◆◆
コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆
<第290回>事例で学ぶ「
コンピテンシー」レビュー編!<その17>
==■「
計画性なる
コンピテンシー発揮の威力!」■==
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れと
なり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
事例で学ぶ「
コンピテンシー」と題して分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・
管理者・社員の皆様、そして求職中の
離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非
ともお読みいただきたいと思います。
===================================
<今回のメニュー>
=================================
【1】
計画性は企業体質のモノサシの一つ!
【2】「
計画性」なる
コンピテンシーの
定義付けと行動基準!
【3】賢人のことば!
【4】「
計画性」なる
コンピテンシー発揮の威力!
【5】今日のまとめ
【6】編集後記
=================================
行動特性を変えてみてください。きっと昨日までの自分とは違った自分に出会いま
す。そして成果に貢献できます。あなたも会社も大きく成長できるのです。
【1】
計画性は企業体質のモノサシの一つ!
1.場当たり的な会社は多い!
業績が良くなると人員を増やす。業績が悪くなったら直ぐにリストラする。何のた
めらいもなくそれを繰り返す。
労務戦略がないから人材育成計画もない。
企業の不祥事が起こるたびに「企業体質」が話題になる。一体、企業体質のモノサ
シは何なのだろうか。
□ 問題は何かを掴む力(問題把握力)があるかどうか
□ 計画を重視する力、計画力があるかどうか
□ プロセスを重視する力があるかどうか
□ 重点志向する力があるかどうか
□ 全員がシステム志向する力(仕組み構築力)があるかどうか
上記の五つが企業体質を占うモノサシとして適切ではないかと思う。経営トップが
計画を重視しない会社では社員も計画を重視しない。場当たり的で、出たとこ勝負
というタイプなのだ。
2.計画は変更しながら回すもの!
計画は変更しながら回すものと心得ることだ。短期の年度計画でさえ、三ヶ月も経
たないうちに変化して現状にそぐわなくなることはよくある。だから多くの会社で
は四半期計画と称して一年を三ヶ月単位で区分し、計画を見直していく。計画を変
更しながら回すことを「ローリングプラン」と称する。
ビジネスマンも会社の計画が変わるのであれば、自身の業務計画や
目標管理の計画
を大いに変更すべきなのだ。会社でのビジネスマンとしての活動計画だけでなく、
時には人生の計画も見直す必要があろう。
東京電力の社員はあまりにも恵まれすぎていて、「ゆりかごから墓場まで」完全に
保障されていた。しかし原発事故を境に、多少の
賃金カットや世間の避難もあり、
不満だとしてここ一年間で自主的に約500人が辞めたそうだ。人生計画を持ち、万が
一東電を辞めざるを得なくなったときの再就職の準備をしていた人は恐らく皆無だ
ろう。厳しいことを言うようだが彼らが他社で使いものになるとは思えない。
□ できるビジネスマンとして仕事上で「
計画性」を発揮している
□ PDCA(Plan Do check Action)を上手に回す
□ 反省点を吟味して次のPDCAに生かす
□ ひそかに人生計画を練り上げて実行している
□ 大きな壁にぶつかっても華麗に変身し、生き延びる術を持つ
会社のビジネスにおいては、PDCAをスパイラルアップさせることが大事だ。同
じ手法を人生においても適用することだ。今の時代、終身
雇用はまずありえない。
いつ、どんな境遇になるか分からないのだ。人生計画をしっかり練って実行してい
ればいざというときもあわてなくて済むはずだ。
【2】「
計画性」なる
コンピテンシーの
定義付けと行動基準!
「
計画性」とはどのように定義すればよいのだろうか。自分流に定義を考えてほし
い。
1.「
計画性」の
定義付けの例
例えば「何かを行うにあたり、方法・手順、日程、場所、実行者などを考えて企て、
見えるようにすることを習慣化すること」と決めるのもいいだろう。
多くの会社では、「計画は5W1Hで立てろ」と教えている。中でも「いつ」、
「誰が」がもっとも大切だ。これが曖昧だと実行はおぼつかないからだ。
2.行動基準の例
<行動基準の例>
□ 何をなぜ、いつまでに完了しなければならないかを明確にする
□ 方法・手順、日程、場所、実行者を考えて見える形で線引きする
□ 線引きした計画の進捗を管理し、遅れがあれば挽回策を講じる
□ 挽回が厳しいときは上司に相談したり実力者にヘルプを求める
□ 実績を確認・評価し、反省点を明確にする
□ 反省点を次の計画に盛り込む
上記のいくつかを組み合わせて行動基準してもかまわない。
計画性のない人はぶ
っつけ本番の出たとこ勝負になってしまう。よしんばうまくいってもたまたまと
いうことになりはしないか。「
計画性」を持って仕事をする人は必ず成長する。
人生だって「転ばぬ先の杖」ができている分、何とかなるのではないかと思う。
定義付けと行動基準を決めて実行すれば、もう昨日までの自分ではなくなるわけ
だ。
【3】賢人の言葉
ケリー・グリーン氏は「
計画性」の大切さを説いていた。
<計画には三つの要素がある。業務の「優先順位」を決めること、時間の「管理」
をすること、そして計画を楽に遂行できるように十分「準備」すること。>
どうせ計画を立てても変化が激しすぎて直ぐに崩れてしまう。だから計画を立て
てもあまり意味がないという経営者も中にいる。
確かに今は、数ヶ月先の経済状況を予測することすら難しい。だからといって
「
計画性」を軽視するのはいかがなものかと思う。
【4】「
計画性」なる
コンピテンシー発揮の威力!
