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労務管理

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報酬月額について。

最終更新日:2011年12月15日 13:01

初歩的なことをお聞きしますが、ご教示願います。

報酬月額を決定するにあたり、基本給、その他手当てに加え、交通費も加算しなければいけないと思うのですが、例えば20万の月給者が2名いるとして、交通費が大幅に違うとします。それにより等級が200千円と220千円になってしまうのはしょうがないことでしょうか?
交通費が支給されたところで、定期代として消えてしまうので、実際は収入ではない気がするのですが、同じ給与額でも保険料が違ってしまうのは腑に落ちない社員もいまして・・・。

すみませんが、よろしくお願いします。

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Re: 報酬月額について。

著者まゆりさん

2011年12月15日 13:34

こんにちは。

お気持ちはすごくわかるのですが、現行制度上、交通費の差異により等級が変わってしまうことは、やむを得ないことと思います。
税法上と同様、通勤距離によって収入とみなさない限度枠があればいいのですが、保険制度上は「総支給額=報酬月額」によって、標準報酬月額を決定する仕組みとなっていますので・・・。
私も手続きをしていて腑に落ちないことは多々経験がありますが、法や制度がそのように決まっている以上、どうすることもできません。


残念なお話で恐縮ですが、ご参考になれば幸いです。

Re: 報酬月額について。

著者プロを目指す卵さん

2011年12月15日 13:44

交通費」とは、文面からすると「通勤費」あるいは「通勤手当」のことと思います。

通勤費」は報酬の範囲に含まれますから、報酬月額を算定する際には含めなければなりません。
通勤費の支給は会社の自由裁量ですから、支給しなくても構いません。20万円に1万円の通勤費分を考えて21万円を基本給として支給するが、通勤費はその中から自分で払って下さいとなった場合、21万円の内1万円は収入ではないと言えるでしょうか。

派遣社員はどうでしょう。派遣社員は通勤費の支給がないか、あっても一部というケースが大部分です。時給を基本とする給与の中から自分で払っています。しかも経費にすることができませんので収入から控除して税金を計算することもできません。

通勤費が支給されず自分で払っている側から見ると、通勤費を本来の給与とは別に支給されるということは、その費用を実質的には負担していないうえに、税額計算のうえでも課税されないのですから恵まれているとも考えられるのです。

報酬月額と通勤手当

著者いつかいりさん

2011年12月15日 21:21

特約がない限り、債務者(労働者)が債務履行労務提供)するうえでのかかる費用就業場所への移動費用)は労働者もちが原則です。

通勤手当はその特約として、労働者に支払われる賃金の一部をなします。使用者との特約がなければ自腹なわけで、遠方の人ほど手取りが減ることになります。

そのへんをどうお考えになるかです。

Re: 報酬月額について。

著者sakさん

2011年12月16日 10:24

私も腑に落ちない一人です。労務を担当していますが明確な答えが得られない為、社員にも「制度上仕方ない」としか答えられません。この場を借りて、教えて下さい。なぜ通勤に係る費用報酬月額算定に加わるのでしょうか?

Re: 報酬月額と通勤手当

>まゆり様
>プロを目指す卵様
>いつかいり様

ご教示ありがとうございます。
納得いかない部分も致し方ないことなのですね・・・。
交通費賃金とみなされるとあれば、納得せざるを得ないですね。交通費が本来、労働者もちだということは知りませんでした。支給していただけるだけ、良いのかもしれません。
勉強になりました!

>sak 様

同じ給与でも等級に差が出てしまうのは私も不思議でしたが、どうやら仕方の無いことみたいですね・・・。
こういうものだと受け止めて、今後も共にがんばっていきましょう!

Re: 報酬月額と通勤手当

著者rentoさん

2011年12月16日 12:01

そもそも給与の場合に通勤手当が税法上非課税になる事事態が特別なのであって、その特別を当たり前だと思って他にも適用しろと思っている事に問題があるのではないでしょうか。

必要経費の控除は給与所得控除でなされているので給与所得者は通勤費に関しては優遇されていると考えられます。

通勤手当の支給を一定額にし、非課税とせず扱えば平等になりますが、それでもよければと問うのはいかがでしょう。

Re: 報酬月額と通勤手当

著者T.Oさん

2011年12月16日 13:15

らりるー様

こんにちは。
別視点からひと言お話します。

みなさん保険料の支払いの観点からのみお話されていますが、老齢厚生年金障害厚生年金遺族厚生年金も同様ですが)として受給できる額を考えると、報酬月額は多いほうが得だとも言えます。(確かに健康保険については、損するだけですが)

昨今、年金支給開始年齢の68歳への引き上げが議論されたこともあり(今回は取り下げられましたが、いつか再燃するかも知れません)年金制度そのものへの不信感が高まっていますが、「将来なにかがあって反故になるかもわからない」という可能性を考え出すとキリがありません。
あくまでも、現行制度を前提として、メリットとデメリットを考えるべでしょう。

以上のことを、その社員の方にお話してみてはいかがでしょうか。

Re: 報酬月額と通勤手当

>rento様

お返事が遅くなり、申し訳ありません!
確かにおっしゃる通りかもしれません。
一人がわがままを言えばキリがないので、納得してもらうよう浸透させようと思います。

ありがとうございました!

Re: 報酬月額と通勤手当

>T.O様

お返事が遅くなり、申し訳ありません!

そういった視点から考えるのは思いつきませんでした。目先の損得にとらわれ過ぎていたようです・・・。
将来的なことを考えれば、納得もいきます。
とはいえ、将来が約束されているわけではないのですが、現状のやり方でいろんな視点で考えるべきですね。
非常に勉強になりました。

ありがとうございました!

Re: 報酬月額と通勤手当

>T.O様

お返事が遅くなり、申し訳ありません!

そういった視点から考えるのは思いつきませんでした。目先の損得にとらわれ過ぎていたようです・・・。
将来的なことを考えれば、納得もいきます。
とはいえ、将来が約束されているわけではないのですが、現状のやり方でいろんな視点で考えるべきですね。
非常に勉強になりました。

ありがとうございました!

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