2015年10月14日号 (no. 899)
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本日のテーマ【タイムカードがウソをつく。】
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■信じる人は騙される。
勤務時間を記録する方法としてはタイムカードが一般的だが、あのカードに印字された情報が客観的な記録だと思っている人は意外といる。
打刻機のボタン(始業か終業を選ぶ)を押して、細長いカードを入れると、ウィーン、ウィーン、ガガッと音がして、時間が印字される。それを始業時と終業時に行い、
勤務時間を記録する。
カードには
始業時間と終業時間が日別に記録されているのだが、この時間は正確なのかどうか。タイムカードは
勤務時間を記録した客観的な証拠だと思っている(もしくは思い込んでいる)人もいるが、記録された情報が正しいとどうやって分かるのだろうか。
例えば、
始業時間が10:28と記録されていたら、仕事を始めた時間は10時28分ということだが、本当にその時間から仕事は始まったのか。また、終業時間が17:09と記録されていたら、その時間に仕事が終わったと考えていいのだろうか。
もし、10時28分よりも前に仕事を始めていたらどうか。10時28分よりも前に朝礼をやっていたら。10時28分よりも前に仕事の下準備を始めていたら。
タイムカードには10:28と書かれているが、その時間に仕事が始まったかどうかはタイムカードだけでは分からない。これは終業のときも同じ。
■正しいならばノートに
勤務時間を書いてもOK。
始業時間前の仕事、終業時間後の仕事。これらが発生するとタイムカードに記録されている時間は正しくなくなる。
もっと高度なシステムを使えば正しい時間を記録できるのではと思えるが、ICカードや静脈認証を使っていても防げない場合がある。先に業務を開始して、その後に始業の時間を記録すれば、始業までの時間は記録には出てこない。終業の時も、先に時間を記録させ、その後も業務を続ければ、記録には残らない、いわゆるサービス労働になる。
勤務時間に関する不正を道具で防ぐのは難しい。入退場ゲートを設けたり、監視カメラもセットで使い、記録された時間の正確さを
担保しようと思えば可能ではある。
正しく記録しているならば、ノートに
勤務時間を記録するだけでもOKだ。学生の頃にとある飲食店で働いていたときは、タイムカードは無いし、ICカードなんてシロモノもなかった。どうやって
勤務時間を記録していたかというと、文房具店で売っているノートを使っていた。自分でボールペンを使って、始業と終業の時間を記入する。単純にそれだけ。
「ノートなんかで
勤務時間を記録したら、改ざんされ放題ではないの?」と思うだろうが、それは取り扱う人にとって変わる。悪いことをしようと思えば、立派な道具でも悪用しようとするし、キチンとしようと思えば、簡素な道具を使っても正しく時間を記録できる。手段ではなく、記録されている情報が正しいかどうか。ここが最も重要。
性悪説で物事に対応するのは良いことではないが、こと
勤務時間の記録については、正しくない可能性を常に疑うべきだ。
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メールマガジン【本では読めない
労務管理の"ミソ"】のご紹介
内容の一例・・・
『定額
残業代で
残業代は減らせるのか』
『15分未満の
勤務時間は切り捨て?』
『4週4日以外の
変形休日制度もある』
『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
『日曜日=
法定休日と思い込んではいけない』
『
半日有給休暇と
半日欠勤の組み合わせはダメ?』
『寸志は
賃金or贈り物?』
『ケータイは仕事道具か遊び道具か』
など、その他盛りだくさんのテーマでお送りしています。
本に書いていそうなんだけど、書いていない。
そんな内容が満載。
【本では読めない
労務管理の"ミソ"】
▽ ▽ <登録はこちら> ▽ ▽
http://www.growthwk.com/entry/2008/05/26/125405?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160307HT
※配信サンプルもあります。
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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。
タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで
勤務時間を集計しないといけない。
しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては
勤務時間の集計は悩みのタネですよね。
そんな悩みをどうやって解決するか。
そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。
Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても
勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。
始業や終業、
時間外勤務や
休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。
Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
や
出勤簿で
勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。
▽ ▽ < Clockperiodの利用はこちら > ▽ ▽
https://www.clockperiod.com/Features?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_clockperiod20160307HT
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残業で悩んでいませんか?
