相談の広場
A会社(A社)から請負業務の商談があり、総務の一業務(文書交換)をお願いしたいとのことでした。現在A社の社員がその業務を担当していますが、その社員を当社に出向で受け入れることが条件とされました。作業量としてはもう1人工必要になるので、こちらは当社社員で対応することにしています。当社は該当業務においては実績もあり、業務の見直し(設計変更)を図りすすめていこうと考えています。俗に言う「アウトソーシング」の考え方です。
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> A会社(A社)から請負業務の商談があり、総務の一業務(文書交換)をお願いしたいとのことでした。現在A社の社員がその業務を担当していますが、その社員を当社に出向で受け入れることが条件とされました。作業量としてはもう1人工必要になるので、こちらは当社社員で対応することにしています。当社は該当業務においては実績もあり、業務の見直し(設計変更)を図りすすめていこうと考えています。俗に言う「アウトソーシング」の考え方です。
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質問の内容を整理すると、A社から業務委託を受けた仕事をA社からの出向者(在籍出向)とJOYさんの会社の社員にて行うとのことと解釈いたしますが、よろしいですか。
出向が偽装請負にならないためには、
A社とJOYさんの会社間で出向契約を締結し、
①出向者と出向先(JOYさんの会社)との労働契約関係が成立し、出向先が指揮命令して使用する。
②出向先が賃金の支払いをする。
③出向先の就業規則を適用する。
④出向先で社会・労働保険に加入させる。
等のことが必要と思われます。
また、その前に別途、A社とJOYさんの会社間で「業務委託契約」の締結も必要です。
私の知る限りで回答しました。ご参考にして下さい。
> A会社(A社)から請負業務の商談があり、総務の一業務(文書交換)をお願いしたいとのことでした。現在A社の社員がその業務を担当していますが、その社員を当社に出向で受け入れることが条件とされました。作業量としてはもう1人工必要になるので、こちらは当社社員で対応することにしています。当社は該当業務においては実績もあり、業務の見直し(設計変更)を図りすすめていこうと考えています。俗に言う「アウトソーシング」の考え方です。
○偽装出向とは、派遣会社社員を派遣契約ではなく派遣先へ出向契約で働かせることです。本来出向とは、子会社や関連会社等のグループ会社間でのみ認められるとされる解釈があり、派遣先への出向は認められません。
派遣先の指揮命令権者が、形だけ派遣元の会社へ出向させて今まで通りに働くということで偽装派遣を免れようとする動きもありますが、これも偽装出向となるでしょう。
○総務の一業務を請負というのは、大変無理があります。
請負とは、労働の結果として仕事の完成を目的とするもの(民法632条)です。
また、注文主と労働者との間に指揮命令関係が生じないという点です。
総務の仕事は、会社の要として、経営者(上司)の指揮命令下で、全体を動かす業務がありますので、
①仕事の完成
②指揮命令
この2点だけをみても、「派遣業務」に該当する可能性が大です。
下記ホームページにおいて、パワーポイントで「概要」をまとめてみましたので、ぜひ、一度参考にご覧下さい。
藤田行政書士総合事務所
行政書士 藤田 茂
http://www.fujita-kaishahoumu.com/
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