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自転車通勤でも通勤手当が支給される?





2015年6月15日号 (no. 881)
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---3分労働ぷちコラム---
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本日のテーマ【自転車通勤でも通勤手当が支給される?】
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自転車通勤通勤じゃない?


通勤する手段というと、電車、バスを利用する人が多いでしょうか。中には徒歩で通勤する人や自転車で移動する人もいるでしょうね。

仕事で交通機関を利用すると通勤手当が支給されるところが多いのですが、通勤手当の支給対象が電車、バス、自家用車に限定されていて、燃料が要らない自転車は対象外になっている。これが一般的なのではないかと思います。

しかし、会社によっては、自転車での通勤であっても交通費が支給されるところがあります。「運賃が要らないし、燃料も使わないのに、なぜ交通費が出るんだ?」と思うところですが、自転車通勤に対して通勤手当を支給する会社は現実にあります。

私も学生の頃、自転車通勤する職場があれば、電車で通勤する職場もありましたが、自転車通勤交通費が支給された経験はありません。やはり、「自転車は燃料を使わないし、運賃もかからない。だから交通費を支給する必要はない」という考えが一般的なのでしょう。

では、なぜ、燃料を要しない自転車を使って通勤する人に交通費を支給するのでしょうか。





自転車通勤交通費を支給する目的。


目的は3つあります。1つは、通勤手当に関する不正を減らす目的。2つ目は、自転車のメンテナンス費を補填する目的。3つ目は、自転車を買い換える費用補助する目的です。

他にも考えられる目的はあるでしょうが、私が考える目的は上記の3つです。

1つ目の不正を防ぐ目的という点について。電車通勤だと交通費が支給されるが、自転車だと支給されないとなると、自転車通勤しているにもかかわらず電車を使っていると申告し、通勤手当を詐取する人が出てきます。

電車に乗って来ていると申告して交通費を受け取っているのに、実際は自転車で会社まで来ている。こういう人、意外といます。学生の頃、バイト先に、自転車で来ているのに交通費が支給されている人がいて、「電車で来ていることにしているけれども、自転車の方が早いのでそのままにしている」とのことでした。

不正に通勤手当を受け取ると、不正利得で返還請求される場合がありますし、就業規則に基いて懲戒処分されることもあります。

自転車での通勤にも手当が支給されるとなると、上記のようにセコいことをしなくても、他の通勤者と同様に手当が支給されるので、悪いことをする人が減ります。


2つ目、自転車のメンテナンス費を補填するという点について。自転車も長い間乗っていると、色々と消耗します。タイヤの溝がなくなってくれば交換しますし、ブレーキパッドも擦り減ってきたら交換しないといけない。また、パンクした時はその修理費用もかかります。

もちろん、自転車通勤だけで使っているわけではないのでしょうが、通勤で消耗させている部分もありますから、それを補填する目的で自転車通勤通勤手当を支給するわけです。


3つ目、転車を買い換える費用補助する目的について。この目的で交通費を支給するのがもっとも良いですね。不正を防ぐためというと、性悪説な考え方ですし、あまり気分が良いとも思えません。しかし、毎月の交通費は、将来時点で新しい自転車を購入するための費用を一部負担していると考えれば、なかなか嬉しい感じがします。このような前向きな動機を与えて労務管理を行うと好感を抱きます。

月額500円だったら、年間で6,000円。2年だと12,000円、3年だと18,000円です。質が良い自転車だと3年は十分に乗れます。中には10年ぐらい同じ自転車に乗っている人もいます。

私も、もう廃棄しましたが、約20年ほど乗っていた自転車があったが、随分と長持ちしましたね。パンクを修理し、タイヤを交換し、さらには後輪タイヤのリムまで交換して長々と乗っていましたが、ある日、ペダルのクランクが折れてしまい、古い自転車だったため、交換用の部品がなく、新しい自転車に乗り換えました。部品があったら、まだその自転車に乗っていたかもしれません。

3年で18,000円ですから、今ならば2万円程度で上等な自転車を購入できるので、自転車の購入費を補助していると考えれば、月額500円の通勤手当でも悪くないでしょう。





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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。


タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
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そんな悩みをどうやって解決するか。

そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。


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残業で悩んでいませんか?

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例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。

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「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。


『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160307HT



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