「長時間の残業が続いている」
「
残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い
残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、
割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に
勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は
勤務時間を短く、ある日は
勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。
『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160307HT
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本日のテーマ【タイムカードがウソをつく。】
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■信じる人は騙される。
勤務時間を記録する方法としてはタイムカードが一般的だが、あのカードに印字された情報が客観的な記録だと思っている人は意外といる。
打刻機のボタン(始業か終業を選ぶ)を押して、細長いカードを入れると、ウィーン、ウィーン、ガガッと音がして、時間が印字される。それを始業時と終業時に行い、勤務時間を記録する。
カードには始業時間と終業時間が日別に記録されているのだが、この時間は正確なのかどうか。タイムカードは勤務時間を記録した客観的な証拠だと思っている(もしくは思い込んでいる)人もいるが、記録された情報が正しいとどうやって分かるのだろうか。
例えば、始業時間が10:28と記録されていたら、仕事を始めた時間は10時28分ということだが、本当にその時間から仕事は始まったのか。また、終業時間が17:09と記録されていたら、その時間に仕事が終わったと考えていいのだろうか。
もし、10時28分よりも前に仕事を始めていたらどうか。10時28分よりも前に朝礼をやっていたら。10時28分よりも前に仕事の下準備を始めていたら。
タイムカードには10:28と書かれているが、その時間に仕事が始まったかどうかはタイムカードだけでは分からない。これは終業のときも同じ。
■正しいならばノートに勤務時間を書いてもOK。
始業時間前の仕事、終業時間後の仕事。これらが発生するとタイムカードに記録されている時間は正しくなくなる。
もっと高度なシステムを使えば正しい時間を記録できるのではと思えるが、ICカードや静脈認証を使っていても防げない場合がある。先に業務を開始して、その後に始業の時間を記録すれば、始業までの時間は記録には出てこない。終業の時も、先に時間を記録させ、その後も業務を続ければ、記録には残らない、いわゆるサービス労働になる。
勤務時間に関する不正を道具で防ぐのは難しい。入退場ゲートを設けたり、監視カメラもセットで使い、記録された時間の正確さを担保しようと思えば可能ではある。
正しく記録しているならば、ノートに勤務時間を記録するだけでもOKだ。学生の頃にとある飲食店で働いていたときは、タイムカードは無いし、ICカードなんてシロモノもなかった。どうやって勤務時間を記録していたかというと、文房具店で売っているノートを使っていた。自分でボールペンを使って、始業と終業の時間を記入する。単純にそれだけ。
「ノートなんかで勤務時間を記録したら、改ざんされ放題ではないの?」と思うだろうが、それは取り扱う人にとって変わる。悪いことをしようと思えば、立派な道具でも悪用しようとするし、キチンとしようと思えば、簡素な道具を使っても正しく時間を記録できる。手段ではなく、記録されている情報が正しいかどうか。ここが最も重要。
性悪説で物事に対応するのは良いことではないが、こと勤務時間の記録については、正しくない可能性を常に疑うべきだ。
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内容の一例・・・
『定額残業代で残業代は減らせるのか』
『15分未満の勤務時間は切り捨て?』
『4週4日以外の変形休日制度もある』
『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
『日曜日=法定休日と思い込んではいけない』
『半日有給休暇と半日欠勤の組み合わせはダメ?』
『寸志は賃金or贈り物?』
『ケータイは仕事道具か遊び道具か』
など、その他盛りだくさんのテーマでお送りしています。
本に書いていそうなんだけど、書いていない。
そんな内容が満載。
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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。
タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで勤務時間を集計しないといけない。
しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては勤務時間の集計は悩みのタネですよね。
そんな悩みをどうやって解決するか。
そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。
Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。
始業や終業、時間外勤務や休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。
Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
や出勤簿で勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。
▽ ▽ < Clockperiodの利用はこちら > ▽ ▽
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残業で悩んでいませんか?
「長時間の残業が続いている」
「残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。
『残業管理のアメと罠』
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