2014年9月3日号 (no. 844)
3分労働ぷちコラム バックナンバーはこちら
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本日のテーマ【『ブラック企業』という攻撃手段を得た働くヒトたち。】
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■新しい攻撃手段。
ブラック企業大賞という企画まで登場したほど有名になったブラック企業という言葉。2012年から企画が始まり、2014年もこの企画は続いています。
ブラック企業大賞
http://blackcorpaward.blogspot.jp/
ブラック企業大賞 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E4%BC%81%E6%A5%AD%E5%A4%A7%E8%B3%9E
2009年か2010年頃からジワジワとブラック企業という言葉がネットでは登場し始め、2014年の現在では、もう定着した言葉になっている感があります。
とはいえ、新聞やテレビでは、企業が広告主であるためか、めったにブラック企業という言葉は登場しません。一方、ネットでは、3日に1度ぐらいならば見るのではないかと思えるほどブラック企業という言葉が出てきます。
ワタミ
株式会社では、2014年3月期に上場来初めて赤字になり、その原因としてブラック企業という風評が影響したと説明されていたのが印象的でした。しかし、テレビや新聞ではブラック企業という言葉はほとんど見聞きしませんし、ブラック企業という風評がどれほど商売に影響するのかは定かではありません。経営者が自分に対する責任を転嫁するためにブラック企業という風評を利用したとも考えられますから、風評の影響がどれほどのものなのかはハッキリと分からないのが実際のところです。
とはいえ、ブラック企業と評価されると、社員が減ったり、お客さんが減ったりと、何らかの影響が出るというならば、働く人にとっては、ブラック企業という評価をすることで、企業に対する一種の攻撃をしているのではないかと思えます。
■働く人が持つ「3つの武器」。
働く人が企業を攻撃するというとピンと来ないかもしれませんが、「攻撃」ではなく交渉と言い換えれば分かりやすいでしょうか。
社員が会社と交渉する際の代表的な手段は、
1,
労働組合。
2,法律(
労働基準監督署や各種専門家の利用も含む)。
この2つが良く知られているのですが、そこにブラック企業という評価が加わり、
3,会社をブラック企業と評価する。
この3つが働く人の主な交渉手段になったのではないでしょうか。
企業に対するブラック企業という評価は、ルサンチマンに基づいた攻撃手段という感は否めないものの、法律を使って個人で交渉しにくい人、
労働組合を頼りにできない人の場合、3つ目の選択種であるブラック企業という評価を使えます。
労務管理で何らかの不備や法律違反の部分が見つかれば、そこをきっかけにしてブラックだと評価できるので、法律や
労働組合を使うよりも簡単かつ手軽に企業を攻撃できます。
ただ、ブラック企業という言葉は主にネットで使われるものであり、ネットでは匿名のユーザーが多数です。その環境で、基準や定義が曖昧なブラック企業という言葉を使い、匿名で企業を攻撃するのは、私はあまり好きな方法だと思いません。
とはいえ、「何か反抗する手段はないか」と考えた場合、
労働組合や法律を使って交渉するよりも、ネット経由でブラック企業だと騒いだほうが本人には負担が少なく、気は楽でしょう。
不適切な
労務管理をしている企業に最もダメージを与える方法は、ブラックだブラックだと言うことではなく、そういう企業から離れることです。働く人がいなくなった企業は商売できなくなり、自ずと市場から排除されますから、ブラック企業を根絶するには「辞める」のが一番の方法だと思います。
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メールマガジン【本では読めない
労務管理の"ミソ"】のご紹介
内容の一例・・・
『定額
残業代で
残業代は減らせるのか』
『15分未満の
勤務時間は切り捨て?』
『4週4日以外の
変形休日制度もある』
『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
『日曜日=
法定休日と思い込んではいけない』
『
半日有給休暇と
半日欠勤の組み合わせはダメ?』
『寸志は
賃金or贈り物?』
『ケータイは仕事道具か遊び道具か』
など、その他盛りだくさんのテーマでお送りしています。
本に書いていそうなんだけど、書いていない。
そんな内容が満載。
【本では読めない
労務管理の"ミソ"】
▽ ▽ <登録はこちら> ▽ ▽
http://www.growthwk.com/entry/2008/05/26/125405?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160307HT
※配信サンプルもあります。
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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。
タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで
勤務時間を集計しないといけない。
しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては
勤務時間の集計は悩みのタネですよね。
そんな悩みをどうやって解決するか。
そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。
Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても
勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。
始業や終業、
時間外勤務や
休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。
Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
や
出勤簿で
勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。
▽ ▽ < Clockperiodの利用はこちら > ▽ ▽
https://www.clockperiod.com/Features?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_clockperiod20160307HT
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残業で悩んでいませんか?