計画を重視し、重点志向し、進捗を管理することは、会社の経営計画を実践する
場合に重要になる。ビジネスマンの
目標管理や業務課題を実践する場合にも極め
て重要だ。ビジネスを離れた人生においても人生計画を持ち、人生目標を目指し
て生きることは尊い。
「アドバルーンぶち上げ型」の会社は、はっきり言ってあまり業績は良くない。
場当たり的で出たとこ勝負だからだ。ビジネスマンなら仕事の出来ない社員の典
型的パターンだ。
計画があればどれから真っ先にやるべきか、「優先順位」が見えてくる。優先度
の高いものを実行するからこそ大きなのパフォーマンス(成果)が得られるので
ある。
是非、「
計画性」なる
コンピテンシーを磨いてほしい。
【5】今日のまとめ
1.「
計画性」は企業体質のモノサシの一つであること。
2.計画は変更しながら回すもの、つまり「ローリングプラン」と心得るべきこ
と。
3.できるビジネスマンは仕事上で「
計画性」を発揮していること。「PDCA」
を上手に回していること。
4.計画は5W1Hで立案すること。中でも「いつまで」、「誰が」を重視する
こと。
5.「
計画性」を発揮すれば優先順位が明確になり、優先度を加味して実行すれ
ばパフォーマンスが最大になることが期待できること。
6.人生においても「
計画性」を発揮することが大事であること。必ず「転ばぬ
先の杖」になってくれるから壁にぶつかっても克服できること。
【6】編集後記
計画を立てることはやろうと思えばできるが、計画に沿って実行するのが実は難
しい。「三日坊主」ということわぞがあることからも分かる。
例えば、人生計画として50歳になったらスビンアウトして自営の道に進もうと考
える人もいる。あるいは原則として
定年までこの会社で働くが、もし途中でリス
トラされたらスムーズに転職できるように有意義な資格を取得しておこうと考え
る人もいる。
自営の準備にせよ、もしものリストラに備えるにせよ、綿密に計画を立てて実行
している人は路頭迷わない意確率が高くなる。人生においても「
計画性」なるコ
ンピテンシーはとても大事なのである。
次回に続く
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
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彩愛コンサルピア代表 下山明央
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コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・
管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非
ともお読みいただきたいと思います。
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<今回のメニュー>
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【1】計画性は企業体質のモノサシの一つ!
【2】「計画性」なるコンピテンシーの定義付けと行動基準!
【3】賢人のことば!
【4】「計画性」なるコンピテンシー発揮の威力!
【5】今日のまとめ
【6】編集後記
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行動特性を変えてみてください。きっと昨日までの自分とは違った自分に出会いま
す。そして成果に貢献できます。あなたも会社も大きく成長できるのです。
【1】計画性は企業体質のモノサシの一つ!
1.場当たり的な会社は多い!
業績が良くなると人員を増やす。業績が悪くなったら直ぐにリストラする。何のた
めらいもなくそれを繰り返す。労務戦略がないから人材育成計画もない。
企業の不祥事が起こるたびに「企業体質」が話題になる。一体、企業体質のモノサ
シは何なのだろうか。
□ 問題は何かを掴む力(問題把握力)があるかどうか
□ 計画を重視する力、計画力があるかどうか
□ プロセスを重視する力があるかどうか
□ 重点志向する力があるかどうか
□ 全員がシステム志向する力(仕組み構築力)があるかどうか
上記の五つが企業体質を占うモノサシとして適切ではないかと思う。経営トップが
計画を重視しない会社では社員も計画を重視しない。場当たり的で、出たとこ勝負
というタイプなのだ。
2.計画は変更しながら回すもの!
