時間 8時30分
退社時間 18時30分
どこが残業なんだと思っていたら弁護士が説明してくれた
朝30分定時よりも早く出勤している
夕方も30分多く働いている。
1日あたり1時間の残業がある。
1ヶ月間に22日出勤があるとしたら
22時間
残業代を支給する必要がある
給与が30万円だったので
30万円÷(22日×8時間)=1704円(1時間当たりの単価)
1704円×1.25倍×22時間=約4.7万円
4.7万円×24ヶ月間で約120万円の未払いがある
あとの30万円は遅延に対する
慰謝料だ
と説明をしてくれた。
ちょっと待ってくれよ。
朝9時からだけど普通社会人なんだからちょっと前に出勤してくるじゃないか・・・
9時ぎりぎりに出勤してきてすぐに働けるのかよ・・・
夕方も夕方で後片付けとかあるじゃないか?
18時きっちりに帰ってもらってもいいけど30分位はなんかあるじゃないかよ・・・
弁護士さんは言いました。
「そうは言ってもタイムカードをみると数分でも実際に残業はあるし」
そんなむちゃくちゃな
こんな横暴にお金なんて支払えるかよ。
そもそも当社は残業を全くさせない会社とみんなにも公言しているし
どんなに忙しい時でも
従業員に残業をしてくれって頼んだこともない。
そこで経営者は知り合いの
社労士さんに相談した。
社労士
「御社の
就業規則にこう書かれています。
残業をする場合には事前に会社の承認を得ること
会社の承認なく残業をすることを一切認めない」
と
全
従業員がそれを知っていて社長も残業を一切させないし
忙しい時には社長が代りにその仕事をするから早く帰れと
毎日のように
従業員に伝えている
そもそも残業は会社が
従業員に対して命令をしなければ残業ではないと
言うことも可能ですよ。
社長は
従業員の訴えを破棄することにした。
なんでこんなんにお金を支払わなければいけないと
そのことを相手の弁護士に伝えたところ
「だったらもう裁判するしかないですね」
と言っていたがあれから裁判をしてくるそぶりは一切見えない。
もしかしたら
退職した元
従業員が弁護士を通じて
言ってみたらなんかお金がもらえるかもしれないと
簡単に思って会社を訴えただけなのかと思った。
従業員のためを思ってきちんとしていたのに
訴えられるなんて・・・・・
ちょっと気の弱い経営者なら支払ってしまうかもしれないぞと
最近の日本はどうなってしまったのだろうかとふと思った瞬間だった。
これからも
従業員には毎日のように残業をするな
早く帰れと言い続けることにしよう
おしまい
良かったら感想下さい
info@style-neo.jp
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■最後に
150万円を請求してきた弁護士さん
今となってはこの弁護士さんが本当に弁護士なのかも胡散臭いもんですが
こちらが支払いをためらっている時に言いました。
弁護士?
「では、30万円で
示談にしませんか?150万円という大金をぽんと御社も
支払うことは難しいと思いますので、30万円でこの話をおしまいにしましょう」
と
完全にやからですよ。
なんの根拠があってそんなことを言ってくるのか?
この
示談も会社は無視をしてから弁護士も元
従業員も何も言ってきません。
ちょっとおかしな方向に日本は進んでいるのかもしれません。
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創造人材
株式会社
小松潤一
社会保険労務士事務所
小松潤一
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■最後に
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■はじめに
社労士の仕事はトラブルを未然に防ぐことです。
病気に例えるとわかりやすいのですが
何かの病気にかからないように
例えばガン
ガンにならないように
「油っこい食べ物を避けましょう!」
とか
「たばこはやめましょう!」
とか
提案をしていくことが仕事です。
予防ですね。
そしてガンになってしまったら治療が必要になります。
社労士は治療行為もするのですが重いものについては
弁護士さんが担当します。
弁護士さんは予防というよりも治療を行うことが多いのです。
企業においても病気と一緒です。
今は健康なんで予防することはわかってはいるものの
ちょっと面倒ですよね。
後でやろう!と思ってしまうといつの間にか病気になってしまって
「あの時きちんと予防しておけばよかった!」
となることが多いのです。
今日もそんな話
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(本当にあった怖い話を作り変えています)
【残業代の未払いが過去2年間で150万円ある。支払ってほしい!!!】
経営者
「どういうこと?当社はまったく残業なんてさせていない!
