こんにちは。社会保険労務士の田中です。
スタートアップ企業の支援に力を入れています。
☆☆ はじめに ☆☆
このコラムでは、成長ステージにあるスタートアップ企業に
人事・労務面のアドバイスをご提供しております。
『会社と社員の安定した関係』と『急ぎ過ぎない着実な会社成長』を
ぜひ、実現して頂きたいと思います。
また、当所ではスタートアップに向けた無料相談などの
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☆☆☆ 第13回 去る者は追わず、か? 引き止めるべきか? ☆☆☆
創業から間もない企業では、従業員が定着しないこともあります。
目の前の仕事をこなすために、自社にはふさわしくない
人材を慌てて採用することも決して少ないことではありません。
創業メンバーに採用の経験者がいない場合はなおさらです。
ミスマッチ採用は、きわめて短期間の勤務で退職に至ることもあり、
会社にとっては次の人を採用して、その人が仕事を覚えるまでの
数ヶ月間、会社成長がストップすることになりかねません。
退職した従業員も次の職場が見つかるまでの期間が無駄になります。
もし、貴社でようやく採用できた人材が、退職を申し出て来たときには
どのように対応すればよいでしょうか?
まず、退職を希望する従業員は引き止めない事をお勧めします。
退職の意思を持ったという事は、会社に対して不満や不安があるからです
一度、退職の意思を持った場合、説得しても翻意は期待できません。
仮に、本人がまだ退職を迷っている段階で相談を受けた場合は、
引き止められる事もありますが、本人の不満と不安の原因となった事が
会社から取り除くことができない限り、退職は時間の問題でしょう。
引き止められたとしても、不満や不安を持った従業員の仕事の生産性は
低下するおそれがありますし、周囲の従業員にも悪影響を与えかねません。
会社としては、本人が不満や不安の原因や、会社の問題点を
指摘してくれたのであれば、それを真摯に受け止め、
会社を改善するきっかけとすべきでしょう。
(しかし、残念ながら退職時に正直に退職理由を申し出ることは、
大変に少ないことです。)
そして、短期間の勤務であったとしても、従業員への感謝を持って、
気持ちよく送り出してあげることが望ましいです。
もちろん、後任者の選定や引き継ぎもありますので、
退職を申し出てから一定期間は在籍してもらえるように、
話し合いをすることはできます。
そして、その期間はお互いのためにも短期間が望ましいです。
また、「来る者は拒まず、去る者は追わず。」と言いますが、
「去る者は追わず」はその通りでしょう。
しかし、「来る者は拒まず」は採用時には避けるべきでしょう。
「来る者は拒まず」ではなく、「来る者はよく選ぶ」
どんなに人手が足りずに困っていても、
「来る者」は選ばないと、お互いに不幸なことだと思います。
スタートアップでは、最初の採用に失敗するケースも散見されます。
当所の「スターターセット」では、面接の立ち合いも行っています。
よろしければご活用ください。
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今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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田中事務所 特定社会保険労務士 田中理文
(立川・渋谷・新宿 で主に仕事をしています。)
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☆☆☆☆ スタートアップの人事・労務 ☆☆☆☆
他にも、次のようなコラムがあります。よろしければ、お読みください。
1 スタートアップの人事・労務 1 なぜ、労災保険は必要か?
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2 スタートアップの人事・労務 2 雇用保険はどのように役立つか
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3 スタートアップの人事・労務 3 人を採用する前後のアクション
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7 スタートアップの人事・労務 7 フリーな勤務と裁量労働制
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10 スタートアップの人事・労務 10 助成金との適正な距離
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11 スタートアップの人事・労務 11 地味だけど大切な労使協定1
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