「長時間の残業が続いている」
「
残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い
残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、
割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に
勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は
勤務時間を短く、ある日は
勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。
『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160307HT
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ブラック企業大賞という企画まで登場したほど有名になったブラック企業という言葉。2012年から企画が始まり、2014年もこの企画は続いています。
ブラック企業大賞
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ブラック企業大賞 - Wikipedia
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2009年か2010年頃からジワジワとブラック企業という言葉がネットでは登場し始め、2014年の現在では、もう定着した言葉になっている感があります。
とはいえ、新聞やテレビでは、企業が広告主であるためか、めったにブラック企業という言葉は登場しません。一方、ネットでは、3日に1度ぐらいならば見るのではないかと思えるほどブラック企業という言葉が出てきます。
ワタミ株式会社では、2014年3月期に上場来初めて赤字になり、その原因としてブラック企業という風評が影響したと説明されていたのが印象的でした。しかし、テレビや新聞ではブラック企業という言葉はほとんど見聞きしませんし、ブラック企業という風評がどれほど商売に影響するのかは定かではありません。経営者が自分に対する責任を転嫁するためにブラック企業という風評を利用したとも考えられますから、風評の影響がどれほどのものなのかはハッキリと分からないのが実際のところです。
とはいえ、ブラック企業と評価されると、社員が減ったり、お客さんが減ったりと、何らかの影響が出るというならば、働く人にとっては、ブラック企業という評価をすることで、企業に対する一種の攻撃をしているのではないかと思えます。
■働く人が持つ「3つの武器」。
働く人が企業を攻撃するというとピンと来ないかもしれませんが、「攻撃」ではなく交渉と言い換えれば分かりやすいでしょうか。
社員が会社と交渉する際の代表的な手段は、
1,労働組合。
2,法律(労働基準監督署や各種専門家の利用も含む)。
この2つが良く知られているのですが、そこにブラック企業という評価が加わり、
3,会社をブラック企業と評価する。
この3つが働く人の主な交渉手段になったのではないでしょうか。
企業に対するブラック企業という評価は、ルサンチマンに基づいた攻撃手段という感は否めないものの、法律を使って個人で交渉しにくい人、労働組合を頼りにできない人の場合、3つ目の選択種であるブラック企業という評価を使えます。
労務管理で何らかの不備や法律違反の部分が見つかれば、そこをきっかけにしてブラックだと評価できるので、法律や労働組合を使うよりも簡単かつ手軽に企業を攻撃できます。
ただ、ブラック企業という言葉は主にネットで使われるものであり、ネットでは匿名のユーザーが多数です。その環境で、基準や定義が曖昧なブラック企業という言葉を使い、匿名で企業を攻撃するのは、私はあまり好きな方法だと思いません。
とはいえ、「何か反抗する手段はないか」と考えた場合、労働組合や法律を使って交渉するよりも、ネット経由でブラック企業だと騒いだほうが本人には負担が少なく、気は楽でしょう。
不適切な労務管理をしている企業に最もダメージを与える方法は、ブラックだブラックだと言うことではなく、そういう企業から離れることです。働く人がいなくなった企業は商売できなくなり、自ずと市場から排除されますから、ブラック企業を根絶するには「辞める」のが一番の方法だと思います。
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『15分未満の勤務時間は切り捨て?』
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『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
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『残業管理のアメと罠』
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