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コラムの泉

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昨年の賃金は微増、今年は?

産業界では春闘が始まっていますね。
いまひとつ、実感がわかないというのが正直なところですが。

私が人事部で賃金を担当していた頃は、情勢分析やら、自社の業績見通し、賃金シミュレーションなどを繰り返し、さらには労働組合の幹部や賃金担当者と折衝をするなど、結構慌しかったという記憶がありますが、最近はどうなのでしょうか?


さて、賃金といえば、厚生労働省が去る2月1日発表した毎月勤労統計調査の結果(速報、従業員5人以上)で、2010年の1人平均月間現金給与総額は、前年比0.5%増の31万7,092円と4年ぶりに増加したということが報じられていました。

内容は次の通りです。

---
・平均月間現金給与総額は、前年比0.5%増の317,092円。
このうち、きまって支給する給与は0.3%増の263,284円、所定内給与は0.2%減の245,098円、所定外給与は9.1%増の18,186円、特別に支払われた給与は1.5%増の53,808円となった。

・平均月間総実労働時間は、前年比1.4%増の146.2時間と、4年ぶりの増加。
総実労働時間のうち所定内労働時間は0.7%増の136.2時間、所定外労働時間は8.9%増の10.0時間となった。

・常用雇用は、前年同月比0.3%増と7年連続の増加となった。このうち、一般労働者は0.3%減、パートタイム労働者は2.1%増となった。
---

つまり時間外手当と賞与が増え、所定内賃金は微減という状況ですね。
景気が回復すると、まず時間外を増やすのが一般的なパターンですが、今回もそれが現れているのでしょうか。
もしそうだとすれば、先行き明るい兆しが見えていると言えるのですが。

しかし、所定内賃金が微減であること、そして、雇用も、一般労働者は微減(仕事量の増加はパートタイマーで補っている)ということを見ると、まだまだ経営者は慎重ですね。

慎重一辺倒ではチャンスを逃す、しかし、迂闊なことはできないということでしょう。
会社としては、難しい舵取りが続きます。

・業績と人件費
・働く人のモチベーション
・将来を見据えた人材の確保と育成
・柔軟な雇用調整

この「4つのポイント」を見ながら人事政策を考えていかないといけないわけです。
大変ですが、ここがふんばりどころ。
がんばっていきましょう。


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