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時間外労使協定(36協定)

━━━ 小規模企業の普通の会社化計画 ━━ No.43 ━━━━
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■■□     『 時間外労使協定36協定) 』
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■■□         http://www.onyx.dti.ne.jp/~kinotaka/
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2005/9/14 ━


≪ 残業の法律知識 ≫ についてお送りしています。

今回は、時間外労使協定36協定)についてです。

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■時間外労使協定36協定

労働基準法では、1週40時間・1日8時間を超えて働かせてはい
けないことになっています。

残業代をキチンと支払っておけばいいんじゃないの?」とおっし
ゃる方もいるのですが、本当は時間外労使協定、いわゆる36(サ
ブロク)協定というものが必要で、これを労働基準監督署に届出な
ければなりません。


■効果

36協定を提出しないで、1週40時間・1日8時間を超えて働か
せると、労働基準法違反となって、6ヶ月以下の懲役又は30万円
以下の罰金が科せられます。そこで、36協定労働基準監督署
届出ることで、この罰則が免除されます。


■届出た方が良いもう1つの理由

労働基準監督署の調査が入ったら、必ずと言って良いほど、この3
6協定の有無をチェックします。そこで、もし、なかったら「36
協定がないくらいだから、他の所も不備があるんじゃないか」と余
計な所まで調査が及ぶ可能性大です。

労務管理上、基礎的なことですので、必ず毎年届出るようにしてく
ださい。ご希望がありましたらサンプルを差し上げます。就業規則
は10人以上の会社に届出義務がありますが、36協定は1人でも
社員がいれば提出しなければなりません。


■上限時間

36協定では、1週40時間・1日8時間を超えて働かせる時間を
協定するのですが、上限時間が次のように定められています。

・1ヶ月-45時間
     (1年単位の変形労働時間制の場合は42時間)
・1年-360時間
     (1年単位の変形労働時間制の場合は320時間)
・その他、1週間とか、2週間とか、3ヶ月とか色々ありますが、
 ここでは省略しておきます。

この時間は、1週40時間・1日8時間を超えて働かせる時間のこ
とで、所定労働時間(会社で定めた労働時間)を超えて働かせる時
間ではありませんので、念のため。

で、協定した時間を超えて働かせてはいけません。超えたからとい
って、超えて働かせた分の残業代をカットすると、二重で法律違反
になってしまいます。



今回は以上です。






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【発行元】キノシタ社会保険労務士事務所 木下貴雄
〒599-8238 大阪府堺市土師町1-23-20-301
Tel 072-281-1276
URL http://www.onyx.dti.ne.jp/~kinotaka/
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