計画は変更しながら回すものと心得ることだ。短期の年度計画でさえ、三ヶ月も経
たないうちに変化して現状にそぐわなくなることはよくある。だから多くの会社で
は四半期計画と称して一年を三ヶ月単位で区分し、計画を見直していく。計画を変
更しながら回すことを「ローリングプラン」と称する。
ビジネスマンも会社の計画が変わるのであれば、自身の業務計画や目標管理の計画
を大いに変更すべきなのだ。会社でのビジネスマンとしての活動計画だけでなく、
時には人生の計画も見直す必要があろう。
東京電力の社員はあまりにも恵まれすぎていて、「ゆりかごから墓場まで」完全に
保障されていた。しかし原発事故を境に、多少の賃金カットや世間の避難もあり、
不満だとしてここ一年間で自主的に約500人が辞めたそうだ。人生計画を持ち、万が
一東電を辞めざるを得なくなったときの再就職の準備をしていた人は恐らく皆無だ
ろう。厳しいことを言うようだが彼らが他社で使いものになるとは思えない。
□ できるビジネスマンとして仕事上で「計画性」を発揮している
□ PDCA(Plan Do check Action)を上手に回す
□ 反省点を吟味して次のPDCAに生かす
□ ひそかに人生計画を練り上げて実行している
□ 大きな壁にぶつかっても華麗に変身し、生き延びる術を持つ
会社のビジネスにおいては、PDCAをスパイラルアップさせることが大事だ。同
じ手法を人生においても適用することだ。今の時代、終身雇用はまずありえない。
いつ、どんな境遇になるか分からないのだ。人生計画をしっかり練って実行してい
ればいざというときもあわてなくて済むはずだ。
【2】「計画性」なるコンピテンシーの定義付けと行動基準!
「計画性」とはどのように定義すればよいのだろうか。自分流に定義を考えてほし
い。
1.「計画性」の定義付けの例
例えば「何かを行うにあたり、方法・手順、日程、場所、実行者などを考えて企て、
見えるようにすることを習慣化すること」と決めるのもいいだろう。
多くの会社では、「計画は5W1Hで立てろ」と教えている。中でも「いつ」、
「誰が」がもっとも大切だ。これが曖昧だと実行はおぼつかないからだ。
2.行動基準の例
<行動基準の例>
□ 何をなぜ、いつまでに完了しなければならないかを明確にする
□ 方法・手順、日程、場所、実行者を考えて見える形で線引きする
□ 線引きした計画の進捗を管理し、遅れがあれば挽回策を講じる
□ 挽回が厳しいときは上司に相談したり実力者にヘルプを求める
□ 実績を確認・評価し、反省点を明確にする
□ 反省点を次の計画に盛り込む
上記のいくつかを組み合わせて行動基準してもかまわない。計画性のない人はぶ
っつけ本番の出たとこ勝負になってしまう。よしんばうまくいってもたまたまと
いうことになりはしないか。「計画性」を持って仕事をする人は必ず成長する。
人生だって「転ばぬ先の杖」ができている分、何とかなるのではないかと思う。
定義付けと行動基準を決めて実行すれば、もう昨日までの自分ではなくなるわけ
だ。
【3】賢人の言葉
ケリー・グリーン氏は「計画性」の大切さを説いていた。
<計画には三つの要素がある。業務の「優先順位」を決めること、時間の「管理」
をすること、そして計画を楽に遂行できるように十分「準備」すること。>
どうせ計画を立てても変化が激しすぎて直ぐに崩れてしまう。だから計画を立て
てもあまり意味がないという経営者も中にいる。
確かに今は、数ヶ月先の経済状況を予測することすら難しい。だからといって
「計画性」を軽視するのはいかがなものかと思う。
【4】「計画性」なるコンピテンシー発揮の威力!
計画を重視し、重点志向し、進捗を管理することは、会社の経営計画を実践する
場合に重要になる。ビジネスマンの目標管理や業務課題を実践する場合にも極め
て重要だ。ビジネスを離れた人生においても人生計画を持ち、人生目標を目指し
て生きることは尊い。
「アドバルーンぶち上げ型」の会社は、はっきり言ってあまり業績は良くない。
場当たり的で出たとこ勝負だからだ。ビジネスマンなら仕事の出来ない社員の典
型的パターンだ。
計画があればどれから真っ先にやるべきか、「優先順位」が見えてくる。優先度
の高いものを実行するからこそ大きなのパフォーマンス(成果)が得られるので
ある。
是非、「計画性」なるコンピテンシーを磨いてほしい。
【5】今日のまとめ
1.「計画性」は企業体質のモノサシの一つであること。
2.計画は変更しながら回すもの、つまり「ローリングプラン」と心得るべきこ
と。
3.できるビジネスマンは仕事上で「計画性」を発揮していること。「PDCA」
を上手に回していること。
4.計画は5W1Hで立案すること。中でも「いつまで」、「誰が」を重視する
こと。
5.「計画性」を発揮すれば優先順位が明確になり、優先度を加味して実行すれ
ばパフォーマンスが最大になることが期待できること。
6.人生においても「計画性」を発揮することが大事であること。必ず「転ばぬ
先の杖」になってくれるから壁にぶつかっても克服できること。
【6】編集後記
計画を立てることはやろうと思えばできるが、計画に沿って実行するのが実は難
しい。「三日坊主」ということわぞがあることからも分かる。
例えば、人生計画として50歳になったらスビンアウトして自営の道に進もうと考
える人もいる。あるいは原則として定年までこの会社で働くが、もし途中でリス
トラされたらスムーズに転職できるように有意義な資格を取得しておこうと考え
る人もいる。
自営の準備にせよ、もしものリストラに備えるにせよ、綿密に計画を立てて実行
している人は路頭迷わない意確率が高くなる。人生においても「計画性」なるコ
ンピテンシーはとても大事なのである。
次回に続く
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