それなのに残業の未払いなんて・・・・」
経営者は意味がわからなく弁護士さんにお会いしてお話をすることとなった。
昨日の続きです。
経営者
「弁護士さん、これはいったいどういうことでしょうか?
当社はまったく残業なんてありませんから残業の未払いなんてありませんよ」
弁護士さん
「ではこのタイムカードを見てください」
そういって弁護士さんがタイムカードを見せてくれた。
「どこに残業なんてあるんだ?」
経営者は思った。
この会社は9時から18時までの8時間労働だ。
タイムカードはほとんどがこうなっている。
出社時間 8時30分
退社時間 18時30分
どこが残業なんだと思っていたら弁護士が説明してくれた
朝30分定時よりも早く出勤している
夕方も30分多く働いている。
1日あたり1時間の残業がある。
1ヶ月間に22日出勤があるとしたら
22時間残業代を支給する必要がある
給与が30万円だったので
30万円÷(22日×8時間)=1704円(1時間当たりの単価)
1704円×1.25倍×22時間=約4.7万円
4.7万円×24ヶ月間で約120万円の未払いがある
あとの30万円は遅延に対する慰謝料だ
と説明をしてくれた。
ちょっと待ってくれよ。
朝9時からだけど普通社会人なんだからちょっと前に出勤してくるじゃないか・・・
9時ぎりぎりに出勤してきてすぐに働けるのかよ・・・
夕方も夕方で後片付けとかあるじゃないか?
18時きっちりに帰ってもらってもいいけど30分位はなんかあるじゃないかよ・・・
弁護士さんは言いました。
「そうは言ってもタイムカードをみると数分でも実際に残業はあるし」
そんなむちゃくちゃな
こんな横暴にお金なんて支払えるかよ。
そもそも当社は残業を全くさせない会社とみんなにも公言しているし
どんなに忙しい時でも従業員に残業をしてくれって頼んだこともない。
そこで経営者は知り合いの社労士さんに相談した。
社労士
「御社の就業規則にこう書かれています。
残業をする場合には事前に会社の承認を得ること
会社の承認なく残業をすることを一切認めない」
と
全従業員がそれを知っていて社長も残業を一切させないし
忙しい時には社長が代りにその仕事をするから早く帰れと
毎日のように従業員に伝えている
そもそも残業は会社が従業員に対して命令をしなければ残業ではないと
言うことも可能ですよ。
社長は従業員の訴えを破棄することにした。
なんでこんなんにお金を支払わなければいけないと
そのことを相手の弁護士に伝えたところ
「だったらもう裁判するしかないですね」
と言っていたがあれから裁判をしてくるそぶりは一切見えない。
もしかしたら退職した元従業員が弁護士を通じて
言ってみたらなんかお金がもらえるかもしれないと
簡単に思って会社を訴えただけなのかと思った。
従業員のためを思ってきちんとしていたのに
訴えられるなんて・・・・・
ちょっと気の弱い経営者なら支払ってしまうかもしれないぞと
最近の日本はどうなってしまったのだろうかとふと思った瞬間だった。
これからも従業員には毎日のように残業をするな
早く帰れと言い続けることにしよう
おしまい
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■最後に
150万円を請求してきた弁護士さん
今となってはこの弁護士さんが本当に弁護士なのかも胡散臭いもんですが
こちらが支払いをためらっている時に言いました。
弁護士?
「では、30万円で示談にしませんか?150万円という大金をぽんと御社も
支払うことは難しいと思いますので、30万円でこの話をおしまいにしましょう」
と
完全にやからですよ。
なんの根拠があってそんなことを言ってくるのか?
この示談も会社は無視をしてから弁護士も元従業員も何も言ってきません。
ちょっとおかしな方向に日本は進んでいるのかもしれません。
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