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給与振込みの手数料は自己負担? それとも会社負担?





2014年7月4日号 (no. 839)
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http://www.soumunomori.com/profile/uid-20903/





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---3分労働ぷちコラム---
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本日のテーマ【給与振込みの手数料は自己負担? それとも会社負担?】
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■給与振り込みの手数料は300円です。えっ!?


給与の受け取り方法は会社ごとに違っており、現金で支給するところもあれば、給与振込みにするところもあります。さらには、給与の締め日や支給日もバラバラです。

会社によっては、入社時に給与を振り込む銀行を指定するように案内されることがあり、金融機関名、支店名、名義を所定の書類に書いてもらい、さらに通帳かキャッシュカードのコピーを会社に提出する。そうすると、給与が銀行に振り込まれるように設定されます。

ただ、振込口座の設定には若干のタイムラグがあり、最初の1ヶ月目や2ヶ月目は現金で支給して、その後は振り込みという会社も私の経験ではありましたね。


給与を金融機関に振り込んでもらうにあたって、その手数料をどうするかが会社によって異なります。

会社が手数料を負担してくれるものだと思いがちですが、これが必ずしもそうではないのです。




■必ずしも会社負担とは限らない。


会社が費用を負担し、本人は何も負担する必要が無い会社。手渡しの場合は費用は必要ないが、振り込みにする場合は、その手数料は本人負担という会社。他には、会社指定の金融機関の場合は手数料は無料だけれども、それ以外の金融機関を指定した場合は300円など。これは会社ごとに違っています。

もちろん、振り込み費用を本人の負担にしても法律に違反するようなことはありませんから構わないのですけれども、「給与振込みの手数料は会社持ちだ」と思っていると現実は違っているなんてこともあります。


私が経験したところでは、会社が指定する銀行に振り込むならば無料というケースがありました。指定外の金融機関を選択した場合は1回に150円から300円ぐらい必要だと説明を受けた記憶があります。おそらく、指定されていた銀行は、その会社が取引先にしている銀行だったのだと思います。

取引銀行だと、会社は融資契約を締結してお金を借りて銀行に利息を支払っているのでしょうから、その恩典として社員向けの給与振込み手数料を無料にしていたという可能性があります。もちろん、これは推測ですが、融資で得た利益をキャッシュバックする手段として振り込み手数料を無料にしても、銀行には利益が残るでしょうから、非現実的な取引ではありません。


他にも、よく知られている銀行はOKだけれども、信用金庫はダメという会社もありました。高校生の頃の経験ですが、「給与を振り込みにするから、銀行の通帳を持ってきてくれ」と会社の事務担当者から言われたので、後日、信用金庫の通帳を持って行ったら、しばらくして「信用金庫は振り込まれへんねん。だから、給与はキャッシュで渡すわ」と対応されたことがあります。

なぜ信用金庫には振り込みできないのか説明されませんでしたが、おそらく通常の商業銀行のネットワークと信用金庫のネットワークは別々に運用されていて費用が高いとか、そもそもシステム的に振り込めないなどの制約があったのかもしれません。もう20年ぐらい前のことですから、今は信用金庫でも振り込めるようになっているのかもしれません。


もちろん、どこの銀行でもOKという会社もあります。メガバンクOK、地方銀行もOK、信用金庫もOK、労働金庫もOK。そんな会社もあるはずです。

しかし、どこの会社でも同じようになっているとは限りません。振込手数料が不要なところもあれば必要なところもある。指定の金融機関ならば手数料は無料だけれども、それ以外は有料とか。有名な銀行には振り込めるけれども、信用金庫はダメとか。


小規模な会社だと、銀行振り込みではなく現金で渡すことが多いです。おそらく銀行の手数料でボリュームディスカウントが効かないため、社員数が少ない会社で振り込みにすると割高になる。だから、茶色の給与袋(茶色以外の袋を使っているお店もあった)で毎月の給与を渡すのかもしれません。他にも、ただ単に振り込みがメンドクサイという理由もあるかもしれませんが。

他にも、毎月の給与は振り込みだけれども、賞与は手渡しという会社もありますね。給与はさほどの額ではないけれども、賞与はドッサリと束になるので、手渡しにすると、受け取った人は「貰った」という感覚を得やすいらしいです。帰り道に強盗に襲撃されないかが心配ですけれども、満足感を演出する手法としては上手ですね。





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※配信サンプルもあります。


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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。


タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで勤務時間を集計しないといけない。

しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては勤務時間の集計は悩みのタネですよね。

そんな悩みをどうやって解決するか。

そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。


Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。


始業や終業、時間外勤務休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。

Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
出勤簿勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。

▽    ▽   < Clockperiodの利用はこちら >    ▽    ▽
https://www.clockperiod.com/Features?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_clockperiod20160307HT



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残業で悩んでいませんか?

「長時間の残業が続いている」
残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」

こういう悩み、よくありますよね。

ニュースでも未払い残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。

法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、割増賃金が必要になります。

とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?


毎日8時間の時間制限があると、柔軟に勤務時間を配分できませんよね。

例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。

仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。

でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。

「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。


『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160307HT



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